子供にとって、待ちに待った夏休み!!
お母さん方は、どこかへ連れて行ってあげないとだとか、お昼ごはんを作らないとだとか、夏休みは、大変な思いをされている方もいるのではないでしょうか。
また夏休みには、子どもたちにはたくさんの宿題がありますよね。ドリルや工作もそうですが、苦労させられるのが、読書感想文。
小学校低学年ではなおさらむずかしく、一番たいへんな宿題ですね。
お母さんが作った文章では、低学年らしくないし、何をどう書いていいものやらと悩む方も多いものです。
でも、読書感想文の書き方のコツをつかめば、今までよりも簡単に、素早く完成できるのです。
ということで今回は、小学校低学年の読書感想文の書き方をまとめました。
どうぞご参考にしてください。
小学校低学年の読書感想文の書き方~文章の組み立て~
まずは、本選びが大切になります。
お子さんの興味のある、一冊読み切れる本を探しましょう。
課題図書が出ていますが、学年を下げた本でも構わないのです。
お子さんが“これおもしろいよ”と思える一冊に出会えるといいですね。
では、実際に読書感想文を書くのですが、まずなぜこの本を選んだのかを書きます。
理由は、カバーの絵が気に入ったとか、面白そうだったからとか、お母さんにすすめられたなど、どういうきっかけで、この本出会ったのかを最初に書くといいでしょう。
次に、一番心に残ったことを書きます。
どういう所が一番面白かったのか、悲しかったのか、わくわくした、驚いた、怖かった、不思議に思ったなど、一番この本の中で話したくなる部分について、たくさん書きましょう。
そして、主人公の紹介をすると、どういう物語かが分かります。
主人公の特徴だったり、どんなところが好きなのかなど書くと、あらすじではないけれど、物語の概要が分かってくるので、内容ある感想文になりますね。
また、主人公や登場人物と自分を比較してみて、“もし自分だったら”という架空の話を書きます。
その文章に対して、『なぜ自分だったらそのようにするのか』という理由を書くと、とても具体的になります。
“もし自分だったら・・・”、“なぜなら私は~と思うからです。”、“主人公は~したけど、私はできないから、~すると思う”など、自分を本の中に入ってしまい、私ならどうするかを書くと、より本の世界観が伝わります。
最後に、その本を読んで、これから自分はどうしたいのかなどを書いて終わります。
まとめると、このようになります。
②一番心に残ったことや主人公の紹介
③本を読んで自分はどうしたいのか
書き方の組み立ては、このようにすればいいと分かったけれど、小学校低学年では、これらのことを書くのも結構大変ですよね。
あまり難しく考えず、次にご紹介する読書感想文のテンプレートを参考にしてみてください。
読書感想文の書き方で低学年が書く時のテンプレートとコツ
一回読んで、さあ読書感想文を書こうというのは、高学年でも難しいものです。
2回以上は、繰り返し読んだ方がいいですよ。
ですから、なるべくページ数の少ないものから挑戦するといいですね。
読む際には、ふせんや、ノートをとるといいでしょう。(100均などのかわいいふせんを用意すると、我が家の子供は喜びます)
心に残ったところや、面白かったところ、不思議に思ったところ、わくわくしたところなど、なにか心に引っかかった点の場所に、ふせんを付けて、読み終わってからも読み返せるようにすると、スムーズに“なぜ面白かったのか”ということが書くことができます。
とはいっても、低学年のお子さんが、そのあとすぐに読書感想文を原稿に書くのは、難しい作業だと思います。
ですので、事前に、読書感想文の下書きにあたる構成(テンプレート)を、お母さん、お父さんで作ってみると、原稿書きが簡単に進められます。
例えば、このようなテンプレートはいかがでしょうか。
[su_box title=”読書感想文のテンプレート” box_color=”#d3f7b7″ title_color=”#0a0a0a”]1、はじめに(なぜこの本を選んだのか)
わたしは、〔 〕という本をよみました。
そのりゆうは、〔 〕だからです。
2、中の部分(一番心に残ったことや主人公の紹介)
いちばん、心にのこったのは、〔 〕というぶぶんです。
なぜかというと、〔 〕だからです。
また、主人公は、〔 〕したけれど、わたしはだったら、〔 〕します。
(わたしだったら、〔 〕ことはできません。)
なぜなら〔 〕 だからです。
3、おわり(本を読んで自分はどうしたいのか)
わたしは、この本をよんで、〔 〕 とおもいました。
もっと〔 〕できるようになりたいです。[/su_box]
このように、国語のドリルのプリントのように、作ってあげると、その先の読書感想文の取り掛かりがスムーズにいきます。
おわりに
まだまだ、読むので精一杯の低学年ですので、親御さんの協力も必要ですね。
まずは、読みたい本を探す、メモ書きを使って、読書感想文の構成を作る、あとは原稿に書き、文をつなげる、など、時間と根気が必要になります。
でも、これからも読書感想文はつきものですので、ぜひ、低学年のうちは親子で、読書感想文を仕上げてみてください。