お盆の季節が近づいていますね。暑さにバテていませんか。
さてこの時期、「お盆にお花を贈る事になったけど、どんなお花を贈ったらいいんだろう?」
「なんだかマナーが難しそう・・・」
と悩む方も多いものです。
確かに、お祝い事にはお花を贈ることはあっても、お盆に贈ることは数多くないので、マナーを知らない場合も多いですね。
そこで今回は、お盆にお花を贈るときのマナーをまとめましたので、ここでポイントを掴んでくださいね。
私自身は以前、祖父の2回目のお盆の時には本家側として参加し、親族から多くのお花をいただいた時には、家族一同喜びました。
近年では、お花代を贈ることも多いですが、お花も嬉しいものですよ。ぜひ参考にしてください。
お盆のお供えの花のマナー!ポイントはこの3つ!
ここでは、お盆のお供えの花を贈るときのマナーを3つ挙げていきます。
せめてこれだけでもわきまえておけば、相手に失礼に思われることはないですよ。
ポイント1 お盆の期間の前日に贈る
お花はお盆の前日に贈る、または、配送ならば前日に届くようにします。
実際のお盆の飾り付けはお盆の初日に行いますが、お供えの花は前日にそろえます。
お盆の初日に飾りの配置などを決めるので、それまでに届いておく方が相手にとって良いでしょう。
ところで、お盆の期間は、地域によって違うことをご存知ですか。
主に関東や一部の地域では7月13日~16日、それ以外の地域では8月13日~16日なのです。
ずっと関東に住んでいると、7月盆が当たり前と思ってしまいますが、実は8月盆のところもあるんですよね。
ですので、贈る相手の地域のお盆がいつなのかと言うのは、事前に調べておきましょう。
世間では、お盆といえば8月という認識も強いこともあり、7月盆なのに、8月に贈ることがないように注意してください。
ポイント2 花の色は初盆(新盆)とその後は違う
贈り先が初盆(新盆)の場合と、その後2回目からのお盆では、花の色が違います。
・初盆(新盆)→白が基本。しかし、関係が近く、贈り先の方と相談できるならば、故人が好きだった花を混ぜることもあります。
しかし、贈り先の方と相談できない場合には、白の花を贈るのが無難です。
・2回目以降のお盆→白を基本としますが、ご先祖様を盛大にお迎えするという意味で、いろいろな色を混ぜて華やかになっても構いません。
しかし、地域によって違いますので、わからない場合には贈り先に確認してください。
ポイント3 花の特性に気をつける
花の中でも、弔事や贈り物に向かない花もあります。
お盆のお供えの花の種類は?
以上にも書いたポイント2と3のマナーに対応した、お盆に贈る人気の花をご紹介します。
これらをいくつか組み合わせて贈るといいでしょう。組み合わせがわからない時には、花屋さんに相談してみてくださいね。
◆菊…古くから仏花として使われてきました。たくさんの品種があり、組み合わせても美しいです。花言葉には「清浄」というのもあり、弔事に贈る花としては最適です。
◆リンドウ…「枕草子」にも記述があるほど、古くから愛されてきた花です。茎が直立し、花が大きく開かないのが特徴で、アレンジに使いやすい花としても人気があります。
◆キンセンカ…名前は「金の盃」を意味し、古くから仏花として使われてきました。お供えする時には、葉と茎を全面に出して飾ります。
◆グラジオラス…形がシャープで、崩れることがなく、儀式の花として重宝されています。
◆ユリ(花粉は取り除くこと)…「万葉集」にも記述が、古くから愛されてきた花です。美しい花の代表格で、白でも存在感があります。
◆カーネーション…リーズナブルで花持ちがよい人気の花です。淡い色から濃い色まで様々な色があり、他の花との相性も抜群です。
◆トルコキキョウ…多彩な色がありますが、特に紫色が美しくお盆の花としても人気があります。
お盆の花はアレンジメントがおすすめ!
お盆に贈る花のスタイルは、花束、フラワーアレンジメント、ブリザードフラワーなどいくつかあります。
どれも仏壇に飾るのにはとても華やかになっていいのですが、実際に貰って喜ばれるのは、
・フラワーアレンジメント
・ブリザードフラワー
です。
なぜなら、花束だと相手に手間がかかるからです。
伺う相手はすでに花瓶に花を生けているかもしれませんね。そこにまた花束を贈られると、花瓶の用意も必要ですし、生けた後にも水換えなどに手間がかかります。
そのあたり、フラワーアレンジメントだと、花瓶の用意も必要なく、水をあげるだけです。また、枯れてしまっても、土台ごと捨てることができるので、手間がかかりません。
また、近年流行りのブリザードフラワーは、花瓶の用意も生けた後の水換えも必要ありませんし、何より生花と比べても見劣りせず、いつまでもきれいなままで飾っておくことができます。
私の祖父の2回目のお盆の時には、親戚がこのブリザードフラワーを持ってきてくれて、今でもきれいに仏壇の前に飾ってあります。
他の生花が枯れていくのに対し、ブリザードフラワーだと、枯れずにきれいなままで飾っておけるので、花を買いに行けない時には助かっています。
まとめ
お盆のお供えに花を贈る時には、次の3つのポイントを押さえてくださいね。
花にも色々ありますが、マナーに対応した花を組み合わせて贈ってください。悩む時には、花屋さんに相談したり、思い切って贈り先の方に聞くことで早く解決できますよ。
また、フラワーアレンジメントかブリザードフラワーがおすすめです。相手に負担のないようにするのも気遣いです。
よい贈り物ができますように。