「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。
安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。
ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。
小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。
ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第9話のネタバレです。ご注意ください。
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小説の中の悪女皇帝になった【9話】ネタバレ
フィリックスは、早速命じられた通り魔法を使います。彼が魔法に使っている万年筆は、かつてユリアがプレゼントしたものでした。
『恐ろしいほど盲目的な子なのね…』つぐみはあらためてフィリックスの忠誠心に驚きます。
さらにつぐみは、まだフェーズのせいで閉じ込められてる者もいるからと、幽閉塔の天気を安定させるようにも命じます。
フィリックスは快く引き受けます。その様子はとても張り切っています。
フィリックスは、貪欲で無能な上に、皇帝の権限まで狙っていたフェーズを嫌っていました。ユリアの最も信頼する人がユーストであることは不愉快ではありますが、まだ認めることができました。ですが、フェーズのことはゴミのような人間だと思ってました。
しかし、ユリアがフェーズの肩を持っていたため、フィリックスは、今までフェーズに口出しはしませんでした。
それが今では、ユリアがフェーズを切り捨てる計画を練っています。フィリックスが張り切る理由には充分でした。
「陛下!他にやることはありませんか?」キラキラとしたそのカワイイ笑顔につぐみは 、何故フィリックスが貴族にいたずらしても見逃されていたのかがわかった気がします。
つぐみは追加で、公爵の書類から間違った内容を探し出すようフィリックスに指示します。
『よしっ、それじゃ私も!』ユリアの知識のおかげでこの世界の文字も読めるようになったつぐみは、まずはベヌース伯爵を釈放できる資料を見つけるため、山のようにある資料に目を通し始めるのでした。
同じくらいのダメ人間
「ベヌース伯爵を証拠不十分により釈放する!」つぐみが侍女に命じると、侍女はさっそく、幽閉塔へ伝えに行きました。
つぐみは頭がズキズキしています。
『さすが、あの部長に似ているだけのことはあるわね。』と、つぐみは嫌いな会社の部長とフェーズを重ね合わせます。
部長は、奇麗にまとめた1ページより長い文の方がいいと思っている、仕事の質より勤務時間の長さを重視するタイプの典型的な無能人間でした。フェーズは顔だけではなく仕事のやり方も、部長にそっくりです。
『こんなやつが上にいたから国がダメになったんだ』つぐみは頭を抱えます。
なんとつぐみは、山のようにある無駄に長い資料、全てに目を通したのでした。
ブレイク、ティーブレイク
「陛下、少しお休みください。」と、フレーヌがお茶を差し入れてくれました。
『ん?これは…』つぐみはお茶に口をつけると、あることに気づきます。
差し出されたこのお茶は、2年前までユリアが作成を練りながら楽しむ「チーナ茶」というものでした。爽やかな香りで、頭を軽くする効果があります。
ですが、「チーナ茶」を飲めるようにするには、とても手間のかかる難しい加工が必要です。しかも手順を間違えてしまうと、吐き気がするほど苦い味になります。
「お口に…合いますか?」と緊張しつつも、フレーナはつぐみにへ伺います。
「お前の茶が口に合わないはずがない。」つぐみは、ユリアのため手間をかけて「チーナ茶」を作ってくれたフレーナのことを思い、優しくフレーナの問いに答えます。
そんな、温まるひと時を送っていた時に、ユーストが訪問します。
ユーストの突然の訪問に「来たか、座りたまえ。」とつむぎは快く迎え入れますが、ユーストは戸惑っています。
「ベヌース伯爵の釈放命令を下したと聞きました。」ユーストは何故今になってユリアがそんな動きを見せるのか不思議で堪りません。
「フェーズ公爵の資料を見ると証拠が不十分だったからな。」と答えるつぐみに対しユーストは「本当にそれだけの理由ですか?」と疑う気持ちを露わにします。
ユーストが混乱するのは無理ありません。暴君に変わってしまったユリアがこんな行動する訳がありません。そのためユーストは混乱しているようです。
しかし、つぐみに残された時間は残り2日。今は、つぐみはユーストを混乱させる事となっても、生き延びることを第一に考える必要があるのでした。
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小説の中の悪女皇帝になった【9話】の感想
フェーズ伯爵はズルいどころか仕事も無能でした…
なるほど、仕事に求められることは沢山の文字より、それをどこまで奇麗に短くまとめられるかが重視されるのですね。
私もとても勉強になりました、今後意識して人生を送らなければいけませんね。さもなくばもしどこか転生した際、命にかかわりますから。
終盤でユーストが慌てて入ってきました。とても混乱していましたね、彼はユリアへの思いを何とか断ち切って反逆を決意したばかりだったのですから。
ユーストはユリアに反逆を決意するまでの間、数多くのユリアの醜態を目の当たりにし、絶望してきました。本来ならつぐみの正気に返った姿は喜ばしいはずですが、ユーストはその姿を信じることができない程、ユリアに付けられた傷は大きいのでしょう…
ユーストが反逆を取り消すまでの信頼を、果たしてつぐみは回復させることができるのでしょうか。
まとめ
以上、小説の中の悪女皇帝になった【9話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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