「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。
安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。
ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。
小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。
ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第6話のネタバレです。ご注意ください。
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小説の中の悪女皇帝になった【6話】ネタバレ
『うそでしょ?フェリックスがいないだなんて!』寝起きの状態で焦っているつぐみの心情を察し、侍女フレーナが優しく言葉をかけます。
「フェリックスは外で待っております、陛下のお着替えがまだですので…」
侍女のその言葉につぐみは安心し、落ち着きを取り戻します。
そして朝の支度に取り掛かるフレーナの絞るタオルから、ジェリンの花の香りがすることに気づきます。それはユリアがかつてフレーナに褒めたことのある香りでした。
「ありがとう、私がジェリンの花を好きだと覚えていてくれて。」つぐみのその言葉にフレーヌはうれし涙を堪えます。
フレーヌはユリアにかつて褒められてからというもの、ジェリンの花を集め、飽きないように他の香りも混ぜつつ毎日ユリアのために用意していました。ただユリアに喜んでほしい一心で…
しかしユリアは暴君となって以来、その香りを疎遠していたため、フレーヌにとって今日この香りを用意することはとても勇気がいることでした。
そのため、少量の香りを入れていたのにも拘らず、つぐみが気づいてくれた嬉しさで涙を堪えているフレーヌ。
その姿を見てつぐみは『こんな些細な事すらしてあげなかったユリアが憎いわね。』と、ユリアの過去の行動に憤りを感じるのでした。
朝の支度もバッチリ終わり、以前の堕落した暴君の姿から「皇帝」の姿へとなったつぐみに侍女たちは見惚れます。
フレーヌが「それではフェリックスを呼んできます。」と、部屋を後にします。そして出ていく際に一言、「それと…ありがとうございます。」
『お戻りくださって』
念願のご対面
扉のノックと共にフェリックスが入ってきます。
すると否やフェリックスは涙が止まりません。
「どうしたんだフェリックス」その姿につぐみは戸惑います。
「みんなから陛下がお戻りになったと聞きましたが、それが…あまりにも嬉しくて。」
フィリックスの言葉につぐみは返します。「それは私が言うべきことだ、お前たちが戻ってきてくれたからな。」
こんなことをいうのは恥ずかしかったのですが、つぐみにとって本当の事でした。
その言葉を聞き、フェリックスは「陛下がお望みならどこまでもついて行きます。」と改めて忠誠を誓うのでした。
悪党ともご対面
そんな、感動的で和やかなムードをかき消さんばかりの騒がしい音が、部屋の外から聞こえます。
侍女の静止を振り切って部屋に飛び込んできたのは、ユリアが命を奪われてしまう反逆の原因ともなったフェーズ公爵でした。彼はつぐみにとっては初対面です。
宿敵が目の前に現れたとかどうとか、そんなことよりもフェーズ公爵の容姿が、つぐみの嫌いな会社の部長にそっくりなことにつぐみは反応します。
つぐみの部長への恨みはかなりのもので、その怒りは殺意を生み出し、剣気を纏います。
「どうして剣気をまとうのですか?」と怯えるフェーズ公爵の一言でつぐみは我に返ります。
『これが剣気…部長とそっくりの顔を見たらつい出ちゃったみたい…』とつぐみはついつい何かの能力に目覚めます。
「ただの運動だ気にするな」とつぐみは誤魔化し話を進めようとします。
ここに来た目的を思い出し、フェーズ公爵は「どうして幽閉塔へ送ったものを呼び戻したのですか?」と詰め寄ります。
「問題でもあるのか?」追い出したのが自分ならば、呼び戻すのも私の勝手だと主張するつぐみ。
そして、逆につぐみは詰め寄ります。「ところでいつからお前は皇帝になったんだ?」
「私は城から追い出しただけで、幽閉塔へ送ったつもりはなかったが、お前は知っていたのか?」
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小説の中の悪女皇帝になった【6話】の感想
フェリックスはあっけなく出てきましたね、良かったです。
そしてフェーズ公爵、やっと出てきたと思ったら部長に似た人…
今まで目が描写されていなかったため、表情も読めず、一体どんな悪党なのかと思いましたが、かなり人間味を帯びた人でしたね。悪党というよりかは小ズルいタイプの印象を受けました。
ともあれ、つぐみには好都合です。心置きなく倒せますから。
ここである考察が湧きました、このフェーズも実は、現実の部長が憑依しているのでは?
つぐみが突然小説の中に入り込んでしまったのならば、部長も突然入り込んでしまっていても。その可能性は0ではありません。
ただ、仮にもしそうだとしても、つぐみの目的は変わらないでしょう。部長ごと倒せばいいのですから。
怒りにも火が付き、今まで不安でいっぱいだったつぐみは、フェリックスも味方につけ、ついに攻めの体制に入ります。やっと攻守交替、次回も楽しみです。
まとめ
以上、小説の中の悪女皇帝になった【6話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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