逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
ロビアはエルドリアに、自分を信じられるように証明してみせると宣言するのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第40話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第40話】のネタバレ
「俺に機会をください。証明して見せます。あなたが俺を信じられるように」と、ロビアはエルドリアに手を差し出しました。
一瞬その手を取ろうとしましたが、エルドリアは手を引っ込めます。
迷うエルドリアに、ロビアは「望まれないとしても証明して見せます」と熱っぽく語りかけます。
「あなたは・・私が怖くないの?」とエルドリアが問えば、「ええ。愛しいと思っています」とロビアは答え、エルドリアは失笑します。
自分がニセモノの皇女であることは、主人公自身が一番よく分かっていました。
真実を隠してナドリカから慰めと献身を受け、エッセンの傷に罪悪感を感じ彼のためにホンモノのように振る舞って、エクロットから皇女としての高貴さを与えられました。
いつのまにかエルドリアの頬には涙が伝います。
この場所に来て初めて、その瞬間だけはただの「私」だったのだと、張り詰めた糸が切れたかのように、エルドリアはロビアに抱きつきます。
ロビアもまた、エルドリアを抱きしめ返すのでした。
ナドリカとエルドリア
エルドリアは全身びしょ濡れのまま寝室に戻ってきました。
身支度をして寝台に寝転がっていると、隣で同様に寝転がるナドリカが何か言いたげに見ています。
「実は私、あなたに隠していたことがあったの」とエルドリアは告白を始めました。
エルドリアは、自分が本当の皇女ではないという事実が暴かれることがあれば、ナドリカに一番に話したいと思っていました。
『今からでも話さなきゃ。本当のことを。これ以上は隠しておけない』とエルドリアは心に決めます。
「姫様・・?」とナドリカが半身を起こし、エルドリアも身体を起こしますが、何から話せば良いかまとまらずに言葉になりません。
聞いたナドリカが傷つくかもしれないと思うと、どこからどうやって話せば良いかエルドリアには分からないのでした。
「リア、僕を見てください。辛いなら無理に話す必要はありません」と、ナドリカが優しく囁きます。
「嘘だったの・・何もかも全部。記憶を失くしてなんていない。私はあなたが知ってる彼女ではないの」と、ナドリカの優しさに堰を切ったかのように、エルドリアの口から言葉がこぼれます。
「分かっています」とナドリカは即答し、「気付いていたの?」とエルドリアは驚きます。
いつからどうやって気付いたのかと戸惑うエルドリアの両手を、ナドリカも両手でそっと掴みます。
「初めて会った日、あなたが僕の手を握ってくれた時・・その時から気付いていました。そんなことはあり得ないと思いながらも、同じ人だいうことの方が信じられませんでした。」と、ナドリカはエルドリアを真っ直ぐ見ます。
「どうして私に話してくれなかったの・・いや、はじめから分かっていたなら、どうして私を助けてくれたの?」と、エルドリアは不思議そうに問います。
「はじめは・・ただ少し息をつける余裕ができたことが嬉しかったんです。地獄から抜け出せたような気持ちでした。でもある時から、この瞬間が終わらないようにと本気で祈るようになりました」と、ナドリカは話します。
ナドリカの身体のあちこちにあった傷やアザは、憑依前の皇女がつけたものでした。
「あなたが眠る度に僕は恐怖に震えました。次の日目が覚めた時にもしあなたでなくなっていたらどうしようと、僕が本当のことを口にした瞬間、何もかもが崩れ去ってあなたが遠くへ消えてしまいそうな気がしていました」と、ナドリカはずっと黙っていた不安を吐露します。
「どうして手助けしたのかですって?すでにわかっているでしょう?」と言いながら、ナドリカはエルドリアの手の甲にキスします。
「それにあの男も気付いたことを、僕が気付かずにいるなんておかしいじゃないですか」とナドリカは笑い、「それも知っていたの?」とエルドリアは問います。
ナドリカから見たロビア
「彼もリアのことを気に入った様子でしたから。皇女ではなくリアを。彼はいつもあなたを見つめていました。彼は頭のいい男です。自ら明かしたということは、あなたを危険な目に遭わせるつもりはないのでしょう」と、ナドリカは優しく笑います。
「リアはわざと彼を受け入れない理由を作り続けているように見えます。彼を受け入れてください」というナドリカの言葉に、エルドリアは驚いて顔を赤くします。
「どうして・・どうしてそんなことを言うの?私が本当の皇女ではないから?私を突き放すため?」と、エルドリアはナドリカの両肩を掴みます。
エルドリアには、ナドリカがロビアを薦めてくる理由がまったくわかりません。
「怖いんです」と、ナドリカは涙を流しながらエルドリアを見つめました。
「危険な目に遭うのはリアなのに、それなのに・・俺にはまだあなたを守る力はないから。そんなリアをただ見ているだけなのがあまりにも辛いんです」と、ナドリカはエルドリアを抱きしめます。
ナドリカは、自分だけでは皇女を守り切れないと思っているようでした。
「だから・・彼のところへ行って、彼の力を借りてください。彼のことが嫌いなのではないでしょう?どうか僕のためにあなたの身を守ってください。僕はあなたを失いたくないんです」と、ナドリカはエルドリアに願います。
それを聞き、エルドリアは涙するのでした。
その頃のエッセン
エッセンは宮を離れ、とある建物の扉を叩きます。
「ユリエル」と呼びかけた先には、宮を追放されたヒロイン、ユリエルが立っていました。
第41話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第40話】の感想
ロビアにバレていたことは良いことだったのかもしれませんね。
自分の気持ちよりエルドリアの安全を優先するナドリカは格好いいです。
主人公は皇女のふりをしているつもりでも、結構違和感を感じている人は多そうですね。
エッセンとユリエルの再会は事態が大きく動き出す気配がします。
次の話も楽しみですね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第40話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。