「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
舞踏会を抜け出した主人公を物陰から見つめていたのは、皇太子の側近カイルでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第42話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第42話】のネタバレ
『失う?何を失うんだ?そもそも皇女に失うものなど残っているのか?』とカイルは皇女の言葉の意味を考えます。
「今のはどういう意味だ?」と後ろから話しかけてきたのは皇太子です。
「私にもわかりません」とカイルが言えば、「心当たりもないのか?」と皇太子は問いかけ、「はい」とカイルは困ったように答えます。
皇太子は警戒対象である皇女を、様々な手段を用いて誰よりも注意深く見張っていました。
『体調が悪くずっと部屋で過ごしていると報告書には書いてあったが・・ただの体調不良とはどうも思えない』と、フラつく様子の皇女を眺めて皇太子は考えます。
警戒する必要もないほど皇女は無力だと皇太子は考えておりましたが、これほど弱っている姿を見るのは初めてでした。
『そんな彼女に失うものがあるとは・・何かあるな』と皇太子は皇女を見つめて考えます。
「私の願いはひっそりと暮らすことですから・・どうか私はいないものと思ってください」と、あの時皇女が言っていたと皇太子は思い出しました。
『そう言われると余計に興味が湧いてくる』と思った皇太子は、「会ってみるか」と呟きます。
『突然訪ねて驚かせるのもいいが。素晴らしいプレゼントをもらったからには、それ相応の礼はしてやらないとな』と、皇太子は薄らと笑みを浮かべるのでした。
主人公と日記帳
主人公が目を覚ました時、すでに夕方近い時刻になっていました。
「もう夕方?」と大きなあくびをして主人公は尋ねます。
昨晩は帰宅して肉をたくさん食べてぐっすり眠ることができたので、頭はすっきりしています。
「はい。昨夜は途中で起きることもなく、ぐっすり眠られたようですね」と侍女のリニが答えます。
侍女が何も言わないところを見ると、帰宅から今までに訪ねてきた人や手紙などは無さそうです。
主人公は十分に興味を引けたと手応えを感じていたので、皇太子からなんの連絡もないことを不思議に思っていました。
『アリエルのことで取引しないといけないのに・・。この作戦が成功したらダニエルを探す必要もなくなるんだけどな・・』と、主人公は考えます。
皇太子の性格からして興味が湧いたらすぐに会いにくるはずでした。
昨日のことで逆に皇太子が皇女への興味が無くなったのかとも主人公は考えますが、どちらにせよ次の行動に移ることにしました。
『だからってただ待ってるわけにもいかないし。今はダニエルに集中しよう』と、主人公は日記帳に手を伸ばします。
明日は本来ならルペルシャ皇女の記憶が蘇る日でした。
しかし、前回の夢の中で釘を刺されたので夢を見ない可能性もありました。
よって、念のために明後日から本格的にダニエルを探そうと主人公は思うのでした。
「ふふ、この日記も残り1ページね」とペンを取りながら主人公は笑い、昨日の日記を書き始めます。
ダニエルに会うためとはいえ、一人で酒屋に行くのは危険なことでした。
なので、主人公は日記の精霊と契約して護衛をしてもらうことを期待していました。
『やっと書き終わった!』と、全てのページを埋めた日記帳を手に取り、主人公は目を輝かせます。
『後は精霊が私の日記を気に入ってくれれば契約できる・・!どうか、どうか気に入ってくれますように!』と主人公が祈っていると、日記の装飾である赤い水晶から大鷲が飛び出してきました。
日記の精霊
『わあ・・すごい!!頭の中にすぐ精霊の名前が浮かんだ!』と主人公は喜び、「あなたの名前は『ゼン』ね!」と呼びかけます。
「契約者の名は?」とゼンは問いかけ、「ルペルシャ・ラム・トリエル」と主人公は答えます。
主人公が指を噛んで血を出すと、そっとゼンが指に触れました。
「契約は成立した」とゼンは言い、「私の日記が気に入ったのね。よかった」と主人公は言います。
「ふむ・・。だが読むのは一度だけで十分だと・・。君は何かと褒めるクセがあるな」とゼンは感想を述べ、主人公は「へへ・・恥ずかしい」と照れます。
「正直ちょっと頭がおかしいとも思った・・」と言うゼンには、主人公は苦笑いするしかありません。
「日記の内容で気になる部分があるのだが」と、ゼンはキョトンと首を傾げて尋ねます。
「家を手に入れたのはジェインという少女なのに・・なぜ君の世界が美しくなるんだ?それになぜ『美男(イケメン)』たちと手が触れた時涙が出るんだ?どうして?」と、グイグイゼンは聞いてきます。
恥ずかしさから主人公は赤面し『やめて・・!恥ずかしい!!』と身悶え、「もうっ!こ、皇女はね、秘密主義なの!だ、だからもう戻って!!後で呼ぶから・・」とゼンを追い払うのでした。
ゼンが日記の中に姿を消して、「ふぅ・・焦った・・」と皇女が安堵していると扉が開く音がしました。
「皇女様・・」と話しかけられて振り返れば、そこには侍女のアリンがいました。
「すいません、ずっと返事がなかったので・・」と話すアリンに、「大丈夫よ」と主人公は答えます。
ゼンとのやりとりに夢中で、アリンの訪問に気づかなかったようでした。
アリンは夕食の連絡と厨房長が張り切っていることを伝え、主人公は「わかったわ!ちゃんと食べるから心配しないで」と笑うのでした。
ダニエルの興味
「やれやれ」とため息をつきながら、ダニエルは床にべったりとついた血を眺めます。
『雑念のせいでキレイに処理できなかったな』と考えながらローブを脱ぎ、「ルペルシャ・ラム・トリエル・・。手遅れになる前に殺した方がいいな。だが・・」と呟きます。
ダニエルは会場での彼女を思い出しており、『そんなはずはないのに、皇女からあの香りがした』と考え、「・・やはり様子を見るか。確認したいこともあるしな」と誰に言うでもなく言って、殺害現場である部屋を後にするのでした。
第43話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第42話】の感想
皇太子の興味がうまく主人公向いたのはいいですが、考え方が不穏ですね。
日記の精霊がついに登場しましたが、どんな活躍をするのでしょうか。
ダニエルの出番が増えてきましたが、彼の思考もなかなか物騒です。
次の話が気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第42話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。