「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
悲しい結末を避けるためにユジンを護衛騎士として連れていこうと決意した主人公は、次にカインの悲恋を止めるための計画を立てることにしました。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第16話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第16話】のネタバレ
カインがヒロインのアリエルに惚れたきっかけには、たいした言葉でもない「あの言葉」がありました。
カインは初めて言われたその言葉に大きく心を奪われてしまったのです。
それさえ阻止すれば、たとえ別のきっかけで惚れたとしても、あれほど切ない片想いにはならないだろうと主人公は考えていました。
そして、そんな片思いがなければ、独占欲の強い皇太子がカインをそこまで追い詰めないはずだと推測します。
「ヘレイスはどうしよう・・」と、主人公はまた別の登場人物について考えを巡らします。
3人目のイケメン「ヘレイス」は情報ギルド長で、泣き顔見たさにアリエルに近づく少し変わった人物でした。
「まぁ、連れて行く必要まではないか・・」と対応に悩みます。
ユジンとは違う意味で自由奔放な彼は、絶対に死にそうにないと思われていました。
しかし、結局はアリエルを助けて命を落とすことになります。
『カインみたいにアリエルとの接点を減らせば死なずに済むかもしれない。それに、ヘレイスには親友ダニエルもいるから』と主人公は思案します。
奥の手として、ダニエルの方に忠告すれば、へレイスの死を止められる可能性もありました。
「残る人物はイビエンとジェインか・・」と助けたい人物思い浮かべて悩みます。
イビエン嬢は皇太子を愛していましたが、友人であるアリエルのために諦め、さらには商談主になる夢まで諦めてしまいます。
少女ジェインは、アリエルの代わりに毒を飲んで死んでしまいます。
イビエンは不幸にはなりますが死ぬわけではありません。
死なせないために連れて行くならジェインですが、毒から助けられるのなら連れて行かなくても大丈夫そうです。
連れ出すならユジンだけだと決めた主人公は、布団に潜り込みます。
「よし!明日で療養生活は終わるし、ユジンとカインが仲良くなれる手助けから始めよう」と呟き、『私の推しは私が守る!死なせてたまるか!』と固く決意するのでした。
ユジンの感想
使用人たちが和気藹々としているのを見て、『宮中も雰囲気が最初に配属された時と大違いだな』とユジンは感じていました。
「ボルタン卿。お呼びですか?」と隣にきたメイド長に呼びかけられて、ユジンはそちらを見ます。
「あ・・忙しいのにお呼びしてすみません」と言えば、「いいえ。聞きたいことがあるとか?」と尋ねられます。
「はい。休暇中の間、皇女宮で何があったのか教えて頂きたくて。正式に復帰する前に知っておいたほうがいいかと」とユジンが言えば、「そうですか。ただ卿が事前に知っておくべきようなことは何もありませんでした」とメイド長は淡々と答えます。
皇女について調べようと思ったユジンでしたが、あいにく新しい情報は得られませんでした。
私の口からは何も申し上げられません、という口の固いメイド長に、ユジンは怒りよりも頼もしさを感じるのでした。
ユジンは、突然吐血した皇女を思い返していました。
あんな風に血を吐くのは悪化している証拠であり、魔力を使って診断した結果も、最悪のものでした。
『慣れるような苦痛ではないのに平然とした態度をとるとは・・単にあのラフェアリスという病気だけではなくそれ以上に大きな問題があるのかもしれない』と、ユジンは考えていました。
一刻も早く医師のロックスと動こうと決意し、ユジンは足を早めます。
『ある瞬間から皇女を考えるだけで、守りたいと思うようになった』と、太陽のような眩しい皇女の笑顔を思い出してユジンは決意します。
「ロックス!」と声をかけながら部屋に入ると、先客がいたようでした。
「ああ、ボルタン卿!ちょうどよかった」と、ロックスがユジンに気付いて話しかけます。
そこには、ロックスとその助手、そしてカインがいました。
作戦会議
「みなさんお集まりとは。約束でもされてたんですか?」と言えば、「ちょうどあなたも呼ぶところでしたよ」とロックスが言います。
そこにいたカインの姿に驚いたユジンが「閣下も一緒とは・・」と言えば、「休暇をもらった」とカインは答えます。
「え・・休暇を・・?」と、仕事人間カインの発言にユジンが驚けば、カインは無表情のままに頷きます。
『皇女とはこの前初めて会ったはずなのに。公爵は見かけによらずお節介な人間なのか?それか、今の皇太子が気に入らないのかも・・』と、ユジンはカインの行動原理が理解出来ずに悩みました。
ロックスは咳払いをして、このメンバーで2つの研究をしたいと話します。
「一つ目は完治。二つ目は緩和です。緩和についてはアイリック公爵に良い考えがあるとか?」とロックスが話を振ります。
カインは右手に魔力を集めながら「私は自分の魔力を体内で自在にコントロールできる」と言います。
ロックスとその助手はコントロールの巧みさに魅入っていました。
「なるほど。私の魔力が光属性なのは皆さんもご存知でしょうが、見たところ閣下は闇属性のようですね。ひょっとして、二種類の魔力を治療に?」とユジンがそれを見て問えば、「うむ」とカインは答えます。
もしかしたら緩和の方法が早く見つかるかもしれないと、期待にユジンは顔を輝かせるのでした。
主人公の悩み
主人公は自室で机に手をついて落ち込んでいました。
ユジンもカインも二日間も姿を見せず、イケメン欠乏症に陥っていたのです。
ユジンとカインが、病の解決方法のための走り回っているなどは、主人公は知りませんでした。
『まさかもう私が要らなくなったとか!?』、などと考える主人公に、突如部屋の外から怒鳴り声が聞こえてきました。
「リニ!!」との声に、主人公はそっと扉の外を覗きます。
侍女のリニが、夜遅くにクッキーを焼いたことを料理長に叱られているようでした。
それを聞いた主人公は、昨晩、リニに頼んで夜中にクッキーの焼き方を教えてもらったことを思い出します。
リニの焼いたクッキーを昼間に食べて美味しかったため、頼んだのでした。
自分のせいだと気づいた主人公は、怒られるリニの前に飛び出しました。
「待って・・!!ごめんなさい!実は昨日、私が無理矢理リニに作り方を教えてって頼んだの!」といえば、皇女の登場に料理長は顔を白黒させて慌てます。
リニを気遣う皇女の姿に戸惑う料理長を置いて、主人公はリニの手を取って連れて行きます。
リニは真っ赤になって戸惑っていますが、良いことを思いついた主人公は気づきません。
『そうだ!ただ待ってるだけじゃなくて、こうやって直接会いに行けばいいのよ!』と、イケメンたちに会いに行こうと決めたのでした。
第17話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第16話】の感想
主人公は色々と作戦を練っていますね。
ユジンが皇女を気遣うようになっていて、主人公によって原作は変わってきているのを感じます。
皆んなが皇女の病を心配する一方で、苦痛を感じていない主人公は元気ですね。
主人公の行動は、以前の皇女を知っている人々からすれば驚くばかりでしょう。
イケメンに会いに行くと決めた主人公の行動は、またどんなことを引き起こすのでしょうか。
次の話も気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第16話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。