今から14年前の2004年に起こった津山小3女児が何者かに命を奪われた事件、犯人が分からないまま時間が経っていましたが、2018年5月29日に急展開を迎えました。
別の事件を起こして服役中だった勝田州彦容疑者(かつたくにひこ)が、事件に関与したことをほのめかし、5月30日に逮捕に至りました。
14年前に近隣の方のみならず、日本中を不安に陥れた事件、ひとまず犯人がようやく逮捕されたということで一つの区切りを迎えますが、やはり悲しみは癒えることはありません。
しかも、新たに未だ未解決の事件、当時小学2年生だった鵜瀬柚希ちゃんの命を奪った「加古川小2事件」にも関与しているのではないかとネット上で話題になっています。
すでに、勝田容疑者には、複数の犯罪を犯していたことが分かっています。
いずれも幼い女の子への異常な性癖が犯行へとつながっているようです。
「加古川小2事件」にも勝田容疑者は関与しているのでしょうか。
どんな事件なのか、そしてこれまで分かっている情報との共通点などをまとめました。
勝田州彦容疑者とは

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180529-00393100-fnn-soci
年齢:39歳(2018年5月時点)
出身:兵庫県加古川市平岡町新在
高校:兵庫県私立市川高校
最終学歴:大阪外語専門学校
職歴:海上自衛隊、郵便局、運送会社など(いずれも短期間で辞めている)
現在:法務省矯正局 広島矯正管区 岡山刑務所
勝田州彦容疑者の前科
勝田州彦容疑者は、2018年5月30日に逮捕された津山小3女児への犯行の時には、別の事件で服役中でした。
しかし、勝田州彦容疑者の前科はそれだけではありません。
他にも、2つの事件を起こしています。
まず、2000年に一つ目の犯罪を犯してしまいます。
現在39歳なので1997年に高校を卒業していたとすれば、高校卒業後3年後ということになります。
事件の内容は、6人の女の子に対して、腹部をげんこつで殴るなどの暴行や強制わいせつ罪。
そして2つ目が、今から8年前の2010年。
女の子の腹部をげんこつで殴り、暴行傷害罪で実刑判決を受けています。
この時には懲役4年の実刑判決を受け、服役しています。
そして、3つ目が、現在服役中の事件で、今から5年前の2015年に犯行を行っています。
当時中学生だった女の子の腕をつかみ、腹部をナイフで刺し、2016年に懲役12年の実刑判決を受けています。
前回の服役後約1年後の犯罪となりました。
5月30日に逮捕された津山小3女児事件は、事件は2004年に起きているので1つ目と2つ目の事件の間に行われたものになります。
時系列でみてみると…
2000年 1つ目の犯罪(6人の女の子に暴行、有罪判決を受けるが刑の内容は不明)
(この間(2004年)に、今回の事件が起きている)
2010年 2つ目の犯罪(女の子に暴行、懲役4年の実刑判決)
2015年 3つ目の犯罪(女子中学生をナイフで刺す、懲役12年の実刑判決)
現在 3つ目の犯罪の服役中
ここまでで、勝田州彦容疑者は4つの犯罪を犯していることになります。
加古川小2〇害事件とは?
では、現在関与が噂されている加古川小2女児の命を奪った事件を見てみましょう。
2007年(平成19年)10月16日の午後6時ごろ、鵜瀬柚希ちゃん(当時7歳)が、近所の公園から帰宅した時、自宅の玄関先で何者かによって命を奪われた事件です。
自宅にいた家族が、柚希ちゃんの悲鳴を聞き、すぐに駆け付けたが、すでに犯人の姿はなかったそうです。
家族が見つけた時、柚希ちゃんは倒れる途中でした。
そして、すぐに救急隊員が駆け付けましたが、その後柚希ちゃんは亡くなっていることが確認されました。
救急隊員が、柚希ちゃんに犯人について尋ねた時には「大人の人、男」と薄れゆく意識の中で答えたそうです。
ですが、事件は現在に至るまで未解決のまま、10数年の時間が経っています。
勝田州彦は加古川小2殺害事件(鵜瀬柚希ちゃん)にも関与か?
信じたくはなかったですが、この事件が起きた2007年は、2000年の1つ目の犯罪をし、その後の2010年の2つ目の犯罪の間に起きています。
つまり、2007年の時点では、服役しておらず、一般社会で生活をしていた事になります。
津山市小3女児の被害者と同じく、柚希ちゃんにも胸に刺し傷が、そして女児の自宅での犯行ということも共通しています。
そして、なによりこの事件の発生場所は、勝田州彦容疑者の自宅から約3~4キロほどしか離れていないのです。
これらのことだけで特定はできませんが、勝田州彦容疑者には、以下のような異常な性癖が確認されています。
勝田被告の精神鑑定を担当した医師は法廷で、他人に身体的心理的な苦痛を与えることに性的興奮を抱く「性的サディズム障害」と、子供に対して性的興奮を抱く「ペドフィリア」(小児性愛障害)が複合した「サディズム型ペドフィリア」と説明した。
犯行に至る誘因の一つとして、勝田被告が自傷行為で入院したことを挙げ、「自傷行為ができず、性的な快感が得られない抑圧された状況の中で犯行への衝動性が高まっていったのではないか」と分析した。
こうした点を弁護側は、両親の厳しいしつけと中学時代に受けたいじめによって心理的な抑圧を受け続けてきたことが、性癖の形成に結びついたと主張した。
https://www.sankei.com/west/news/160728/wst1607280002-n4.html
これらのことから、もしかしたら犯人かもしれないという思いがよぎってしまいます。
また津山市小3女児の事件から、新たな展開が先に続くかもしれません。
柚希ちゃんのご家族の方も、この10数年辛く苦しい気持ちで生活されていることと思います。
たとえ犯人が分かったとしても、その悲しみは癒えることはありません。
絶対に許されない事件だと思います。
では、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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