桜やつつじの見頃が終わり、春も終わりを告げると、次なる花はあじさいですよね。
でも、どこに見に行くかが悩みどころです。せっかく見るなら『名所』と呼ばれるところも見ておきたいですね。
そこで今回は、関西のあじさいの名所を5か所ご紹介します。
お近くの場所やまだ行かれたことのない場所、ぜひ足を運んで下さいね。梅雨の憂うつ気分を吹き飛ばしましょう!
関西あじさいの名所 矢田寺
奈良県大和郡にある矢田寺には、約60種、10,000株のあじさいが植えられており、山道に所狭しときれいに咲き乱れます。
早いものは5月中旬から、また遅いものは9月ごろまで、一番の見頃は、6月中旬~7月上旬です。関西の都市部のあじさいに比べると時期が若干遅くなりますので、都市部の開花後に訪れるといいでしょう。
また、矢田寺では、あじさいの見頃に合わせてアジサイ園が、6月1日~7月10日まで開園。あじさいまんじゅうやあじさい弁当なども販売されますので、そちらもお楽しみください。
土日はもちろん、平日でもツアー客や団体客が訪れ、混雑はしてはいますが、境内が広いので、ゆっくり見て回ることができますよ。足元が悪いのと、山道なので、歩きやすい靴で行かれると良いでしょう。
関西あじさいの名所 三室戸寺
京都宇治市にある三室戸寺には、約50種、10,000株のあじさいが咲き乱れます。
境内に生える木々の根元を覆い尽くすように、たくさんのあじさいが咲き、お寺の雰囲気と相まって、一層美しく見えます。
三室戸寺の名物は「ハートあじさい」。ハートの形をしたあじさいを探すのを目的に、訪れる若い女性も多いですよ。
また、あじさいの時期には散策途中に茶屋がオープンするので、そこであじさいパフェや、抹茶かき氷なども楽しめます。あじさいパフェ、おすすめです。
そして、もう一つの名物は、あじさいライトアップあじさいの時期の土日に開かれます。薄暗い中に照らし出されたあじさいを見ながら、お昼とは違った雰囲気でしっとり散策できるでしょう。
→三室戸寺のあじさいの見頃と混雑具合。ライトアップも!梅雨にピッタリ!
関西あじさいの名所 神戸市立森林植物園
神戸市立森林公園には、約1200種の植物がある中、6月上旬~下旬にかけてあじさいが咲き乱れます。その数は約25種、50,000株と西日本最大級です。
森林公園の広大な森の中で、様々な彩りをみせるアジサイは、訪れる人を唸らせます。
あじさいの見頃の時期には、『水無月市』などのイベントも開かれます。とても広い公園で、芝生で走り回ったり、ピクニックもできますので、晴れた日にはお弁当を持って行ってもいいですね。
関西あじさいの名所 三千院
京都大原の三千院では、往生極楽院から金色不動に向かう遊歩道沿いに約1,000株のあじさいが咲き誇ります。
あじさいが見ごろとなる6月中旬~7月中旬には、あじさい祭があり、各種催しが執り行われます。広い境内は木々で覆われ、その根元をあじさいが覆う様は、心落ち着けると、株数は少ないながらも人気の場所です。
同じ京都の三室戸寺に比べると混雑は少なく、小路のベンチで腰を下ろして眺めたり、散策しながら思い思いに楽しめます。
関西あじさいの名所 勝尾寺
大阪の箕面国定公園の中にある勝運の寺として有名な勝尾寺。その中に約3,600株のあじさいがあります。
山の中にある勝尾寺のあじさいは、大阪市内の見頃が終わりかけることに見ごろとなり、あじさいの見納めに訪れる方も多いですよ。
勝運のお寺ということもあり、至る所にだるまさんが。だるまとあじさいの競演も珍しく、写真におさめても絵になって面白いかも。
また、境内内はリード付きで、犬の入場も可能なので、お散歩がてら行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
関西であじさいを見るならおすすめは、
・矢田寺
・三室戸寺
・神戸市立森林公園
・三千院
・勝尾寺
です。
また、関西で、あじさいのライトアップを見られるのは、京都宇治市の「三室戸寺」だけです。
雨の日は足元は悪いですが、あじさいはより一層きれいに観られます。
ぜひ梅雨の楽しみとして、足を運んで下さいね。