「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
「私にあまり時間がないからです」と話す皇女の言葉に、カインは酷く傷ついた顔をするのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第34話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第34話】のネタバレ
ジェインと別れた後、主人公は馬車に揺られながらジェインの3番目の小さな弟について考えていました。
原作でジェインが事件に巻き込まれたのは、食糧を手に入れるためだったのではないか、と主人公は推測します。
しかし、原作が始まる前に下の弟は命を落としてしまったのでしょう。
『でも私が現れたからそんな悲劇は起こらないわ。ジェイン達を救えて本当によかった。この調子なら何でも上手くいくような気がする!』と主人公は窓の外を眺めて微笑みます。
「リシャ、さっきの姉弟を一年間面倒を見るといいましたが・・なぜ一年なのですか?」と不意に、向かいに座るカインが主人公に尋ねます。
「え?」と主人公は不思議そうな顔をしますが、「まるで・・一年後にどこかに行ってしまうかのように聞こえました」とカインは真剣な顔です。
心配されていると思った主人公は、大筋の計画を話すことにしました。
「実は病にかかったことを知った日・・すぐにここを去るつもりでした」と主人公が言うと、「えっ・・どういうことですか?」と今度はユジンが驚いた顔をします。
「リシャ、どっか行くの??」とヘレイスまでも身を乗り出し、カインもまた驚いた顔をしています。
『もう。みんなして私を見たら照れちゃう♡』と主人公は呑気に考えます。
「ですが陛下に言ったら、一年後にしろと言われて・・」と主人公は言い、「リシャ、ひょっとしてお前バカなの?」とヘレイスは急に大人びた表情で目を細めます。
『かわいいだけじゃなくてセクシーな一面もあったのね・・!!』とそのイケメン具合に心臓に衝撃を受けますが、主人公は耐えます。
カインの気持ち
「リシャ・・、自ら、ここを去るおつもりだったのですか・・?え・・どうして・・」とカインは呆然とした表情のまま言い、『カインが珍しくパニックになってる・・』とそれを見た主人公は驚きます。
「あんまりです!何も言わずに一人で去るおつもりだったんですか?一体なぜ・・」と、ユジンもまた悲しそうに主人公に問いかけます。
『やだ・・みんなったら・・そんな必死に引き止めないでよ♡』と主人公は幸せな気分になりますが、『でも本当の事情を話す訳にもいかないし。まだ一年もある・・』と気持ちを切り替えます。
1年経って記憶を100個手に入れれば病が治ることも、これから始まる原作の内容を知っていることも、皆に説明できるものではありません。
「でも一年先延ばしにしたので、あまり気にしないでください。いつか私がここを去るときは、笑って見送ってください。それで十分ですから」と主人公は笑って皆に言うのでした。
ヘレイスもカインも、そんな皇女に何も言えません。
『最初は皇太子の対抗馬になる良い切り札としか思っていなかった。彼女が歩み寄ってこなければ・・友情という温かい感情を知らなければ・・彼女の言葉にこんなにも傷つくことはなかったのに』と気持ちが溢れて、カインは唇を噛み締めます。
「皇女様、私は・・いえ、私たちはあなたにとってなんですか?なぜ何も言ってくれないんですか?一人で勝手に決めないでください」と泣きそうな顔で、カインは皇女に訴えるのでした。
ジェインの思い
豪邸で目覚めたジェインとその弟達は、未だ夢を見ているのではないかと周りを見渡していました。
ジェインは、今までの生活を思い出します。
生き残るために、スリをしながらなんとか生き延びていました。
スリとして捕まって、手首を切られそうになったことも何度かありました。
それほどに足掻いても、貧しい暮らしは変わりませんでした。
双子の弟は飢えて痩せていき、病気の末っ子の病状はよくなりません。
ジェインは何度も自殺を考えました。
そんなときに、ジェインは皇女に出会いました。
最初、温室育ちで苦労知らずの貴族のお嬢様だとジェインは思いました。
ジェインは欲がでました。
裕福な彼女ならお金が少しなくなっても気づかないだろうと、いつもより大物に手を出そうとしてしまいました。
軽くぶつかったフリをして手を伸ばした矢先に、そばにいたカインと目があってしまいました。
その冷たい眼差しに、選ぶ相手を間違えたのだと本能的に気付き、ジェインは尻餅をついてしまったのです。
『手首どころか・・首が飛ぶかもしれない!このままじゃ弟たちまで危ない・・!』と、カインの殺気にジェインはなすすべもなく両目を瞑って覚悟しました。
しかし、優しい手がジェインの顔に添えられて「泣かないでください」と声をかけられます。
目を開けてそこに見たのは皇女の笑みであり、「大丈夫だからほら立って?」と皇女は言います。
『首が飛ぶどころか、彼女は私たちが夢見ていたものを全て与えてくれた。ルペルシャ・ラム・トリエル。あなたって方は・・』と、ジェインは感銘を受けたのでした。
皇女の忘れ物
皇女と別れた後、ジェインは家に見知らぬ布袋が置いてあることに気付きました。
それを忘れ物だと思ったジェインは、届けようと馬車に走りました。
馬車まで駆け寄ったその時は、ちょうど皇女が「実は病にかかったことを知った日・・すぐにここを去るつもりでした」と話している時でした。
ジェインは驚きのままに布袋を足元に落として、金貨が転がり出ました。
しかしジェインは気付くことなく、そのまま皇女の話を聞いてしまいました。
『じゃあ一年後、皇女様はどうなってしまいのだろう?』と、ジェインは困惑するのでした。
第35話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第34話】の感想
みんな皇女を心から心配していますが、相変わらず主人公はずれていますね。
主人公の曇らない幸せな気持ちが、周りのみんなを惹きつけるのがよくわかります。
ジェインは本当に苦労していて、それでありながら心が綺麗ですね。
告白を聞いてしまったジェインは何を思うのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第34話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。