東山花灯路に行く計画を立ててらっしゃる方、
ナイスチョイスです!
観光業に携わる私も、
観光者に聞かれた時には、必ずおすすめしています。
昼間とは違った寺社や、灯りがともって幻想的な小路を
しっとりと味わえることでしょう。
とはいえ、
多くの観光者が訪れるイベントで、混雑する場合もあります。
激混みの時に行くと、せっかくの雰囲気が台無しです。
今回は、出来るだけ混雑を避け、イベントを楽しむために、
混雑具合やおすすめコースをまとめました。
東山花灯路の混雑具合は?
冬の京都は、春や秋に比べると、
本当に閑散としています。
そんな中での、京都の夜の一大イベント。
平日にもそこそこ、
土日になると大変混雑しています。
ただ、これは時間や場所にもよります。
東山花灯路で一番混雑するのは、
やはりなんといっても人気ナンバーワンの清水寺です。
夜のライトアップの拝観時間は、午後6時からですが、
週末の夜には、拝観券を買うのに30分以上も並ぶことがあります。
そして、その周辺の二年坂や産寧坂は、その道の狭さに加え、
土産屋や食べ物やがあるために、大変な混雑ぶりです。
清水寺周辺は、人と肩がぶつかることもあるかもしれません。
階段もありますので、
どうぞお気をつけて歩いて下さいね。
また、その他の地域は、
舞妓による奉納舞踊や狐の嫁入りがある場合には、
一時的に混雑しますが、20時くらいを境に、
夜が更けるにつれて人は少なくなってきます。
まだまだ冷え込む時期なので、
観光者も早々に宿や食事に行ってしまうのでしょう。
コースは、混雑具合と、
次にご紹介する考え方を参考にされてください。
東山花灯路の散策コースの考え方
東山花灯路は、南は清水寺から、
北の青蓮院門跡までの範囲で行われます。
まず、この南北のどちらからスタートするべきか、
悩むと思います。
それでしたら、
南の清水寺からのスタートをおすすめします。
なぜなら、
一つ目に、清水寺は山の上に位置している上、
大変混雑しているからです。
初めに坂を上っておいて、
その後に下って行く方が体力的にも楽です。
また、二年坂を過ぎれば、道路の幅も広くなり、
それまでの混雑が一気に解消されますので、
初めに混雑するところを見ておいて、
あとはのんびり散策するのもいいでしょう。
二つ目に、
清水寺からの帰りのアクセスや
食事処の選択肢が少ないことです。
例えば清水寺からは、バスで移動するか、
京阪五条駅まで徒歩15分くらい歩いて移動するかです。
しかもバスは大変混雑していて、すぐに乗られるか分からないし、
渋滞していて時間にかなり遅れてきます。
また、食事処はほとんどありません。
一方、北の青蓮院門跡でしたら、
近くは地下鉄東西線の「東山駅」があり、
そこからの移動がスムーズです。
もしくは、八坂神社の方に徒歩10分ほどで戻り、
祇園や河原町に行くことも簡単にできます。
ですので、
まずスタートは南からというのをおすすめします。
清水寺から青蓮院門跡までは、
・清水寺
・八坂の塔(法観寺)
・高台寺・圓徳院
・八坂神社
・知恩院
・青蓮院門跡
の寺社でライトアップがあっていたり、
・狐の嫁入り巡行(知恩院、①19:00、②20:00)
・舞妓による奉納舞踊(八坂神社、①18:30、②19:00、③19:30)
・現代いけばな展(円山公園)
・万華鏡 光と音のファンタジー(長楽館)
のイベントがあっています。
点灯時間である、18:00~21:30の3時間半に、
すべてのライトアップとイベントを見ることはできません。
ですから、
3時間半の時間がある場合には、
ライトアップは3か所とイベント、
2時間の時間がある時は、
ライトアップは2か所とイベント、
1時間の時間がある場合は、
ライトアップ1か所とイベント、
という風に、考えて行くと良いでしょう。
ここまでをまとめると、
①初めに混雑する南側(清水寺)の方を回り、
その後北側へ向かいイベントなどを楽しむコース
②滞在できる時間に合わせた拝観箇所とイベントの選択
が大事だということです。
また、食事はコースには含まず、
次にご紹介するエリアでとられることをおすすめします。
東山花灯路の後のおすすめ食事エリア
東山花灯路が行われる範囲内で、
レストランがないということではありません。
しかし、
混雑しているし、値段設定もちょっと高めです。
ですので、次の3か所のエリアをおすすめします。
①
青蓮院門跡から地下鉄東西線「東山駅」から
「京都市役所前駅」に降りた辺り
→河原町御池~三条、先斗町
②
八坂神社から祇園の方面に出た辺り、
→祇園、四条河原町、先斗町
③
地下鉄東西線「東山駅」から地下鉄で、
または八坂神社からバスで京都駅に行く
(バス停「祇園」から86,100,110,206番系統)
→京都駅、京都駅周辺
これらのエリアに、レストランはたくさんあるので、
気に入った場所に入ってください。
まとめ
春に入る前の京都の一大イベント、混雑を避けるなら、
拝観時間前に清水寺に並び、拝観後は二年坂、産寧坂を下り、
その後は、いくつかの寺社やイベントを見て回りましょう。
まだまだ底冷えもしますので、防寒対策はしっかりと、
風邪をひかないように楽しんで下さいね。
素敵な夜をお過ごしください。