「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
忘れ物を届けようとしたジェインは、ルペルシャ皇女の病気の話を聞いてしまうのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第35話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第35話】のネタバレ
皇女が宮に帰った後、3人は話し込んでいました。
「俺が調べたところ、リシャは昔、今とは別人だったそうだぞ」と、ヘレイスはユジンとカインに話します。
時間はもう夜になっていました。
「何が言いたい」とカインが問えば、ヘレイスはクスッと笑います。
「俺は今まで生きてきて、余命わずかな人たちを多く見てきた。だがリシャはそいつらとは全然違う」と言うヘレイスの言葉に、「何がだ」とカインが返します。
「未練がないんだよ。死ぬ直前の人々は普通他人を恨み嫉妬するが、リシャはそんな感情とは無縁だ」と話すヘレイスは皇女の朗らかな笑顔を思い出し、『だから余計泣かせ方が分からない』と寂しそうな顔をします。
「まるでいつ死んでも未練がないように見える。皇宮に流れる噂もまったくのデマではなさそうだな。面白い女だ。気になって目が離せない。そうだろう?」とヘレイスは話し、ユジンは悲しそうな顔をして、カインは歯を食いしばります。
ヘレイスの考え
『皇女はすべてを一人で背負おうとしている。病を知る前から問題があったに違いない。そうなった主な原因はおそらく・・彼女の家族たちだろう』とヘレイスは推測していました。
眠る皇女の寝室に侵入したヘレイスは、床に膝立ちをして皇女の寝顔を眺めていました。
皇女は気づかず、穏やかに眠っています。
『なんで俺はまたここにいるんだ?面倒なことは大っ嫌いなのに』と、自分の行動の理由もいまいちわからず、ヘレイスは疑問に思います。
ぽろりと、眠る皇女の瞳から涙が一雫転がり出ました。
「え?やっと泣いた」とヘレイスはその雫を指で掬うと、ぺろりと口に入れます。
「しょっぱい」とヘレイスが呟くと、タイミングよく眠る皇女が小さく笑いました。
どうやら良い夢を見ているようでした。
「お前が死んだら泣き顔が見れなくなる。だからまだ死なないでくれ」と、ヘレイスは皇女の頭を撫でました。
皇女の夢
主人公は不思議な空間にいました。
目の前にはシャツの前を全開にしたユジンが、「皇女様、素晴らしい肉体だと思いませんか」と言いながらポーズをつけています。
『夢か現実かわからないけど幸せだしいっか』と主人公は拍手します。
「皇女様、私も・・どうか私も見てください」と、別の方向からシャツの片方を脱ぎかけたカインが話しかけてきます。
『キャアアア!!そんなはずが!?お気に召します召します!!』と主人公はブンブンと顔を左右に振ります。
「おいお前ら、二人ともどけ」と、空から降りてきたのは真っ白い翼に天使の輪を頭に浮かべたヘレイスです。
その服装は一枚布を身体に巻きつけた、半裸が露わなスタイルでした。
『キャアア!!私の天使様!マイエンジェル!なんなのこの欲望に忠実な夢は!!』と主人公は歓喜に打ち震えます。
「一番キレイなのは俺に決まってんだろ」とヘレイスは言い、それを聞いた主人公はピタリと固まります。
「いやいや、それは違うでしょ。誰がなんと言おうが一番はルペルシャお姉様よ」と主人公は反論し、「はあ!?俺を見て最初気絶したくせに!」とプンプンとヘレイスは怒ります。
気づくと主人公は茶色い犬を抱えていて、首輪にはジェインと書かれていました。
それがあのジェインであることを主人公はわかっていました。
ジェインは、カインとユジンを一瞥するとガルルと唸り声を上げます。
「変態野郎!皇女様をそんな格好で誘惑するな!」と叫びながらユジンに飛びつき、3匹の弟たちらしい子犬がさらに現れてカインに向かって吠えます。
「ジェ・・ジェイン!?顔は攻撃しちゃダメよ!!」と叫んだところで、身体に衝撃を受けて主人公は目覚めました。
どうやベッドから落ちてしまったようでした。
『ありえない夢だけど、もっと見たかった』と主人公は思うのでした。
皇女の願い
お茶を淹れてくれるメイド長のエマに、主人公はお願い事をしました。
「残したい瞬間をそのまま絵にして持ち歩ける道具ってあるかしら?」と問う皇女に、「残したい瞬間ですか?」と少し戸惑うようにエマは尋ねます。
「忘れたくない瞬間ってあるじゃない?その瞬間を残せたらいいなと思って。なかなか会えなくても、絵を見れば辛い時間も乗り越えられそうだから」と主人公は笑います。
「そうですか・・」と答えるエマは少し暗い顔をしており、「エマ、顔色がよくないけど大丈夫?」と主人公は問います。
「大丈夫です。ではすぐ調べてみます」とエマは応じるのでした。
主人公が急にこんなことを言い出した背景には、2日間もカインとユジンに会えていないからでした。
その上侍女のリニとアリンも忙しく、イビエンも任された商団の仕事に没頭しているのです。
することもない主人公は暇でたまらなかったのです。
『でもそろそろ私もやるべきことをしなきゃ』と主人公は考えます。
目標としてきたことの大半は達成できましたが、まだやることは残されていました。
皇太子に殺されないための準備は完璧ではありません。
そろそろ、救いたい人の最後の1人であるダニエルの情報収集を始めようと主人公は決意します。
図書館に来た主人公は、前のカインを見かけた場所を通りかかりました。
『ここで見たカイン、カッコよかったな〜』と思い出しつつ、何の本を見ていたんだろうと周囲の本棚を見渡します。
そこに、とても古い本を見つけて手に取りました。
それは「大陸の10大ミステリー」という本でしたが、実際は9つしか詳細が書かれてはいませんでした。
最後の一つは皇女がかかった病であるラファエリスについてであり、未だ詳細が誰にも分からない病であるからです。
主人公が興味を持ったのは、その中に書かれていた「人工精霊」の項目でした。
それは、もらった日記帳に仕込まれている日記の精霊もまた人工精霊であったからです。
その本には、人工精霊で有名な代表国がロバイン王国であると書かれていました。
それはダニエルの国だった消えた「亡国」であり、主人公はその偶然に驚くのでした。
第36話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第35話】の感想
ヘレイスは無自覚のうちに皇女にとても惹かれていっているようですね。
主人公が見る夢の内容には大笑いしてしまいましたし、夢の中のジェインが行動的で以外でした。
主人公のお願いをエマはまた勘違いしそうですね。
ダニエルと人工精霊の代表国が繋がりがあるとは、前の光球も人工精霊の技術だったのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第35話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。