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その悪女に気を付けてください【第43話】のネタバレ・感想|ピッコマ

その悪女に気をつけてください ネタバレ

その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。

交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。

ヒロインのユーリをストーカーする弟ジェイクを懲らしめるため、メリッサは狩り大会への出場を決めるのでした。

ここからは、その悪女に気をつけてください、の第43話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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その悪女に気をつけてください【第43話】のネタバレ

150年前、バシレイオス帝国には魔物が至る所に溢れていました。

幸いにも大魔術師が魔物を全て封印したため、今は平和を保っています。

昔は皇室の指揮で魔物を退治しており、それが現在の狩り大会に姿を変えて続いているのでした。

魔物に支配された過去を忘れないようにと、狩り大会は毎年開催されています。

狩り大会は、今ではただの貴族の社交場になってしまい、狩りに出場しない令嬢たちもドレス姿で参加していました。

そんな中、メリッサは剣を腰に刺した男装で会場にやってきたのでした。

「品がないわ」「見てよあの格好」とヒソヒソ話をする令嬢たちを一瞥して、『じゃあなに、コルセットつけて狩れってか?』とメリッサはイラッとしますが言葉は飲み込みます。

一般的な令嬢の反応としては普通のことなので、『仕方ない』とメリッサはため息をつきます。

そんなメリッサに、「本当に来たんですね」と、話しかけてくる青年がいました。

『何こいつ。誰だか知らないけどブッサイクだなぁ。こんなこと言うのもあれだけど、エキストラに違いない』とメリッサは眺めます。

この世界で美男美女は善悪にかかわらず主人公です。

ブサイクならエキストラである場合がほとんどです。

なので、目の前の青年もエキストラだとメリッサはみなしていました。

『超イケメンなのにエキストラなナインは稀に見るケース。何か理由でもあるのかな・・』とメリッサはふと考えます。

「よほど皇太子の気を引きたいんですね。そんな細腕で何を狩る気です?邪魔しないで女性たち同士で大人しくお茶でもしてればいいのに」と、先程のブサイクな青年がネチネチと話しかけてきました。

面倒臭いと思ったメリッサは無視しますが、相手は激昂して怒鳴り散らします。

「黙ってりゃ・・いい気になりやがって!」と青年はメリッサの手をねじり上げますが、「イラつくな・・」とボソリと言ったメリッサは簡単にその腕を振り払います。

弱いと思っていた女に軽く振り払われ、青年は驚いた顔をしました。

「私の参加を不満に思う方が多いのは重々承知ですが。お父様と皇帝陛下の許可まで得たのに文句あります?陛下のご判断が正しくないとでも言いたいのかしら」と、メリッサは金の目を威圧的に光らせて青年を睨みつけます。

皇帝の名を出されたことで、「い・・いや、そんなことは・・」と青年は怖気づくのでした。

メリッサの作戦

メリッサが昼食を食べていると、連れてきたメイドが「あの方はヨークシャー公爵家のご長男ですよ・・」と忠言してきました。

近くの席で先程のブサイクな青年がこちらを睨んでいます。

「そう。息子のしつけがなってないわね」とメリッサはまったく応じませんが、「お嬢様ったらそんな・・」とメイドはまだ何か言いたげです。

世間体のため、最低でも従者は5人連れて行けという父たる公爵の命令があり、付いてきたメイドでした。

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メリッサは、気心の知れたヨナとナインだけ連れてきたかったとため息を付きます。

『まぁ今それはどうでもいい。そろそろ作戦を実行するか・・』と、メリッサは気持ちを引き締めます。

「イテテッ!」と腹痛のふりを始めたメリッサは、お腹が痛いからお手洗いに行くというセリフを読み上げますが、それは全くの棒読み状態で、大根役者のようでした。

冷めた目でそれを見て舌打ちをした侍女のヨナは、「お嬢様が急用で席を外されるそうですので、私たちは馬の方へ移動しましょう」とさらりとフォローします。

「便秘のお嬢様のためにも、私たち使用人が配慮しないと」と余計なことを言うヨナにツッコミを入れたくなりますが、『便秘じゃないってば!』の言葉をメリッサは我慢します。

メリッサの移動

メリッサは、マントを羽織って目立たないように森の中を走っていました。

先導しているのは空飛ぶ光球であり、それはやがて1本の木の周りをクルクル回り始めます。

目的地についたメリッサは『ラッパの音も聞こえないし、旗も立ってない。狩りはまだ始まってないみたい。間に合ってよかった』と辺りを確認します。

「ジェイク、そこにいるのはわかってるわ」と、メリッサは木に向かって話します。

すぐに反応はありませんが「スクロールで確認済みよ。出てこないなら引きずり下ろすわよ」と剣を構えて脅すことで、「・・何だよ」と弟のジェイクが降りてきました。

『挨拶ぐらいしろや。ボッコボッコにしてやりたい・・・!ダメダメ。作戦のためにもここは耐えよう』と怒りを押し殺したメリッサは、「あんた、ウサギ好き?」と笑いかけます。

不思議そうな顔をするジェイクに、「私は好きよ。ストーカーの弟よりも」と左手の甲に描かれた魔法陣を突き出します。

手の甲が光り、なんらかの魔法が発動し始めます。

しかし、姉がショボい魔力しか持っていないことを知っているジェイクは、構えもせずに馬鹿にした顔をしてそれを見ていました。

『弟よ。これだけは知っておきなさい。努力は裏切らないの』とメリッサは魔法を弟へと飛ばし、「なっ・・何だ!」と魔法が飛んできてようやくジェイクは慌てます。

ジェイクは魔法の光に包まれました。

「ウサギはあんたより可愛くてか弱いもの。でしょ?ジェイク」と、メリッサはにっこりと笑います。

ジェイクがいた場所には、真っ白で小さなウサギが一匹、驚きの表情で固まっていました。

パンパカパーン、とラッパの音が鳴り響きます。

「狩の始まりよ」とメリッサは宣言するのでした。

第44話に続く>>

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その悪女に気を付けてください【第43話】の感想

メリッサの男装姿はスタイルもよくて格好しいですね。

イケメンは主役、ブサイクはエキストラのルールに当てはまらないナインは、一体何者なのでしょうか。

自信満々なのに大根役者なメリッサには笑いました。

白兎でよく描写されるジェイクが、本当にウサギにされてしまいましたね。

次の話が楽しみです。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第43話のネタバレと感想をご紹介しました。

「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。