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お歳暮のお礼状を上司に書くポイントと文面例、遅れたときどうする?

12月になると、親戚や会社の上司や部下からお歳暮が家に送られたりします。

親しい親戚だったら電話やメールでもいいですが、
会社の上司やだったら「お礼状」を書くのはマナーです。

と言っても、上司に向けてどう書いたらいいんだろう?と悩む方に、
お歳暮のお礼状を上司に書くときのポイントとはがきの文面例、
そして遅くなった時の文面例をお伝えします。

  

お歳暮のお礼状を上司に書く場合のポイント

お歳暮のお礼状は、上司に送ることで、
感謝の気持ちを相手に伝えます。

上司に「お礼状」を書く時に役立つ5つのポイントをご紹介します。

・お歳暮を受け取ったら、2日以内にお礼状を出し感謝の気持ちを伝えましょう。
受け取った時に、ひとまず先方に電話で伝えるとより丁寧です。

・お歳暮は一年間の感謝の気持ちなので、
受け取った方も一年間の感謝の気持ちをそえましょう。

・単に物を頂いたことへのお礼ではなく、
相手の心遣いに対してもお礼をしましょう。

・来年の厚誼をお願いする一言を書いておきましょう。

・お礼状の形態は、上司に送る場合は、封書がもっとも丁寧です。
もしはがきで出す場合は、「ハガキにて失礼します」と一言添えておきましょう。
(メールはさらに失礼なので、こちらは避けてください)

お歳暮のお礼状を上司に書くときの文面の構成

お歳暮のお礼状は、上司に送ることで、
感謝の気持ちを相手に伝えます。

しかし、ただ感謝の言葉を書くのではなく、
その他にも書いておきたい文の構成があります。

それがこちらです。

・前文として、
→「拝啓」などの頭語
→時候の挨拶、先方の安否を尋ねる文

・主文として、
→「さて」「このたびは」などの起こし言葉
→お歳暮のお礼の本題

・末文として、
→先方の健康を祈る文などの結び言葉
→「敬具」などの結語

これは、誰に対しても使える文の構成なので、
覚えておくといいですね。

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お歳暮のお礼状を上司に書くときの文面例

例文があると分かりやすいので、
書いてみました。参考になると嬉しいです。

◆上司にかしこまって書くとき

[su_note note_color=”#d4e8ef”]拝啓

師走の候、○○様におかれましては、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

さて、年末に際し、心のこもった品物をお送り戴き、誠に有難うございました。
細やかな心遣いに感謝申し上げます。

今後も誠心誠意努めてまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

寒気もさらに強まりそうですので、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。
まずはとりあえず書中をもってお礼かたがたお願い申しあげます。

                                   敬具
    平成○○年12月○○日
    山田 太郎
[/su_note]

◆上司に感想を添えて書くとき

上司と親しかったり、交流があるときには、感想を添えると、
送った方としては嬉しいですよね。

そういうときの例文です。

[su_note note_color=”#d4e8ef”]
拝啓

師走の候、○○様におかれましては、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

さて、年末に際し、心のこもった品物をお送り戴き、誠に有難うございました。
細やかな心遣いに感謝申し上げます。

早速家族でおいしく頂いております。

今後も誠心誠意努めてまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

寒気もさらに強まりそうですので、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。
まずはとりあえず書中をもってお礼かたがたお願い申しあげます。

                                   敬具
    平成○○年12月○○日
    山田 太郎
[/su_note]

※奥様が代筆で書かれるときは、
名前の下に小さく「内」と書いて下さい。

例:
山田 太郎 内

または、

代 山田 太郎
内 山田 花子

ご主人が忙しい時には、奥様が書いてあげるといいですね。

例文は、必ずしも同じ文面じゃなくてもいいですよ。
自分の好きなようにアレンジしてくださいね。

お歳暮のお礼状が遅くなった時の文例

お歳暮のお礼状は、受け取ってから2日以内に出すのが礼儀ですが、
遅れてしまうこともありますよね。

まずは、受け取った時に電話をしておくと、
遅くなっても好印象ですよ。

またお礼状の文中には、
遅くなったことの言い訳はしないようにしましょうね。

では、お歳暮のお礼状が遅くなった時の文例を紹介します。

[su_note note_color=”#d4e8ef”]

拝啓

師走の候、○○様におかれましては、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

さて、年末に際し、心のこもった品物をお送り戴き、
誠にありがとうございました。

本来ならばすぐにでもお礼を申し上げるところ、
遅くなりまして、大変申し訳ありませんでした。

日頃私の方こそ何かとお世話になっておりますのに、
このようなお心遣いをいただき、恐縮しております。

今後も誠心誠意努めてまいりますので、
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

寒気もさらに強まりそうですので、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。
略儀ながら書中にてお礼申し上げます。
                                  敬具
    平成○○年12月○○日
    山田 太郎
[/su_note]

まとめ

お歳暮のお礼状は、感謝の気持ちを伝えることが大事です。

また、送った方としては、ちゃんと受け取ってくれたかも心配なので、
お礼状は早めに出しましょう。

来年も上司といい関係が続きますように。