京都の祇園祭、楽しみですね。
祇園祭自体は、7月1日から7月31日の1か月にわたり行われますが、とりわけ宵山は、祇園祭の中でも一番楽しめる行事です。
私も関西に住んで早9年、毎年祇園祭の宵山には子連れで行っています。人は多くても、雰囲気が大好きでつい行ってしまいます。
そこで今回は、宵山の日程やおすすめの楽しみ方をご紹介していきますね。
祇園祭宵山の日程はいつ?
祇園祭は、先ほども書きましたが、7月1日から1か月にわたり行われるお祭です。
その中でも、特に多くの人が集まるのが『宵山』という、山鉾がたちならび、屋台が出そろうお祭の雰囲気が最高潮になる時です。
宵山とは、本来は本祭の前夜のことを言いますが、祇園祭では、17日の『山鉾巡行』の前日~3日前までのことを宵山と呼びます。
祇園祭の宵山の日程は、下の通り、毎年決まっています。
7月15日 宵々山(よいやま)
7月16日 宵山(よいやま)
この中でも16日の夜が一番人が多く、大変混雑します。平日であっても、覚悟はしておいてください。
またこの3日に、金、土、日が重なった場合も、大変な混雑ぶりで熱気も相当なものです。暑い時期でもあるので、熱中症には十分注意して下さい。
祇園祭宵山の時間
宵山の期間中は、山鉾が立ち並び、室町通や新町通などに約300件の屋台が軒を連ねます。
それらを見ることができるのは、お昼くらいから夜の23時くらいまでになります。
また、例年18時以降は四条通の八坂神社~堀川通、烏丸通の御池通~高辻通は歩行者天国になります。
そして、特に混雑が激しい、高辻通り~三条通(南北)あたり、西洞院~烏丸通(東西)は、一方通行になります。
ですので、あらかじめどこに行きたいのか目的を決めておくと、スムーズに散策できますよ。
数年前までは、一方通行ではなかったのですが、あまりの人の多さに、対策されました。
一方通行地域は、目的の場所に戻ろうと思っても、人ごみの中を一周回らないともう一度たどり着けないので、かなりくたびれます。
子どもが「もう一度ピンボールゲームに行きたい!」と言って、またそこに戻るのに大変苦労したことがありますので、特に一方通行区域は計画を持って行かれることをおすすめします。
祇園祭宵山のおすすめの楽しみ方
祇園祭の宵山は、たくさんの見どころがありますが、その中でも、おすすめの楽しみ方を3つここではご紹介します。
1、山鉾を見物したり、山鉾の上に上がる
宵山では、17日の山鉾巡行を控えた山鉾を間近で見ることができるチャンスです。
祇園祭の山鉾は全部で33基あり、どれもそれぞれに特徴があります。
豪華な装飾であったり、おみくじがあったり、はたまた、夜の提灯の幻想的な雰囲気は、どれもワクワクします。
オリジナルグッズを揃えているところもあるので、山鉾では足を止めてくださいね。私は手ぬぐいやTシャツなどを買ったりしています。
そして、宵山の期間中は、山鉾の上に一般の人も上がることができるのです。
長刀鉾と放下鉾は女性が上がることを禁止しているものもありますが、たいていの山鉾は、大人も子供も上がることができます。
美しい装飾をさらない間近で見たり、上から祭の様子を眺めたり。
山鉾の上に上がるためには、観覧券を買うか、粽(ちまき)を買うなどの条件があります。
15時過ぎくらいからは、一気に混みだし、階段が危険であったり、待ち時間が長いので、早めの時間がおすすめです。
私も毎年どこかしら上がっています。子供が小さいので、13時くらいの人が少ない時間に行っています。
2、宵山グルメを味わう
宵山の期間中には、街中の飲食店が露店を出しています。
その中には、宵山の期間だけだけにお目見えする限定メニューもあるのです。
そうならば、食べるしかないですよね。
有名なのは、「膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり」の『しみだれ豚饅』。蒸したて、タレをしみこませた豚まんは、4日間で、約1万個も売れてしまいます。
他にも、抹茶グルメや、和牛の鉄板焼き、スイーツなど、街を歩けば必ず見つけられるので、ぜひグルメもお楽しみください。
3、浴衣を買う
京都と言えば、着物ですよね。着物と言えば、高価ですよね。
ところが、山鉾が建てられる一帯には、和装の卸問屋や店舗が集まっていて、宵山の期間中には、それぞれが破格値で、着物や浴衣や和装小物を販売しているのです。しかも、16日の夜には、値切りに応じてくれることも。
興味がないと言ってしまえばそれまでですが、浴衣が2,000円、小物が500円、子どもの甚平が1,000円などかなり安値で売られれていると、つい買ってしまいます。
私も祇園祭に行くまでは、浴衣は1枚しか持っていませんでしたが、祇園祭に行くようになって毎年買っています。
祗園祭はツアーも充実!
祗園祭へは、ツアーも充実しています。
初めて行くので、どう楽しんだらいいからわからないという方は、ツアーへの参加することも得策です。
鉾に上ったり、解説があったり、さらには祗園祭だけではなく、この時期にしか開催されない『川床』を含むツアーもあります。
ホテルと、往復の交通代金が入っていて、自分で計画して行くよりもお得で、満足いく滞在ができます。
一度、どんなツアーがあるか、こちらから確かめてくださいね。
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(右上の「キーワードで検索」のところに、祗園祭と入力すると、すぐにツアーを見つけることができますよ)
祇園祭宵山へのアクセス
宵山の期間中は、混雑や歩行者天国となるので、バスの路線変更や、交通規制があります。
宵山が集まる一帯へのアクセスは、市営地下鉄が一番便利です。
最寄は、市営地下鉄烏丸線『四条駅』です。しかし、場所によっては、『御池駅』や『五条駅』でも散策には便利です。
その他のアクセスは、下の通りです。
◆車なら・・・京都南ICから約30分。臨時駐車場などはありませんので、有料駐車場にとめてください。
山鉾が建てられている一帯は、かなり混雑しているので、四条駅を避けた地下鉄の駅周辺にとめて、地下鉄で行くのがおすすめです。
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まとめ
祇園祭で一番賑わう宵山は、7月の中旬、14日、15日、16日です。
宵山では、豪華な装飾や、風情のある提灯をつけた山鉾を間近で見たり、上に上がることもできるので、この機会にぜひ経験して下さい。
あと、宵山期間中は、例年ゲリラ豪雨もありますので、折り畳み傘やタオルを持参するといいでしょう。
宵山を楽しんで下さいね。