「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
皇太子が皇女に興味を示していると聞いた主人公は、まさかの事態に頭を抱えるのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第39話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
悪女が恋に落ちた時【第39話】のネタバレ
「どうやら皇太子はお前に興味があるらしい」と皇帝は話し、『うわあーっ!急になに言いだすのよ!!』と主人公は嫌な顔をします。
「それで・・お前の望みも皇太子に伝えた」と皇帝はどこか申し訳なさそうに話を続けて、『はい?嘘でしょ・・!?何でよりによって皇太子に・・!!』と主人公は内心で頭を抱えます。
「・・おそらく近いうちに皇太子が・・」と話しかけて、皇帝は皇女の顔が青ざめていることに気付きます。
「皇女、大丈夫か?顔色が・・」と皇帝は思わず立ち上がりますが、「はい・・なんでも・・ありません」と主人公は震える腕を押さえて気丈に答えます。
「今日はもう戻って休んだ方がいい。とにかく近いうちに、皇太子が訪ねてくるだろう」と、皇帝は主人公に言うのでした。
主人公の戸惑い
『どうしよう・・このままじゃマズい・・』と主人公は真っ青な顔で退室します。
『まだ原作も始まる前で、アリエルは現れてもないのに・・。まさか最初から全部見ていたの?』と、主人公は皇太子がとっくに皇女に目をつけていた可能性に思い至ります。
ヒロインのアリエルに皇女が絡んだから皇太子に目をつけられた、と主人公は考えていましたが、どうも違うのかもしれません。
『だとしたら皇太子は私が思っている以上に、お姉様のことを意識していたのかもしれない』と、主人公は思うのでした。
皇帝の回想
「ルペルシャ皇女について教えてください」と皇太子が訪ねてきたとき、皇帝は皇太子の人柄についてまず考えました。
皇太子の性格上、教えられずとも自分で調べ上げるでしょう。
皇帝は普段はその粘り強い性格を高く評価していましたが、今度ばかりは困っていました。
皇太子の行動が、今の弱っている皇女にどんな影響を与えるのかわからなかったからです。
けれど皇女を心配する一方で、愛した女によく似た息子の頼みを無視することは皇帝にはできませんでした。
結局、皇帝は病のこと以外は全て皇太子に話しました。
しかし皇太子は、たった一つの情報を除いて全て知っていました。
それは、「皇女が一年後に継承権を放棄して皇宮を去る予定」という情報です。
それを聞いた皇太子は「直接会って真相を確認します。噂に振り回されたくはないので」と答えました。
皇帝の想い
皇帝は皇女が謁見室を去ったあと、あの時の皇太子とのやりとりを思い返していました。
『・・あの時は特に何も思わなかったが。今考えてみれば、皇宮を離れたいほど精神的に参っている皇女が、多少残酷な性格の皇太子に会って耐えられるかどうか・・』と、皇帝は先程の真っ青な顔をした皇女を思い出します。
「・・余計なことをしたのだろうか?私としたことが・・」と皇帝は独り言と共にため息をつきます。
『しかし皇太子も弱い者には牙をむかない。きっと力を失った今の皇女を見れば、敵意も消えるだろう。私の役目は皇女の力になるよう皇太子に命じることだ』と、皇帝は思い直します。
「皇太子を連れてくるように。大事な話がある」と皇帝は侍従の1人に命じ、『これで少しでも皇女が楽になればいいが・・』と考えるのでした。
皇女への伝言
ユジンとカインが揃って皇女の元に来たのは、伝えるべき情報があったからでした。
「え?こ、皇太子殿下に会う?私だけじゃなく2人も??」と、話を聞いた主人公は驚きのあまり読んでいた本を落としてしまいました。
『二人が原作に巻き込まれないようにどれだけ苦労したと思ってるのよ!!私一人で十分なのに、何で三人なわけ!?』と、主人公はまた心の中で頭を抱えます。
「陛下のご命令です。兄妹だけだと気まずいだろうから、心を許せる人が一緒にいた方がいいだろうと」とユジンが笑い、『皇太子に会ったらあんたたちは危険なのよ!!笑ってる場合か!』と言いたい気持ちを主人公は抑えます。
二人を悲劇から救うために皇太子に会わせたくない主人公ですが、どうやら難しそうです。
今までの努力が無駄になったと怒りたい気持ちもありましたが、こうなった以上仕方ないと主人公は腹を括ります。
『いや、前向きに考えよう。皇太子が私の変化を目の当たりにすれば、全て解決するかもしれない』と、主人公は思い直します。
「私が今まで誤解していた」と皇太子が言って皇女と和解する、なんて展開になれば最高のシナリオだと主人公は考えます。
『・・ってそんなの夢のまた夢!あいつが私に目を向けた以上、殺されるに違いない・・!!』と、今度は悲観的な方に考えが向いて主人公は泣きたくなるのでした。
『もう終わりよ!!いっそ私が先に死ぬわ!』と考えていると、咳と共にまた吐血しました。
「皇女様!」とメイド長のエマは青い顔で叫び、「ロックスを呼んで来い!リフリーでもいい!」とユジンは周囲に命令を飛ばします。
『今日はお姉様の記憶が蘇る日ね。このまま目覚めないのもいい・・』と、手についた血を眺めながら主人公は気を失うのでした。
夢の中の皇女
夢の中で主人公は『私がどれほど会いたかったか!お姉様〜!』と皇女を探して駆け寄ります。
そこは皇宮の一室で、皇女は本を読んでいます。
その姿は幼い皇女ではなく、よく知るルペルシャ皇女の年齢に近いように見えました。
しかし見つけた皇女は目に生気がなく、幼い頃の全てに対して感情を失ったような氷の目をしていました。
「お姉様、このままだと私は死んでしまいます。どうすればいいですか?お姉様・・本ばかり見てないで返事をしてください・・!!」と、主人公は泣きつきます。
すると一瞬で場面が変わり、皇宮の中ではなく緑あふれる庭に移りました。
『うわっ!!急に場所が変わった!この神秘的な空間は・・!』と、主人公が振り返るとそこにはルペルシャ皇女が立っていました。
記憶の中の反応のない皇女ではなく、対話のできる皇女です。
「お姉様!私皇太子に殺されるかもしれません!あの執着男が思ったよりお姉様のことを・・!!」との主人公の言葉を、皇女は遮ります。
「なぜそんなに皇太子を恐れる?」と皇女は問い、「そ、それは正気じゃないから・・!?」と主人公は答えます。
『えっ・・?何で今さらそんな質問を・・。独占欲が強いせいで犠牲者が何人出たか・・!それにもお姉様も・・!』と主人公は考えますが、皇女はため息をつきます。
「記憶は・・しばらく甦らないようにする」と皇女は言い、「・・え?」と主人公は戸惑います。
「後で一気に見ればいい」と言う皇女に、「きゅ、急にどうして」と主人公は問います。
「お前のメンタルが耐えられそうにないからだ。しばらくは呼んでも現れない」と皇女は背中を向け、「ええっ?お、お姉様!?」と主人公は展開についていけません。
「記憶を全て取り戻したら呼びなさい」と、去り際に皇女は言うのでした。
第40話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第39話】の感想
やはり皇太子には目をつけられてしまうのですね。
皇帝がようやく父親らしい心配をしているようですが、主人公には届いていなそうです。
夢の中のルペルシャ皇女の言動と行動は相変わらず意味深ですね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第39話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。