ご退院、おめでとうございます。
入院生活中に、お見舞いの金品を頂いたら、快気祝いをしますが、初めての場合も多い、いつ、どんなものを贈るといいのか悩む方も多いものです。
そこで今回は、
・快気祝いはいつあげるのか
・快気祝いの選び方
・快気祝いの金額の相場
をまとめましたので、ご参考にして下さい。
快気祝いはいつあげる?タイミングは?
快気祝いは、病院を退院してから1か月以内が目安です。
退院後に、本当に全快した時に、お見舞いを下さった人や、お世話になった人に感謝の気持ちを込めてお礼をします。
品物は、近隣ならば、自宅に持って行くのが基本ですが、遠方であれば配送でも構いません。
自宅に伺う時には、前もって連絡を取り、相手の都合を聞いてから行って下さいね。
「快気祝い」は、上にも書いたように、全快した時に行うものです。
退院後も自宅で静養中で、病気が長引いている時には、すぐにお返しをする必要はありません。
その場合には、1年以内を目安に様子を見てみましょう。1年以内に、体調を壊したり、再度入院とならない見通しが立ったときに、快気祝いを贈ります。
もし、その間にお見舞いに対するお礼をしたいならば、「御見舞いお礼」として品物を贈っても構いません。
自身の体調や、気持ちに合わせてお礼をして感謝の気持ちを伝えてください。
快気祝いの品物の選び方、定番は?
快気祝いの品物は、
「病気が残らない」
「二度と病気しない」
「嫌なことは水に流す」
という願いを込めて、食品類や消耗品など、使ってしまうものや、後に残らないもの選びます。
例えば、それぞれ下のようなものが定番となっています。
◆食品類・・・お菓子、お茶、海苔、鰹節、調味料、飲料品など
◆消耗品・・・洗濯用洗剤、せっけん、入浴剤、タオルなど
職場や近隣など複数人からもらった場合には、個包装のお菓子や、コーヒーなど、全員に行き渡るものを選びましょう。
快気祝いの金額の相場はいくら?
快気祝いの金額は、
お見舞い金品の3分の1から半分程度
の品物でお返しするのが一般的です。
こちらを目安にして下さい。
ですが、お見舞いのお金が高額の現金だった時にはには、その3分の1から半分程度としても、けっこうな額になってしまいます。
そういう場合、高額な現金を贈った相手は、高価な快気祝いは望んでいないでしょうし、むしろ高価な快気祝いを贈った場合には、「なんのためのお見舞いだったのか」といい気持ちはされないでしょう。
だけど、何もお返しをしないというのは、失礼です。
5,000円~10,000円ほどのお返しをしたり、食事に招待したりします。
さらには、お礼の手紙を書いて、感謝の気持ちをしっかりと伝えてください。
また、入院中の出費がかさみ、快気祝いの品物を購入する余裕がない場合もありますね。
その時には、無理に品物は用意せずに、お礼状を出すようにしましょう。
入院中に心配してお見舞いされた方に対して、退院後に何の連絡もしないのは失礼です。
お礼状には、
「失礼とは存じますが、この書面をもって快気祝いのしるしとさせて頂きます。」
と、感謝の言葉と共に、一言付け加えておくと、相手も察してくれるでしょう。
こうやって、相手に対して退院の報告と、感謝の気持ちを述べることは、品物よりも大事なマナーです。
もし、本人が出来ない時には、家族が代わって出してあげてください。
まとめ
今回は、退院後の快気祝いについてまとめました。
色々なパターンがあるとは思いますが、マナーを意識しつつ、相手に失礼のないようにお返しをしましょう。