死して生きるSSS級ハンター、はシンノア原作、Neida文章、Bill K作画のファンタジーアクション漫画です。
Fランクの落ちこぼれハンターである孔子は能力がある人々を妬んで過ごしてきましたが、ある日『殺されることで敵のスキルをコピーできる』というS級スキルを手に入れます。
孔子はランカー達に遅れを取りましたが、20階もクリアすると記者達に宣言して11階に向かうのでした。
ここからは、死して生きるSSS級ハンター、の第20話のネタバレになりますので、ご注意ください。
\随時更新中!/
死して生きるSSS級ハンター【第20話】のネタバレ
戦場ではモンスターと人間の兵士が戦っていました。
飛び交う矢は、11階に転移してきた人たちにも襲いかかります。
何がどうなっているのだと混乱気味の参加者と比べて、孔子は冷静でした。
11階以降は常にこのようなステージであるとを孔子は知っています。
しかし、チュートリアルであった10階までしか知らない人々にとっては予想外でしかありません。
「おお!勇者のみなさんですね!」と一人の兵士が駆けてきました。
「早速ですが我々と共に帝国を救っていただきたく存じます!この港は帝国の唯一残った補給路であります。首都への円滑な補給のためには必ずやここを死守せねばなりません!」と兵士は言います。
孔子はそれをオーラによる視覚と聴覚強化で観察します。
かなりの距離があるのに内容を把握している孔子を見て、背後霊はその習得の具合を素直に褒めるのでした。
周辺には兵士の言葉が聞こえておらず「聞こえませーん!前の人たち静かにしてくださーい」と叫ぶ人もいます。
「異世界から来た勇者達よ!どうか我がアイキム帝国に救いの手を!」と兵士が叫ぶと、宙にクエストが映し出されました。
『クエスト:[補給路の死守」
難易度:F〜A
目標:アイキム帝国に災いが訪れました。伝説の中の存在である魔王がついに挙兵したのです。
魔王は狡猾で凶悪で強力。まず帝国の補給路を絶とうとしています。
港を死守してください!この戦いは帝国を救う第一歩となるでしょう。
※ただし、敗北した場合12階は開きません』
宙に浮かんだクエストに人々は湧き上がります。
しかしモンスターと戦っている最中の人も多く、宙に浮かんだクエストを読めない人もいました。
とりあえず戦えば良いと判断した人々が戦う中、孔子は10階のクリア報酬と向き合っていました。
クリア報酬
[ようこそ。ハンター“金 孔子”。▼][10階のステージクリアの報酬が与えられます。▼]とメッセージウィンドウが現れ、孔子の周囲に赤黄緑の3色のウィンドウが追加で現れます。
一つ目は赤色のウィンドウで、ノーマルステージクリア報酬であり、11階から20階までの地図を見ることができる“戦神の加護”の祝福。
二つ目は黄色のウィンドウで、ヒドゥンステージクリア報酬であり、11階から20階のすべてのNPCのステータスと位置を確認できる“人神の加護”の祝福。
「やっぱりな!チート特典がつくと思った!コツコツと腕を磨かないとって時にこんなズルばっかさせるなんて・・」と、それらを見て背後霊が騒ぎます。
三つ目は緑色のウィンドウで、またヒドゥンステージクリア報酬であり、11階から20階のアイテムのうち一つを選択して所有できる“商神の加護”の祝福。
「ああん!?まだあんの!?」とそれを見て背後霊は口をあんぐりと開けます。
「ああ・・神ゲーだ」と孔子は恍惚として感極まりますが、「なんだこのクソゲー!」と背後霊はますます騒ぎます。
テーマ
塔では階ごとにテーマがありました。
1から10階まではチュートリアル。
初心者が塔に慣れるためのエリアであり、狩り場などが設けてあります。
11から20階までは「魔王と勇者」。
「ここで魔王軍を撃破する方法は2つしかない。1人で軍隊を倒せるくらいの戦闘力を持って戦うか、もしくは軍を率いて戦うか」と孔子は言います。
「お前は後者を選ぶってか?軍を率いる能力はあんのか?そんな経験でもあんのかよ?」と背後霊は懐疑的で、馬鹿にした顔をします。
「もちろんない。だけど『能力を作る自信』ならあるんだよ」と孔子は自らのスキルリストを眺めます。
「ねぇねぇ、さっきクソゲーとか言う声が聞こえてきたけど」と孔子が言えば、「ああ、言ったぞ!それがなんだってんだ?」と背後霊が応じます。
「それは間違い!今からこれが神ゲーってことを証明してあげる」と孔子は言って、もらった報酬である一つ、NPCを検索する能力を発揮します。
[NPCリストを表示します。]のウィンドウに続いて、ずらりと全てのNPCの名前が宙に浮かび上がります。
「11階のNPCだけ表示。スキルランクが高い順に上位100名を表示」と孔子は検索を始め、背後霊は孔子がやろうとしていることを察知します。
「待て!ゾンビ!これはなしだ!頼むから訓練して強くなって戦おう!生まれつき飛び抜けてせこい性格だったのだろうがこれはだめだ!お前曲がりなりにも名前孔子だぞ!?恥ずかしくないのか!?」と背後霊は必死で孔子を止めようとします。
しかし、「全然。軍隊を指揮するスキルを持つNPCを表示!」と背後霊の言うことなど孔子は気にしません。
やがて孔子は上位3人にターゲットを絞り、自らの位置と3人を地図にマッピングします。
「どう?神ゲーでしょ?ぼちぼちの特典がめちゃくちゃいい特典に変わったんだ。これも全部誰がどう知恵を使うかによると思わない?」と孔子は背後霊にドヤ顔をします。
「ふざけんな!なぁにが知恵だ!?100歩譲っても悪知恵だ!!」と背後霊は叫び、「悪知恵も知恵のうちっしょ」と孔子はスタスタとターゲットの方へ歩き出します。
スキルの作り方
そこにいたのはサルバス・アイキム将軍でした。
「将軍が私を勇者と認めてくださるのなら1つお願いがございます」と孔子は言い、後ろで背後霊が「逃げろ!間抜けなNPC!こいつペテン師だぁ!」と叫んでいます。
「私を殺してください。実は私には奥の手・・そう、奥義がございます。私の命が尽きれば戦場全域に神の御加護があるでしょう」と孔子は言って、「そんなのねぇわ!」と背後霊はツッコミを入れますが孔子は無視します。
将軍は動揺しますが、「将軍はこの港町を担う立派な司令官。自ら命を絶ったり邪悪なモンスターに殺されるより、誰よりも有能な指揮官であり愛国心を持つ将軍にこの命を委ねたいのです」と孔子は熱く語ります。
背後霊は呆れ果てて変な顔で固まっていました。
将軍はその説得に感銘を受け、「神よ・・我々の罪はお許しにならないでください。せめて苦しくない最期を・・」と剣を振り上げ、「本当にありがとうございます」と孔子は答えます。
「そなたこそ真の勇者だ」と言って将軍は剣を振り下ろし、[あなたは死にました。▼]とのウィンドウが浮かび上がります。
こうして、孔子は将軍のスキルをコピーしました。
11階
孔子は再び11階にやってきました。
「このクソゴブリン!6年間でお前らの首何個取ったことか!」と誰かが叫び、辺りは乱戦が始まっています。
そんな中で馬に跨り、輝く剣を携えてNPC達と移動する孔子の姿を見て、周りのハンターたちは驚きます。
「あのハンターなんで馬乗って走ってんだ!?」と誰かが叫ぶのでした。
第21話に続く>>
\随時更新中!/
死して生きるSSS級ハンター【第20話】の感想
孔子は貰った報酬を最大限活用していますね。
背後霊の絶望の百面相が面白かったです。
孔子はまた人を騙しており、とても演技力が高いようですね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「死して生きるSSS級ハンター」の第20話のネタバレと感想をご紹介しました。
「死して生きるSSS級ハンター」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。