「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
皇帝が皇女の容体を気にしていると聞いた主人公は、皇太子が皇女を敵対視する可能性を考えて頭を抱えるのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第38話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第38話】のネタバレ
『きっと大丈夫。皇女が病で死ぬと聞いたから、皇帝が心配するのは当然よ』と主人公はなるべく楽観的に考えます。
『そうよ・・おかしいことじゃないわ。皇太子だってそう思うはず・・!』と、主人公は祈ります。
主人公は皇太子の関心が自分に向くことを何より恐れていました。
「エマ、着替えを用意してちょうだい」と主人公はメイド長に命じ、謁見の準備ができるまでの間で対策を考えます。
『大丈夫。何も恐れることはないわ!継承権も放棄するって伝えたじゃない!堂々と気丈に!イヤなことは早く片付けてしまいましょ』と、主人公は胸を張ります。
『そういえば・・夢の中でお姉様に会ったせいで記憶が蘇る日が過ぎちゃった・・。このままでいいのかな?それとも・・今度お姉様に訊くべき・・?』と悩みますが、主人公が思い出すのは別れ際の不思議なルペルシャ皇女の笑みでした。
そんなことを考えていると、主人公は目の前の侍女たちが暗い顔をしていることに気づきました。
「暗い顔してどうしたの?」と主人公が聞くと、「目を覚まされて間もないのに・・」とリニはため息をつき、「陛下はなぜ・・!」とアリンも不満げに話します。
二人はようやく目覚めた皇女を呼び出す皇帝の行動が不満なようでした。
『二人ったら。心配してくれてるのね♡』と主人公はにっこり笑い、「私なら大丈夫だから心配しないで。本当よ?だって・・愛する人たちと一緒だもの」と侍女たちの頭を撫でます。
そこにユジン、カイン、ヘレイスの3人がやってきました。
『イケメンたちナイスタイミング!だから待っててね』と主人公は3人の方に向かいます。
「行ってきます」と、侍女らに主人公は手を振り、『私はそんなに弱くないから!』と心の中で宣言するのでした。
謁見室までの道中
4人は並んで歩いていました。
「ところで謁見室に呼ばれたのは私なのに・・カインとユジンまで一緒に来るのは少し大袈裟では?」と主人公が少し振り返って問うと、「俺もいるぞ」と最後尾のヘレイスが抗議します。
クスッとユジンは笑い、『はいはいわかってますよ』と主人公も微笑ましそうにそれを見ます。
「途中で倒れたら大変ですから」とユジンが言い、「大丈夫なのに・・」と主人公は困ったように笑います。
『むしろイケメン3人の顔を見てる方がよっぽど危険な気が・・』と主人公が考えていると、「ですが皇女様には前科があります」とカインが口を挟みます。
『すみません・・ですよね・・』と、あちちで倒れたらことを思い出して主人公は反論できません。
カインの『前科』という言葉のチョイスに、ユジンとヘレイスは吹き出して、カインに絡みに行きます。
そんな3人の様子を、主人公は微笑ましく見守ります。
『みんないつの間にかこんなに仲良くなって・・でもそのおかげで緊張が解けたわ』と、主人公は温かい気持ちになるのでした。
皇女の評判
扉の前に着くと、後ろを歩いていたカインとユジンが急に主人公の前に出ました。
『ん・・?二人ともどうして急に前に・・』と主人公は不思議に思いますが、中の光景を見て納得します。
そこには貴族らしき人々が多くおり、「噂とだいぶ違うな」「あれがあの皇女?」とルペルシャ皇女を見て噂話を始めました。
どうやら、謁見の話を何処かから聞いて見物しにきた人々のようでした。
氷の人形、残酷な悪女、そんな皇女の噂話と目の前の皇女との違いに少し驚いてるようです。
人々の視線に晒されながら、主人公は真っ直ぐ進んでいきます。
『こんなにたくさんの人が・・みんな悪女「ルペルシャ」を見物しに来たのね。好きなだけ見るがいいわ!』と、そんな視線の中でも主人公ぶれません。
『ついでに私のイケメンたちも見て!』と、3人のイケメンを引き連れていることで主人公はいっそ得意げです。
「やっとその大切さに気づいたようですね」とユジンは周囲の反応を感じて呟き、「どうせならもう少し早く・・」とカインも同様に呟きます。
皇帝が皇女に関心を示したという事実は、多くの人々にとって皇女の価値を考え直す機会となるほどの出来事でした。
ヘレイスは「フンッ」と周りを小馬鹿にした様子で、主人公には3人の意図がいまいちわかりません。
クルリと振り返ったカインと目が合いますが、『なに・・?』と主人公はキョトンとしたままです。
心配するようなカインの顔を見て、『まあ心配そうに私を見るのはいつものことね』と考えた主人公の目の前には、また大きな扉がありました。
『・・それもそのはず。私には今越えなきゃいけない壁があるから』と扉を見上げた主人公は、「では、行ってきます」と後方の3人に笑いかけて扉を潜りました。
ヘレイスは、皇女が去った扉をじっと見つめていました。
「ヘレイス、愛されたいなら素直にならないと」とユジンが話しかけますが、「・・??」とヘレイスはピンときません
ユジンには、ヘレイスが拗ねているように見えていました。
皇女が多くの人に注目されるのはいまいち気に食わないようです。
「ボルタン卿、もっと簡単に言わないと。あの者は理解できない」側にいたカインがコソコソとユジンに耳打ちをします。
「・・何が言いたいんだよ」とイラッとした様子ですヘレイスが問えば、「可哀想に・・情報量は多いくせにこんなこともわからないなんて・・」と哀れみの目をユジンはします。
情報ギルド長なのにまだまだ幼いヘレイスを、ユジンは面白がっているようでした。
『ダニエルだけじゃなくこいつらまで俺をからかうとは!』と怒ったヘレイスは、「そんな目で見るな!」と叫び、ユジンは可笑しそうに笑うのでした。
皇女と皇帝
「陛下、お呼びですか」と、主人公は皇帝の前で礼をします。
「そこに腰掛けなさい」と皇帝は言い、『・・え?わざわざ椅子が・・!?どういつもりなの・・』と、眼前に置かれた椅子に気づいた主人公は、前回の謁見ではなかった事態に驚きます。
『それに初めて会った時より口調が優しくなったような・・気のせい?』と主人公は戸惑い、皇帝の様子を伺います。
「倒れたと聞いた・・」と皇帝は言い、「あ、はい」と主人公は答えます。
「・・それなのになぜそんな平然としている」と皇帝に問われ、『・・何?まるで心配してるみたい』と主人公は不思議に思いつつ、「少し長く眠っていただけで、大したことないからです」と答えます。
皇帝は少し悲しそうな顔をした後、「ならば皇女は依然としてここを出ることを望んでいるのか?」と問います。
「はい。陛下に伝えた通り、それが・・私の望みです」と主人公はにっこりと笑い、『私は無害だからどうか警戒しないで!じゃないとあの恐ろしい執着男の目が私に向いちゃう!』と内心では祈りを捧げます。
「・・本当に大丈夫なのか?」との陛下の問いかけに、「はい」と主人公は迷いなく答えます。
皇帝のいつもとは違う様子に主人公は戸惑い、『なんで何回も確認するの?それにバツが悪そうなその表情はなに?』と不思議に思います。
皇帝は、皇女が皇宮に見切りをつけて出て行こうとしていることに寂しさと心配を感じているようですが、今まで放っておいたこともあり素直には言えないようでした。
しばらく何かを考えるような素振りをして、ようやく、といった様子で皇帝は再び口を開きます。
「・・皇女、皇太子にお前のことを訊かれた。そして三日間、目が覚めなかったことも知っていた。どうやら皇太子はお前に興味があるらしい」と、皇帝が話したその内容は主人公を驚愕させます。
『・・え!?ちょっと待って・・!急に何言い出すのよ!』と主人公は、一番困る展開に叫び出しそうになるのでした。
第39話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第38話】の感想
主人公は相変わらずぶれず、付き従う3人からの愛情が温かいですね。
主人公は回りを幸せにする空気感があります。
皇帝の心配は主人公に全く伝わっていませんが、今まで放っておいたのですから自業自得ですね。
皇太子の関心がどう動くのか、次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第38話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。