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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第42話】のネタバレ・感想|ピッコマ

逆ハーレムゲームの中に落ちたようです ネタバレ

逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。

主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。

風邪をひいたと体調不良を自覚するエルドリアでしたが、領土協議のための会議が開始しようとしていました。

ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第42話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第42話】のネタバレ

この会議は、本格的にエルドリアが総責任者として参加する公式の場でした。

「本会議の案件は、ボルン王国と関連した領土協議問題で・・まずは連合国であるロスチャイルド帝国の・・」と、司会者が話し始めたところでエルドリアは口を挟みます。

『考えていた通りにやってみよう』と思っていたエルドリアは、「待って。会議の前に確認しておきたいことがあるのだけど。今回の論功行賞にどうしてフェイシス卿が含まれていないの?」と問いかけます。

勝戦宴における皇帝による開会の儀の時に、エクロットの姿がなかった理由がこれでした。

「その者は姫様の愛人ではありませんか。本来そのような者には爵位も封土も下されることはありません。長年の慣行にはそれだけの理由があるのです」と、宰相が口を挟みます。

「その理由とは何なの?」というエルドリアがの問いかけに、「それは・・愛人などに力を握らせて、国をまともに治めることができるとお考えですか?」と宰相は答えます。

宰相の隣に座る女性も、意地が悪そうに笑います。

「姫様は愛人に与えたいものがおありのようですな。愛人に許されている贅沢品類を確認してみられるのはいかがですか?」と、宰相は小馬鹿にしたように笑います。

それは、完全に駄々をこねる子供に対するような扱いでした。

「私は今、国家に大きく貢献した者に当然与えられるべき褒美の話をしているの。この重要な会議の場で私が恋愛ごっこをしていると言いたいのかしら?」と、エルドリアは挑発に乗らず静かに答えます。

その言葉に、緩みかけた場の空気は少し冷えました。

「しかし、彼に爵位と封土を授けるには陛下の許可を受ける必要がございます」と宰相は負けずに言いますが、「私は今日会議を参観しに来ただけだ。この問題については何も言及せぬ。皇女とお前たちで解決してみろ」と皇帝は問題を投げ返します。

皇帝は宰相の味方をする気はないようです。

「・・だそうよ。どうするの?あなたはフェイシス卿がたてた戦功について見たことも聞いたこともないというつもりかしら?」と、理論的にエルドリアは宰相を追い詰めます。

フェイシス卿の功績については誰も口を挟む余地もないほど明らかでした。

少数の兵を率いて近隣の帝国の内心を正確に見破り、有利な位置を占領して協定を結んだのです。

その上戦があるたびに連戦連勝し、エクロットが直接出兵する日には、敵軍の士気が半分以下になると言われるほどの存在感を放っていたのです。

「ならば・・まずは本人の意向を尋ねてみるのはいかがでしょう?」と、皇女には敵わないために宰相は矛先を変えます。

エクロットの入場

「エクロット・フェイシスは前へ」との言葉とともに、エクロットとその部下たちが会議室に入室しました。

エルドリアはこの事態を呆れるように眺め、『政務に関わる資格がないと彼を追い出したくせに、またこの場所に引っ張り出すなんて』と考えます。

「慣例を無視し、戦功相応する爵位と封土を受けることを望むのか?」と、宰相はエクロットに問います。

『まるで蛇のような狡猾さね。そんな風に聞いたら相手がどう答えるかなんて決まっている』と、その様子をエルドリアは静かに眺めます。

『エクロットは絶対にこの場で勝戦の褒美を要求しないと確信しているんでしょう。エクロットなら必ず・・』と、そう考えてエルドリアエクロットを見ますが、彼は目を閉じて押し黙ったまま宰相に答えません。

『・・かならず、慣例に従うべきだと主張すると思ったのに。私の言葉に従うと言うの?』と、エルドリアがエクロットの考えを察します。

宰相の思惑は外れ、皇女はエクロットの意を汲み取って反撃に出ることにしました。

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「その前に、私も公に訊きたいのだけど。これが何の本か分かるかしら?この本には戦争であったすべてのことが記録されている。残酷な痛みと多くの闘い。そしてその中で輝くフェイシス卿の功績まで全て」と、エルドリアは一冊の本を示します。

「ここまで明らかな功績さえ見ぬフリをするというのならば、今後一体誰がこの国に忠誠を誓おうとするかしら?公たちはこれでもフェイシス卿の功績を認めることはできないというの?」と、エルドリアは会議の参加者達に問います。

「あれは記録兵の・・」「報告されたもの以外の記録日誌はなかったはずだが」と、様々な声が飛び交い、議論は揺らいでいました。

エルドリアはあくまでも理性的に、エクロットが愛人だから皇女は我儘を言っている、としたい宰相の思惑に対抗します。

「これを読んで、私は今回の戦でフェイシス卿の影響力がどれほど大きかったかに気付いたの。あなたたちの考えはどう?」と、今度はエルドリアがフェイシス卿の部下たちに問います。

「どうか、フェイシス卿の功績を認めてください!認めてください!フェイシス卿の功績は認定されるべきです!」と、彼らは姿勢を正し声を揃えて訴えます。

エクロットはそんな部下達の声援を背中に受けて、何も言わずに静かに立っています。

「・・ううっ!」と、思ったように事が運ばない宰相は悔しげに声を漏らし、エルドリアは勝ちを確信してニッと笑います。

「公は、これでも自分の意見が正しいと主張するのかしら?」とエルドリアが問えば、「しかし他の者たちと同様の褒美を授けるのは・・!」と宰相はまだ反論します。

「ドミナート公爵」と、そこで話しかける者がいました。

「この度10人目の妾を迎えられたと聞いたけど・・よくもそんな大声で騒げたものね。家も与えて、領地も与えてやって、次は愛人の庭に海まで用意してやるんじゃないかと噂になっているけれど・・事実のようね?」と、1人の女性が中央に歩み出てきました。

『誰?』と戸惑うエルドリアでしたが、「カラント!一体いつ城に・・」とエクロットには既知の相手のようでした。

エクロットの代理人

「姫様、お目にかかれて光栄です。フェイシス卿の代理人、カラント・フェイシスです」とカラントはエルドリアに挨拶し、『代理人?つまりこの人が、現在のフェイシス侯爵!』とエルドリアは理解します。

「なぜその話をこの場で・・」と焦るドミナート公爵ですが、カラントは可笑しそうに笑い、エクロットはカラントの不遜な態度に戸惑った顔をしています。

ドミナート公爵は自分の愛人には何でも与えているのに、皇女の愛人の待遇に文句を言っているのですから筋が通りません。

「ドミナート公爵、つまりあなたたちが言いたいのはフェイシス卿の功績は全て認めるが、彼の現在の身分が問題だということね?」と、確認する様にエルドリアは言います。

「ええ」とドミナート公爵は答え、「愛人でなければ今回の戦によって誰よりも高い爵位と褒美を得ていたはずだという意味で間違いないかしら?」とエルドリアが重ねて確認します。

「さようでございます。しかし・・」と言いかけるドミナートを制するように、「わかったわ!」とエルドリアは両手で机を叩きながら立ち上がります。

「この場で陛下と多数の貴族たちを証人として宣言しましょう。今この瞬間において、エクロット・フェイシスの愛人の地位をはく奪する」と、エルドリアは力強く宣言するのでした。

第43話に続く>>

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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第42話】の感想

ネチネチとしつこいドミナート公爵でしたが、エルドリアは負けませんでしたね。

エクロットの代理人のカラントは、短いシーンでも意志の強さと個性的な性格が伺えました。

エクロットのエルドリアに対する忠誠心が無言でも伝わりましたね。

啖呵を切ったエルドリアですが、会議がどう進むか次の話も楽しみです。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第42話のネタバレと感想をご紹介しました。

「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。