死して生きるSSS級ハンター、はシンノア原作、Neida文章、Bill K作画のファンタジーアクション漫画です。
Fランクの落ちこぼれハンターである孔子は能力がある人々を妬んで過ごしてきましたが、ある日『殺されることで敵のスキルをコピーできる』というS級スキルを手に入れます。
剣聖から手に入れたスキルである背後霊は、孔子が強くなれるよう協力すると申し出るのでした。
ここからは、死して生きるSSS級ハンター、の第8話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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死して生きるSSS級ハンター【第8話】のネタバレ
朝の四時に背後霊に騒がしく起こされ、孔子は怒っていました。
背後霊は、こうしてる間にも爺さんが攻略を進めているだの、ふるさとでよく歌ってた歌を攻撃技の「音功」で聞かせてやるだの、虫けら以下だからもっと早く起きろだの話しかけ続けます。
孔子は背後霊が眠れなくて暇だからそうして構ってくることを見抜き、剣聖が明け方から訓練していた理由を理解します。
剣聖は真面目と言うよりは、背後霊がうるさすぎて朝から活動していたようでした。
暇だと見抜かれた背後霊は開き直って、「理由がなんであれ早朝訓練は有益だ・・。これもまた尊い師の教えというもの・・。ってことで早く跪いて礼をせよ」と言い、孔子は「殺したい・・」と真顔で答えます。
「俺はもう死んでるから殺せない。羨ましかったらお前も死ぬんだな。あ、そうか。お前は死んでも死ねないのか!このゾンビ野郎。これからゾンビって呼んでやる」と背後霊は笑います。
「くそ・・」とその喧しさと手の打ちようのなさに、孔子は諦めて早朝訓練をすることにしました。
三日後
孔子は背後霊を連れて朝日が登る街をジョギングしていました。
「ゾンビよ、もう一度言うがお前には根性以外の才能がない。俺が一から教えることを好むが、お前には一すらない。ゼロ、もしくはそれ以下!」と背後霊は孔子に言います。
孔子が「剣の星座」のスキルを剣聖からコピーして三日が経っていました。
その間に未来の炎帝であるユスハをもう一度殺し、出会ったら殺されてしまうため剣聖を必死に避けました。
現在は、「背後霊様が直々に組んでくれた」メニューに従って孔子は特訓中でした。
「要するに特別授業が必要ってことだ。そしてそれを受けるには相応の授業料ってもんも必要なわけよ。よぉし、ゾンビ!そろそろ『アタリ』を回収しに行くか!」と背後霊は言うのでした。
宝くじ
「商連」というギルドが塔には存在していました。
正式名称は「商人連合」と言い、ギルドマスターはハンターランキング3位の通称「伯爵」です。
彼女は塔で唯一、外の世界と物を交換できるスキルの持ち主でした。
このチートスキルのおかげで商連は塔の中の利益を独占しており、バビロンで唯一の宝くじの発行元にもなっていました。
孔子がやってきたのは、その商連でした。
要件を聞く受付に、「宝くじの当選金をもらいにきました」と孔子は答えます。
猫耳を付けた受付を見て、「いっつも気になってたんだが、猫耳も制服なのか?」と背後霊は聞き、「商連主が猫好きらしいっす」と孔子はひそっと答えます。
宝くじは、背後霊が付いてからすぐに買ったものでした。
孔子が一度くらい当たりを出してみたかった、と言うのもありましたが、一番の理由は背後霊が「資本金、資本金」と騒ぎ立てたからでした。
「い・・一等・・です・・か」と受付が慄き、周囲がざわつきます。
担当のものを呼びますと受付が離席する間に、孔子は背後霊と話します。
「薄暗いところで刺されたりするんじゃないか?」と背後霊に言われて、「隠そうとしてもバレるものはバレる」と孔子は答えます。
当選者が殺害されたとなれば宝くじのイメージが悪くなるのは商連なので、どうせバレるならより広く知れ渡らせ、商連に守らせようと言うのが孔子の作戦でした。
現れた担当者はアーサー・テイラーという名前の壮年の男性で、「金庫番」の異名持ちでした。
異名があるということはランキング300番以内の大物ハンターです。
そんな大物ハンターにもてなされ、孔子はご機嫌で後に続きます。
担当者に案内されたのはVIP専用応接室であり、そこに当選金五万三千ゴールドが積まれてました。
それは、孔子の故郷では55億相当のお金でした。
『このお金さえあれば、一生楽して暮らせるよなぁ。富豪が目標ならこれでオレの夢は叶ったことになる・・。でも・・塔を征服してハンター頂点に立ってみることに決めた。それなら金はそのための手段にすぎない』とゴールドの山を眺めて孔子は考えます。
孔子は、金貨よりずっと魅力的なSランクスキルの黄金の輝きをみてしまっていたのです。
全額を持ち帰ることも商連の金庫に預けることもできると言われ、孔子は預けることを選びます。
「それと、商連の名誉会員の地位を買いたいです。2級名誉職に就くには1万ゴールド必要なんですよね?一括で払います」と孔子は言い、「思いのほか頭いいな」と背後霊が笑います。
ギルドは親睦を深めるために存在するわけではありません。
ハンターがギルドに所属する最大の理由はギルドの保護を受けるためでした。
孔子はそのことをよくわかっていました。
塔にも自警団やハンター管理局による警備はあります。
しかし、現に塔で孔子は剣聖と炎帝に殺されています。
炎帝はどのギルドにも所属せず、宝くじに二度も当たっても、どこにも保護税を払いませんでした。
あれほどの大物がギルド未所属ならば、巨大ギルドの牽制を受けて当然であり、炎帝が毒殺されそうになったのもその延長線にあると考えられました。
孔子には巨大ギルドとあえて対立する必要もないので、素直に頼る方針にしたのでした。
孔子はさらに商連に、今後泊まる宿の手配と、マスコミが聞いてきたら商連の名誉会員であることを絶対に知らせてほしいとお願いします。
その完璧な対外対策に、担当者は少々困ったような顔で了承しました。
「顔見ろよ。困り果ててやんの。おもしれぇ。カモだと思ってたってとこだな!不意打ち食らってらぁ」と背後霊は担当者の様子を観察して楽しそうです。
「お前も機嫌よさそうじゃねーか」と背後霊は言い、「当たり前でしょ。これから始まるんだから」と孔子は笑います。
『4000回の死と4000日分の回帰。炎帝への復讐に集中するあまり目に入らなかった回帰スキルのメリット。オレが楽しむ番だ』と、孔子は金貨を握りしめるのでした。
第9話に続く>>
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死して生きるSSS級ハンター【第8話】の感想
回帰スキルと使って宝くじを当てるとは、流石ですね。
背後霊と孔子はなかなか良い関係性を築いているように見えます。
巨大組織を巻き込んで策を練る孔子は、とてもF級の落ちこぼれハンターには見えません。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「死して生きるSSS級ハンター」の第8話のネタバレと感想をご紹介しました。
「死して生きるSSS級ハンター」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。