
だんだん暑くなってきましたね。
となると、暑中見舞い。
でも、いつ送っていいのかあいまいになっている方も多いものです。
ここで確認して、相手に失礼のない時期に送りましょう。
暑中見舞いの時期はいつからいつまで?
暑中見舞いの、『暑中』とは、一年の中にある、二十四節気の中の「大暑(たいしょ)」にあたる時期の事です。
大暑の期間は、年によって違いますが、7月23日ごろから8月8日ころの「立秋」の前日までの約2週間をさします。
暑中見舞いは、この大暑の時期に出すのが正式なマナーです。
例えば、2017年は、7月23日から8月6日(立秋は8月7日)までとなります。
ですが、一般的には、この日にちまで忠実に守らなくても、「梅雨が明けてから立秋までの間」という認識が定着していますので、梅雨明け宣言が出てから暑中見舞いを出すといいでしょう。
むしろ、「いつまで」という期限の方をこだわることが多く、「立秋」を過ぎてから暑中見舞いを出すのは、マナーがない方とも思われる可能性があります。
もし、立秋を過ぎた場合には、どんなに暑くても『残暑見舞い』として出して下さい。
暑中見舞いは誰に出す?
暑中見舞いは、お中元の名残です。お中元を持って、訪問する代わりに、暑中見舞いのはがきを出すようになったという経緯があります。
お中元は、「普段お世話になっている人」に贈るものです。
ですので、暑中見舞いも、普段お世話になっている人に送りましょう。
例えば、このような方が考えられます。
・両親
・親族
・友人
・職場の上司
・恩師
・仲人
などです。
暑中見舞いの本来の意味は、「一番暑い時期に相手の健康を気遣い、見舞う」ということが主ですが、近頃では、結婚や子供の誕生の報告などを、写真付きで送る場合も多く、そういう人生のイベント事を報告する手段ともなっています。
暑中見舞いは、そういうことを報告したい人に向けて、送られるといいですよ。
私自身も、長男が誕生した時には、写真付きの暑中見舞いを送り、親族には喜ばれましたよ。
(ただし、ビジネス相手やただ、家族ぐるみの付き合いがない相手には、写真入りは避けた方が無難です。)
暑中見舞いの定型に添える一言コメント
暑中見舞いを作成する際には、定型文を使って、自分で印刷したり、プリント会社に注文したりしますよね。
しかし、それだと、儀礼的になりがちで、もらっても、なにか物寂しい気持ちになります。
そうならないように、たった一言でいいので、自筆で一文加えましょう。
また、相手の名前を付けると、受け取った方も、自分のことを考えて時間を割いて書いてくれたととても好印象ですよ。
一言添えるコメントは、次のようなことを書いてみましょう。
・日頃のお礼や、感謝の言葉
・自分の近況
・趣味に関すること
ここでは、暑中見舞いの定型文に添える一言コメントの例をご紹介します。
送る相手に合せて、ご参考にして下さい。
◆健康を気遣う言葉
・○○様、暑い日がまだまだ続きますが、体調を崩されませんようにお身体をご自愛くださいませ。
・○○様、暑い日が続きますが、夏バテにはくれぐれも注意して下さいね。
・○○様、今年は特に暑いですが、お変わりございませんか?早く涼しくなるといいですね。
・冷たいものの食べ過ぎには注意して下さいね。
◆日頃のお礼や、挨拶の言葉
・お義父さん、またお盆にお会いできることを楽しみにしています。
・○○様、先日はありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。
・○○様、近くにお越しの際は、気軽にお立ち寄りください。
・○○様、日頃はありがとうございます。今後ともご指導の程、よろしくお願いします。
・○○さん、ビールがおいしい季節になりましたね。飲みに行きましょう!
◆自分の近況
・今年の夏は、沖縄に行く予定です。楽しんできます。
・早くも日焼けして、背中の皮がむけています。○○さんも、ご注意くださいね。
・子供も学校に慣れ、元気よく行っています。
◆趣味や嗜好に関すること
・今年はジャイアンツが優勝するといいですね。
・ゴルフの調子はいかがですか、また一緒にプレーしましょうね。
・近頃は旅行に行っていますか?また旅の話を聞かせて下さいね。
まとめ
暑中見舞いは、7月23日前後から8月8日前後までの「大暑」にあたる時期に出します。一般的には、梅雨明けだと覚えておくといいでしょう。
また、暑中見舞いは、普段からお世話になっている方に向けて書きます。
自筆の一言コメントを添えることで、一層、心のこもった便りになりますので、ぜひ書いてみてください。
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