冠婚葬祭マナー

寒中見舞いで出産報告は大丈夫?文章はどう書く?喪中の人にもOK?

「年末に出産でバタバタして年賀状が送れなかった!
でも、親戚や知人や友人には挨拶だけはしておきたい」

という方の中には、
年が明けて寒中見舞いを出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そんな時、出産報告も兼ねていいのか、
また、同じはがきを喪中の人に送ってもいいのか悩みますよね。

そこで今回は、
寒中見舞いで出産報告をする時のマナーについて
気になることをまとめてみました。

  

寒中見舞いで出産報告しても大丈夫?

寒中見舞いは、暑中見舞いと同じような扱いで、

「寒いけれどもお身体は大丈夫ですか?」などと
気遣ったり、心配したりする季節の挨拶状の1つです。

だから、出産報告を寒中見舞いですることもマナー違反ではありません

お生まれになったお子様の写真を添えても大丈夫。

近頃では、
ネットで写真付き寒中見舞いを注文できるショップがあるくらいなので
寒中見舞いでお祝い事を報告することも一般的だと考えていいですよ。


この場合の文例は、こちらです。

寒中お見舞い申し上げます

寒さが一段と厳しくなります折 
何卒お体を大切にお過ごしください

恐縮ながら私事ではございますが 
昨年○月にを○○(長男、次女などの言葉)を授かり 
おかげさまで皆元気に過ごしております

ご報告と新年のご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げますとともに 
本年もよろしくお願い申し上げます


私も実際に、
友人の出産報告を写真付きでもらったことがあります。

その友人は、毎年年賀状のやりとりしていましたが、
その年だけなくて心配していました。

だけど、寒中見舞いで11月に出産したという報告を受けて、
嬉しかったですよ。

出産後で忙しかったんだろうなあって、
簡単に想像できました。

寒中見舞いで出産報告を喪中の人にするのはOK?

ただし、寒中見舞いを送る相手が喪中の場合には、
出産報告はしない方がいいです。

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一般的な文章での寒中見舞いにとどめておきましょう。

なぜなら、

相手によっては、「そこまでして出産報告がしたいの?」と
快く思わない方もいますし、
喪中の時にお祝いする気持ちにならない方もいるからです。


もし、あなたが相手の立場であったら、
「喪中の時にお祝いの知らせを受け取りたいか」
ということも考えてみてくださいね。

寒中見舞いは、相手を気遣うことが目的ですので、
相手が喪中の時には、お祝い事を書くのは控えた方が
マナーとしては無難
です。

迷うなら、書かないようにしましょう。


しかし、

写真を見せたいという気持ちも分かります。
自分が一生懸命生んだ子供ですもの!

そういう時は、
相手の喪中が明けた後の暑中見舞いや
来年の年賀状で送っても無礼ではありませんし、

また、出産報告が遅くなっては申し訳ないのであれば、
相手の喪中が明けてから、
はがきや手紙などで送ってはいかがでしょうか。


その時に、報告が遅れたことを
「○○様の喪中が明けてからご報告しようと思い、今になりました」
一文添えるといいでしょう。

よほどでない限り、
相手の方も、あなたの心遣いをわかってくれますので、
焦らなくていいですよ。




まとめ

寒中見舞いは季節の挨拶とはいえ、
近頃では近況を報告に使われることもあります。

一般的には暑中見舞いと同じように、
形式ばって考えることはありませんが、

年が明けた、1月という時期が時期なだけに、

喪中の方に対しては、
あなたの「出産を報告したい」という気持ちは押し付けないよう
相手方の心情を考えた方がいいですね。