「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
皇女が張り出した仕事の募集要項を、イビエン令嬢はじっと見つめるのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第31話のネタバレになりますので、ご注意ください。
\随時更新中!/
悪女が恋に落ちた時【第31話】のネタバレ
イビエン令嬢は幼い頃から他の令嬢達とは違い、経営の勉強が大好きでした。
後継者の弟が生まれてからは、学ぶことを禁じられてしまいましたが、弟に勉強を教えるフリをしながら学ぶことを諦めませんでした。
しかしその姿に不満を抱いた両親は、娘を無理矢理結婚させようとしました。
それを知ったイビエンは逃げるように家を出ました。
そうして知人たちの家を転々としていたイビエンは、皇宮のメイドとして働くことになります。
あるとき、イビエンは同僚のメイドたちが帳簿の金額が合わないと話し合っている場面に遭遇しました。
自ら手伝いを申し出たイビエンは、メイドたちの会計業務を手伝うことになり、偶然皇太子の目に留まります。
そうしてイビエンは彼の個人秘書に選ばれ、自分の才能を認めてくれた皇太子に恋をします。
主人公の救出計画
『残念ながらその恋は叶わないけど・・』とため息をついて、主人公は小説におけるイビエンのストーリーを思い起こします。
原作では皇太子とアリエルが結婚した後、イビエンは全てを捨てて田舎に姿をくらましてしまいます。
『失うにはもったいない人材よ』と主人公は考えていました。
原作が始まった時に皇太子の秘書になりたてだったことから、今は友達の家を転々としている頃だと主人公は推測します。
主人公は『そろそろ令嬢のために動き出さないと』と決めます。
数日前、既に主人公は「個人商団の経営者を募集する広告を出してくれる?」とメイド長のエマに頼んでいました。
これはイビエンを迎えるための求人であり、仕掛けが施されていました。
「広告には募集主が皇女ということと、商団が潰れかけていることも明記してちょうだい」と主人公はお願いします。
これは、募集者が殺到しないようにわざと悪条件の商団を選んだのでした。
「それから給料も雀の涙ほどの金額でよろしく!」と主人公は笑います。
これも切羽詰まったイビエンの目に留まるための作戦であり、イビエンを採用したら主人公はやりたい仕事を思いっきりさせてあげるつもりでした。
「エマ、エマの老後は私が面倒を見るから心配しないでね」と主人公が言うと、「・・え?」とエマは顔を赤くして戸惑います。
イビエンは原作で主席秘書に上り詰めるほどの実力者でした。
商団の経営を任せても安心だと主人公は考えており、うまくいけば使用人たちの老後の資金も確保することも期待していました。
『想像するだけで幸せ』と主人公は微笑みます。
主人公の周りは最近万事順調であり、13歳までのルペルシャ皇女の記憶も平和でした。
しかし、原作の開始まで2ヶ月を切っていることが主人公の不安材料ではありました。
『でも他のサブキャラとも上手くいってるし、残りはヘレイスを手なずけるだけね』と主人公は考えます。
『泣き顔好きの変わった趣味を持つ少年を救うため・・アリエルの涙に翻弄されないよう手を打たなくちゃ』と主人公は思いますが、一方で『変わってるけどそれはそれで魅力的なのよね・・』とも感じます。
ヘレイスと実際に過ごしたことで、意地悪だと思っていたけど意外とかわいい一面があることを主人公は感じました。
ヘレイスの友達のダニエルもまた、本当はいい人なのかもとも主人公は思うのでした。
ヘレイスとカイン
「ご機嫌だな」と、そんな考え事をする主人公の後ろからヘレイスが話しかけます。
「天使さん!」と、突然部屋に現れたヘレイスに驚くことなく主人公は笑います。
「なんで俺を見たらいつも笑うんだ?」とヘレイスは不満気で、『だってイケメンをみたら自然と笑顔になるんだもん』と思う主人公はニコニコして、「天使さんが不思議で」と答えます。
「不思議?」と問い返すヘレイスに、「それは・・」と主人公が答えかけたところで扉の外から呼びかける声がありました。
主人公がそれ応じれば、部屋にカインが入ってきました。
カインとヘレイスは目が合うと険悪な空気を醸し出しますが、「公爵」と主人公はそれに全く気づかず満面の笑みで話しかけます。
「おはようございます!ちょうど天使さんとお話をしていたところです」と言う主人公に対して、「はあ・・」とカインはヘレイスを見ます
そしてヘレイスを無視するように皇女に「よく眠れましたか?」と尋ねるのでした。
「・・ずいぶん楽しそうだな」と言うヘレイスに、「おいお前。皇女様にタメ口を使うとは何事だ」とカインが突っ掛かります。
そうやってくだらないことで喧嘩する様子を、主人公は微笑ましく見守るのでした。
ふっと俯いて笑う皇女に気づいたヘレイスは、「リシャ、泣いてるのか?」と目を輝かせ、「いいえ・・」と主人公はまた笑います。
「どうすればいいんだ?驚かしても泣かないし、だからって殺す訳にもいかない」とヘレイスは頭を掻き、『やはりこいつは危険だ』とそれを聞いたカインはさらに警戒心を強めます。
しかし皇女が笑ったままの様子を見て、『でも今は追い出すのが最善策だな』とカインはため息をつくのでした。
空中から音もなく黒い剣を作り出したカインはそれでヘレイスを攻撃しますが、ヘレイスは難なく避けます。
そのままバルコニーまで移動したヘレイスは、「邪魔者がいない時にまた来る。じゃあな、リシャ」と言葉を残して去るのでした。
「本当に不思議な人ですね」と主人公は言い、「皇女様、あの者は危険です」とカインは反論します。
「気を使わせてごめんなさい。私のせいで休暇も全部使ったと聞きました」と主人公は言い、「私は・・嬉しいです。おかげで皇女様と過ごす時間が増えましたから」とカインはいつもの無表情を崩して笑うのでした。
第32話に続く>>
\随時更新中!/
悪女が恋に落ちた時【第31話】の感想
イビエン令嬢は自分の実力で道を切り拓いた人だったのですね。
主人公はただ不幸から助けるだけではなく、皆がのびのび生きれるようにと配慮していて思慮深いです。
ヘレイスは神出鬼没ですが、次はいつ現れるのでしょうか。
カインは主人公との出会いで様々な感情が動いていそうですね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第31話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。