お休みになると、幼稚園や小学校からお子さんが鍵盤ハーモニカを持ち帰って来ますね。
ケースに入れていたハンカチを洗おうと、開けてみると「何か臭い!」。
吹いた後の唾液を放置してあったのですから、そりゃあ臭くなっていますよね。
この機会に、しっかりお手入れしましょう。
今回は、鍵盤ハーモニカの手入れの仕方や、ホースの洗い方、臭いの取り方をご紹介します。
目次
鍵盤ハーモニカの手入れの仕方は?本体は洗える?
鍵盤ハーモニカは子どもの頃に使ったことはあると思いますが、手入れの仕方はご存知ですか?
私は、使った後にボタンを押しながらハンカチの上でトントンした記憶はうっすらとありますが、長期休みの手入れは全く覚えていませんでした。
そして、子どもの鍵盤ハーモニカを見ると、唾液抜きボタンの位置が違うような…。
記憶はあてにならないので、手入れの仕方を調べてみました。
まず、鍵盤ハーモニカ本体をそのまま水洗いすることはできません。
内部に金属部品も使われていて、壊れる恐れがありますのでやめておきましょう。
本体の底や側面、鍵盤の部分は、水拭きができます。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めたものを布に含ませて拭いてから、水拭きをします。
手垢なども、これでキレイになりますよ。
外側を拭いても、どうしても臭い!
そんな時には、裏側のネジを開けて、内部を拭く方法もあるようですが、分解するとメーカー保証は受けられなくなるのでおすすめしません。
鍵盤ハーモニカのホースの洗い方
次にホース部分ですが、ホースや吹き口は洗えるので、持ち帰る度に洗ってきれいにしておきましょう。
①洗う
ホースから吹き口を外し、食器用洗剤を薄めた液の中に沈め、ホースの中まで洗剤液が行き渡るようにします。
沈めたまま、液の中で振り洗いをすると良いですよ。
吹き口は汚れが溜まりやすいので、スポンジで軽くこすり、汚れを落としてください。
②すすぐ
水でよくすすぎます。
ホースは、シャワーの水圧を利用すると中の汚れも落ちやすいですよ。
③水分を飛ばす
そのままでは中が乾きにくく、カビの原因にもなるので、ホースを持って外やお風呂場などで振り回し、中の水をなるべく飛ばします。
お子さんに、自分でブンブン振り回してもらいましょう。
その後、ホースのジャバラを縮め、水分を押し出すようにすると更に乾きが早くなりますよ。
④乾かす
風通しの良い場所で、中までしっかり乾かします。
直射日光や車の中、ストーブの近くなどは変色や変形の恐れがあるので、陰干しにして下さい。
鍵盤ハーモニカのホースの臭いの取り方
食器用洗剤で洗って乾かすだけでも、ほとんどの場合、臭いはなくなると思います。
それでも臭う場合は、カビが原因である可能性も高いです。
ホースの中のカビには、塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)を薄めて浸しておくのが効果がありますが、塩素臭さが残る心配があります。
口をつけるものなので、小さいお子さんの場合など、ちょっと抵抗がある方もいるかも知れません。
そんな時におすすめなのが「ミルトン」など、哺乳瓶の消毒に使うものです。
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ミルトンもハイターと同じように、ボールなどにミルトンを溶かしホースをつけ置きしておきます。
使用後、ハイターもミルトンもどちらも、しっかりすすいでから、中まできちんと乾かしてくださいね。
ホースの買い替えもおすすめ
ハイターやミルトンをしても臭い場合は、ホースの買い替えもあります。
・ヤマハ ピアニカ ホース
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・スズキ メロディオン ホース
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意外と安いので、手軽に買い換えられますね。
臭いだけではなく、噛み跡や汚れがひどかったり、お下がりをもらったときにも買い替えるといいですね。
まとめ
ホースや吹き口の洗い方は
それでもホースの臭いが気になる時は
しっかり手入れをして、お子様が気持ちよく使えるようにしてあげたいですね。