病気

迷走神経反射とは?原因や症状をチェック!なりやすい人はどんな人?

こんにちは、ハナです。

 
 

「迷走神経反射」って聞きなれない言葉ですね。

 

しかし、腹話術でおなじみの「いっこく堂」さんが、

2016年3月に突然倒れ、「外傷性くも膜下出血」と

「両側前頭葉脳挫傷」のとなった原因となったのが、

この『迷走神経反射』でした。

 
 

特別なことのようですが、

いっこく堂さんは、それまで持病などは

持っていなかったそうです。

 
 

ではなぜいっこく堂さんが、迷走神経反射を発症してしまったのか。

 
 

実は、迷走神経反射とは、

誰にでもおこりうる現象だからです。

 
 

では、「迷走神経反射」がいったいどのような現象なのか、

原因や症状をまとめました。

 
 

また、「なりやすい人」のタイプも挙げていますので、

当てはまることがないかチェッしてみて下さい。

迷走神経反射とは?

では初めに迷走神経について説明します。

迷走神経とは?

まず、迷走神経とは、

脳から体内の臓器に広くつながっている神経のことで、

血圧を下げ、体を落ち着ける働きがあります。

 
 

迷走神経反射とは?

そして迷走神経反射とは、

この迷走神経が、何らかの刺激によって必要以上に働き、

血圧や心拍数が下がり、血液が脳に行き渡らなくなって

失神やめまいなどの症状が引き起こされる病気です。

 
 

ひどいときには、失神となってしまいます。

 
 

また、血管に関わる神経の病気なので

「血管迷走神経反射」と言われることもあります。

 
 

いっこく堂さんの場合も、突然倒れたそうですから、

迷走神経反射によって失神されたのだと

考えられます。

スポンサードリンク

迷走神経反射の症状は?

では、迷走神経反射が起こると、

どんな症状が出るのでしょうか。

[su_box title=”迷走神経反射の症状” box_color=”#d3f7b7″ title_color=”#0a0a0a”]・めまい

・ふらつき

・寒気

・瞳孔の拡大

・視野がぼやける

・顔面蒼白

・冷や汗

・嘔気

・湿疹

・けいれん

・耳鳴り

・生あくびが出る

・血圧低下や心拍数の低下

・落ち着きがなくなる

など[/su_box]

 

失神になる前には、前兆として

これらの症状が現れる人もいますが、

約3分の1の人は前兆もなく失神が起こるようです。

 
 

いっこく堂さんの場合も、顔面を強打されていますので、

前兆はなかったのでしょうかね。

迷走神経反射になりやすい人はどんな人?

では迷走神経反射になりやすい人は

どんな人なのでしょうか。

 
 

まず、迷走神経反射は、日常生活において、

次のことがあった場合に、発症することがあります。

 

[su_box title=”迷走神経反射になりやすい状況” box_color=”#88f3f4″ title_color=”#0a0a0a”]・長時間の立位(朝礼などで倒れる人がいます)

・排便や排尿で、いきんだ時

・暑い中での激しい運動

・強くストレスを感じること

・緊張する状態が長く続くこと

・脱水状態

・注射などの強い痛み

など[/su_box]

 
 

しかしこれらは、どんな人にもありえる状況ですよね。

 
 

そんな中で、特に次のタイプの人は、

迷走神経反射になりやすいとされています。

[su_box title=”迷走神経反射になりやすい人のタイプ” box_color=”#f1e73e” title_color=”#0a0a0a”]・睡眠不足

・お酒を飲む(お酒に弱い)

・同じ姿勢でいることが多い

・ストレスを感じやすい

・疲労している
[/su_box]

 

例えば、注射の痛みは皆同じように感じますが、

それに対し恐怖感や不安を持っている人もいますね。

 

また、エレベーターの中など狭いところが苦手な人は、

緊張状態が長く続き気分が悪くなる人もいます。

 

2a6077eda2239c7a2b8a0212f726e67a_s

 
 

私も、採血のときに血を見たときには、

背筋からぞくぞくして気が遠くなります。

 
 

つまり、起こっていることは皆同じだけど、

その人の状態や感じ方によって

迷走神経反射を引き起こすかどうかも変わってくるのです。

 
 

そのことから、若い人やうつを患っている人は、

比較的迷走神経反射を起こしやすいと言われています。

 
 

とはいっても、上記に挙げた「なりやすいタイプ」は、

誰にだって起こりうることです。

 
 

ですので、日頃からストレス発散や疲労回復など

自分でコントロールできる要因は取り除き、

予防していくことが望ましいですね。

実際に迷走神経反射の人の声

では、実際に迷走神経反射を発症した人の声をまとめました。

 

いっこく堂さんが迷走神経反射だということが世の中に広まって、

自分の症状が迷走神経反射だということがわかった方もいるようですね。

 
 

「病院に行くほどではないけど、なんでこういうことが起こるんだろう」

悩んでいた人にとっては、原因がわかってよかったと思います。

おわりに

迷走神経反射は、その人のたえうる極限になる前に発症することから、

「生命維持のための防衛反応」とも言われるようです。

体が防衛反応をしてくれる前に、

出来る限り体を大事にして予防していきたいですね。