こんにちは、ハナです。
私は京都に住んでいるのですが、毎年年末年始になると舞妓さんたちが、足繁くお世話になった方に挨拶にいくニュースをみます。
同じ京都に住みながら、まるで別世界の出来事のようです。
そして、その舞妓さんらが挨拶にいく中の1人が、5代目井上八千代さん。
大勢の舞妓さんたち一人ひとりに声をかけ、丁寧に挨拶されている姿には、女性らしい品と強さを感じます。
そんな井上八千代さんが、10月17日のNHKテレビ「SWITCH」で黒柳徹子さんと対談されます。
芸事を極めたお二人がどのようなことを話されるのか、興味津々です。
しかしその前に、まだまだ知らない井上八千代さんについて、次のことをチェックしておこうと思います。
・井上八千代さんの夫について
・井上八千代さんの娘や孫について!
・井上八千代さんの家系図は?
・井上八千代さんの自宅はどこ?
どうぞよろしくお願いします!
井上八千代さんのプロフィール
生年月日:1956年11月28日
年齢:60歳(2017年10月時点)
出身:京都
井上八千代さんが舞の稽古を始めたのが2歳の頃。
14歳でなとりになり、20歳で祇園の舞踊教師に、そして2000年に5代目井上八千代を襲名されました。
井上八千代さんが襲名したのは、母親からではなく、祖母からだったそうです。
4代目井上八千代であった祖母がすでに95歳になられていたため、慌てて跡取りになって欲しいと旦那さんも巻き込んで懇願されたのだとか。
2013年には紫綬褒章受章、日本藝術院会員に選ばれ、2015年には(人間国宝)に認定されています。
祖母である4世井上八千代さんも、父であり観世流能楽師の片山幽雪さんも人間国宝なんだそうです。
ちなみに、井上八千代さんが引き継ぐ「井上流」は日本舞踊の流派の一つです。
日本舞踊の流派には、実に200以上もあるんだそうですが、その中の1つで幕末に「井上サト」さんという方によって創始されました。
そして京都で発展したことから『京舞』とも言われているようです。
井上流は、明治時代、三代目井上八千代さんの時に、祇園の都をどりの振り付けを担当することから広く知られる様になりました。
主に、祇園甲部に所属する芸妓さんや舞妓さんによって踊られ、毎年4月に行われる「都をどり」見ることができます。
京都を春に訪れたら、ご覧になってはいかがでしょうか。
井上八千代さんが結婚した夫について
5代目井上八千代さんは観世暁夫(かんぜあけお)さんと言われ、九世観世銕之丞(かんぜじょうのすけ)として能楽師をされているそうです。
ですので、井上八千代さんの本名は結婚前は「片山三千子」さんと言いましたが、ご結婚され「観世三千子」さんとなられました。
観世暁夫さんが引き継ぐ「観世銕之丞」は、江戸時代中期(1752年)から成立した能楽の観世流の分家。
暁夫さんの父親が、1995年に人間国宝となられています。
暁夫さんは長男で東京出身。井上八千代さんと同じ1956年生まれで、現在60歳です。
お二人の馴れ初めなどは分かりませんが、井上流では2世から能の要素を取り入れ、3世井上八千代さんは観世流能楽師と結婚。
そこから能とのつながりが深まっていったようですので、5代目井上八千代さんも芸事のつながりで出会われたかもしれませんね。
井上八千代さんの娘と孫について
井上八千代さんと観世暁夫さんご夫妻には、娘さんと息子さんがいます。
息子さんは、観世淳夫さんとおっしゃいます。
観世淳夫さんは現在25歳で、父親の暁夫さんを中心とした「銕仙会」に所属し、舞台に立たれているようです。
また、娘さんは、観世安寿子とおっしゃいます。
観世安寿子さんは現在29歳で、母親の井上八千代さんを師匠とし、17歳で井上流の名取になられています。
名前は「井上安寿子」さん。
娘さんも母親の井上八千代さんと同じく、2歳で稽古を始めたそうですよ。
現在は、八坂女紅場学園(舞妓さんらが舞の稽古や所作を身につける学校)の舞踊科講師となられ、ご自身でもリサイタルをされ、活発に活動されているようです。
ご結婚については、調べてみましたが、まだされていないようです。ですので、孫もいらっしゃらないようです。
結婚されるとしても、旦那さんとなる方は芸事に精通した方の可能性は大きいですね。
どんな方が旦那さんになられるのか、楽しみでもあります。
井上八千代さんの家系図
ここまで、多くの方の名前がでてきましたが、頭がこんがらがりますね。
ということで、家系図を調べてみました。

京都の伝統を守り続けるためには、無くてはならない家ですので、これからも子の代、孫の代と後につづいていくのでしょうね。
井上八千代邸の住所は?
では、私達が毎年ニュースで見ている、井上八千代さんの自宅は、どこにあるのでしょうか。
調べてみると、住所は、「京都市東山区祇園町北側」とまではわかりました。
八坂神社を含む、四条通りの北側の一帯です。
こちらでは、毎年1月13日の12:00~14:00頃に、舞妓さんや芸妓さんらが井上八千代さんに挨拶に訪れます。
そして、その時には多くの報道陣と、写真家が集まっています。
また、この他にも、旦那さんの観世暁夫さんが東京出身ですので、東京にも家があるそうです。
しかし東京の家については、情報が見当たりませんでした。
東京にも教え子がいらしたりするのでしょうか。
京都では舞妓さんたちに舞の稽古や、舞の研究に励んでいらっしゃるようですので、東京ではゆっくりされているかもしれませんね。
おわりに
芸事の家元だということで、堅苦しいイメージがありましたが、過去のインタビューなどを見ていると、朗らかな印象をうけました。
勝手なイメージですけど、芸事は自分との戦いなので、明るく強くないとやっていけなさそうですよね。
また年末年始にニュースを見るのが楽しみになってきました。
後が続いていくことも大事ですが、まずは井上八千代さんがいつまでもお元気で、ご活躍されることを祈っております。