食材の温めなおしに便利な電子レンジ。
ただ、使った後に庫内に残る臭いが気になることも。
魚を温めた時は、特に臭いが残りやすいものです。
そして、次に温める食材に臭いが移って、風味を落としてしまいがっかりすることもありますね。
そうならないためにも、魚を温めた後には臭いを消したり、汚れを落としていきましょう。
今回は、そんな電子レンジの魚の臭いや爆発した欠片の掃除方法と、上手な温め方をご紹介します。
目次
電子レンジの魚の臭いを取る方法
専用の洗剤を買っても良いのですが、できれば家にあるものでなんとかしたいですよね。
食品を使って電子レンジに残った魚の臭いを取る方法を4つご紹介しますので、まずは試してみて下さい。
①柑橘類の果物の皮
「リモネン」という精油成分が、魚の臭いを軽減してくれます。
「リモネン」といえばレモン…と思いがちですが、オレンジやグレープフルーツの皮にも含まれているそうです。
汚れを落とす効果もあるので、温めた後に拭き掃除をすると軽い汚れは落ちます。
残る香りは柑橘系で、気分もスッキリ!
②コーヒー豆のかす
コーヒーを淹れた後の豆を、湿ったまま使います。
コーヒー豆が炭と同じような働きをして、臭いを吸着してくれるそうです。
③緑茶の葉
こちらも、お茶を煎れた後の出がらしを、湿ったまま使います。
お茶に含まれる「カテキン」という成分は、消臭剤にも使われていますね。
④酢水
お酢(糖分の含まれていないもの。すし酢や飲用のお酢はダメです。)を水で薄めて使います。
お酢と水の割合は1:4くらいです。
魚の匂いはアルカリ性なので、酸性のお酢で中和され、匂いが消えます。
温めた直後は周りにお酢の匂いが充満しますが、換気してしばらく経つと消えますのでご心配しないで大丈夫です。
①~④のどの方法も、温め可能な器やタッパーに入れてラップをせずに1~2分温めるだけです。
加熱後も臭いが残っている場合は、そのまましばらく置いておくと徐々に臭いがおさまってきます。
器が熱くなりますので、必ず電子レンジ対応の物を使い、やけどにも注意してくださいね。
電子レンジについた魚の欠片の掃除方法
電子レンジで魚を温めていると、皮や卵、油などが飛び散ることがよくありますよね。
電子レンジに付いた魚の欠片を掃除するのに、おすすめは「重曹」です。
方法はとても簡単なので、すぐに実践していきましょう。
重曹は100円ショップにあるものでOKです。
重曹水で蒸して汚れをゆるませ、それを拭き取るだけです!
こびりついた汚れは、拭き取る前にラップを丸めたものでこすると、落ちやすくなりますよ。
また、消臭効果もあるので、魚に限らず普段からなかなか取れなかった臭い対策にもおすすめです。
重曹が残ると、乾くと白くなりますので、その場合はもう一度水拭きをしてください。
手が荒れることもあるので、気になる方はゴム手袋をはめることをおすすめします。
電子レンジで魚を上手に温める方法
電子レンジで魚を上手に温めるには、3つのポイントがあります。
①焼き魚はラップをせずに温める
欠片を飛ばさず、汚さないことを第一に考えると「ラップをして温める」のが一番です。
しかし、ラップをして温めると水分が飛ばないので、煮魚なら良いですが、焼き魚だと魚の表面がパリッとせず、臭いもこもって生臭い感じが残ります。
焼き魚は、ラップをせずに温めましょう。
魚の下に割りばしを2本渡して、その上に魚を乗せて温めると、皿と魚の間にも水分がこもらず、更に上手に温められます。
②電子レンジの出力を下げる
電子レンジによっては、ワット数が切り替えることが出来ます。
普段より少し下げましょう。
500w以下が目安です。
③少しずつ加熱する
自動あたためモードではなく、短い時間に設定して、少しずつ様子を見ながら温めると、温まり過ぎて欠片が飛び散るのを防げます。
まとめ
今回は、電子レンジについた魚の臭いや、破裂した時の汚れの落とし方、そして上手に温めるコツをご紹介しました。
魚を温めると、どうしても臭いが残ります。
あえて「魚を温めた日=掃除をする日」として、家にあるものを使って、簡単な方法でこまめに掃除をしておくと、清潔が保てますよ!
魚も次に温める食材も、おいしく頂きたいものですね。