お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
皇帝陛下に本当に魔塔の主なのか証明してみせてくれないかと言われたランスロット。
指を鳴らし水を出して、皇帝陛下の全身をずぶ濡れにさせました。
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お嬢さんの執事【11話】のネタバレ
流石に周囲にいた兵士はランスロットの行いを見過ごせず、「なんと無礼なことを!このお方がどなたかわかっているのか‼」と皇帝陛下を守るように前に出てきます。
「もちろん知ってるさ。ティエリス帝国の皇帝、クラウド・ダビル・エレスパーニャ・ティエリス」と答えた上でランスロットは兵士の方に冷ややかな視線を送り、「俺に対するその偉そうな態度を見ると相手が誰だかわかってないのはそっちのようだが」と言いました。
チェアート地方の干ばつ
兵士が何かを言う前に皇帝陛下が兵士の前に出て制止させます。
ランスロットは皇帝陛下に「俺とシャルロッテ・レイナウト侯爵の婚約を支持すると公表してほしい」と提案しました。
「…こんなふうに俺のことを侮辱しておきながらそんな頼みを聞いてもらえると思ってるのか?そんなことをして俺にとって何の得になる?」と断る皇帝陛下に、ランスロットは「チェアート地方の干ばつの解消だ」と言いました。
チェアート地方はティエリス帝国の穀物倉庫と言われるほど農業の中心地ですが、どういうわけか数年前から干ばつが続いていました。
今までは備蓄していた食料と輸入で何とかしのいでいましたが、いつまでもこの状況に耐えられるはずもなく、今のティエリス帝国で最大の難題と言えます。
皇室から出た夢莉は「皇帝の顔見た?水をかけられたことも忘れて、めちゃラッキーって感じでニコニコしちゃって!」と怒ります。
ランスロットはクスクスと笑いながら「大丈夫ですよ。全部計算済のうえでの提案ですから」と言いました。
干ばつが解消されて皇帝の評判が上がりランスロットのことが話題になると、レイナウト家の後継者であるシャルロッテの評判にも影響が及ばされます。
その後に皇帝がランスロットとシャルロッテの婚約を公表して祝福すると言えば、そう簡単にはレイナウト家のことを悪く言えなくなるというのがランスロットの計算でした。
「ついでにベスティーア公爵も悔しがるかしら?皇帝が私たちの味方をするから。たとえそうだとしても…」とブツブツ呟く夢莉に、「何か引っかかることでも…?」とランスロットは聞きます。
「その…何て言ったらいいんだろ…干ばつの解消なんてそんなことできるの?」と夢莉は聞き返しました。
魔法でいろいろできるのは分かるけど干ばつは自然災害で、大きな雨雲を作るとかどこかの水蒸気を運んでくるとかスケールが大きすぎると思うと夢莉は心配を伝えます。
「結論から言うと可能なんです。なぜならチェアート地方の干ばつは魔法で作られた人為的なものだからです」とランスロットは答えました。
「えぇ⁉いったい誰がそんなことを…!…ランスロットがやったの?」と驚く夢莉に、ランスロットは首を横に振り「魔塔の調査によるとベスティーア公爵と関係があるようです。おそらくそれをネタに皇帝を言いなりにさせるつもりなんでしょう」と答えます。
ランスロットの魔法で解決できそうでよかったと安心する夢莉に、「あの…参考までに申し上げておきますと、自然災害だって僕の力で解決できますから…!」と言いました。
自然界の大魔法はいちばん最初に習ったもので、お望みなら帝国全体を吹き飛ばすことだってできると必死に説明するランスロットを見て、夢莉は思わず声をあげて笑ってしまいます。
突然のことに驚いたランスロットに謝りながら「これでこそ私が知ってるランスロットだと思って」と夢莉は言いました。
皇帝陛下と一緒にいた時のものすごく冷ややかなランスロットは見たことがなかったからと説明する夢莉に、ランスロットはすまなさそうな顔をします。
「もしああいうのが嫌でしたら…」と言いかけたランスロットに、夢莉は笑って「えぇ?ぜーんぜん。ただあんな面もあったんだな~って思っただけ」と答えました。
ランスロットは安心して優しい笑みを浮かべました。
皇女殿下の呼び出し
今日の目的は達成したので帰ろうとした夢莉に「ちょっ、ちょっとお待ちください!」とメイドが声をかけてきます。
慌てた様子のメイドを一旦落ち着いてからゆっくり話すように促す夢莉。
息を整えたメイドは「シエラ皇女殿下がレイナウト令嬢にお目にかかりたいとおっしゃっています」と伝えました。
皇女殿下の元に向かいながら「皇女については小説の中でほとんど読んだことがないから考えてもみなかったけど、こんなふうに会うことになるなんて」と考える夢莉。
最初は断ろうかと思いましたが、ランスロットに同年代のレディ同士で過ごすのも悪くないと行くように促されてしまい、皇女殿下に会わないわけにもいかなくなったのです。
皇女殿下の部屋の前に辿り着き、メイドがノックすると「入って」と許可が出ました。
部屋の中に入り、「月の影が帝国の花にお目にかかります。シャルロッテ・レイナウトと申しま…す…」と挨拶をして皇女殿下を見やると、ウェーブのかかったブロンド髪にぱっちりとした目をしていて人形のように可愛らしい人物がそこにいました。
皇女殿下はニコッと笑い「はじめましてレイナウト令嬢」と挨拶をしました。
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お嬢さんの執事【11話】の感想
皇帝陛下に水をかけ、兵士が出てきた時はどうなるかと思いましたが、魔塔の主という立場の強さを思い知らされました。
自然災害でさえ魔法で解決できると言い切るくらいなので、ランスロットの強さは未だに計り知れません。
皇女殿下は可愛らしい見た目をしていますが、どんな人物なのか、夢莉たちに協力的な人物なのか次の話も楽しみです!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の11話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。