死して生きるSSS級ハンター、はシンノア原作、Neida文章、Bill K作画のファンタジーアクション漫画です。
Fランクの落ちこぼれハンターである孔子は能力がある人々を妬んで過ごしてきましたが、ある日『殺されることで敵のスキルをコピーできる』というS級スキルを手に入れます。
ギルドマスター達にポーカーで勝利した孔子は、11階のための準備を始めるのでした。
ここからは、死して生きるSSS級ハンター、の第19話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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死して生きるSSS級ハンター【第19話】のネタバレ
街の人々は10階攻略のお祝いムードを楽しみながらも、その達成者が誰なのかをそれぞれに話し合っていました。
昨日ギルドマスター達が集まっていたのを目撃していた人もいましたが、孔子の願い通りマスコミは抑えられていたので詳細は公になっていません。
やがて空中に浮かぶ、残り時間を示す文字列が10秒近くなると、まるで大晦日のイベントのように皆が声を合わせ始めます。
孔子はカウントダウンを聞きながら携帯でネットを見ていました。
「10階 クリア」と検索窓に打ち込んで検索すると、カウントダウンが3秒になったあたりでネット上に10階クリア者に関する情報が一気に流れ出します。
カウントダウンが終われば空には花火がまた上がり、周囲の歓声も一際大きくなりました。
[お知らせいたします。本日をもちましてチュートリアルは終了となります。繰り返しお知らせいたします。本日をもちましてチュートリアルは終了となります]と、次にアナウンスが流れました。
11階の開放を求める声が次々と上がる中、空中に女性が現れました。
女神の説明
金髪と純白のドレスをたなびかせて女性は宙に浮いています。
「勇敢な勇士であり塔に挑む皆様・・焦熱地獄の怨恨を断ち切ったことお祝い申し上げます」と女性は言い、住民たちは驚きをもって彼女を見上げます。
女神か?などと声が上がりますが、「なぁに言ってんだ。あれは女神なんかじゃねぇよ」と背後霊が孔子に説明します。
あれはハンターたちにクエストを説明するシステムに過ぎず、もし女神のようなものが存在するとしてもあれはただの録画映像だと言うのです。
「今戦士の皆様の力を必要としている世界があります。その世界は魔王の侵攻に苦しんでいます。これから皆様はその世界に勇者として召喚され、人類を救う使命を負うことになります」と彼女の説明は続きます。
なんでそんなことを知っているのかと孔子が背後霊に聞き、背後霊がそれに応えようとしていた時、誰かがビルの上から飛び上がって女性に突撃します。
「この使命を引き受けることに同意するなら『転送』と仰って・・」と喋る女性に切りかかったのは剣聖でした。
剣聖の一太刀で女性は切断され、ノイズが走ってそれが映像であることを証明します。
すぐにノイズは収まり、女性は何事もなかったかのように説明を再開しました。
「俺も昔はああだったんだ。NPC的な存在ってやつ」と背後霊は女性のホログラムを見て話します。
背後霊はスキルとして自我を持つ前に、そんな時代があったようでした。
孔子は一瞬、剣聖と目があったような気もしましたが、剣聖は「転送」と呟いて姿を消します。
すると突如笑ったのは異端審問官です。
「また先を越されましたね!今日は本当に素晴らしい日です!ハレルヤ!」と異端審問官は消えた剣聖を見て笑顔で言って、「では皆さん、11階でお会いしましょう!転送!」と周囲にお辞儀をして姿を消します。
その光景を見た住人達もまた、我先にと「転送」と言って姿をどんどん消していきます。
そんな中でも、宙に浮かぶ女性は説明を続けます。
「勇敢な戦士であり塔に挑む皆様・・11階から20階までは『信頼』という問題に直面することになると思います。・・ここまでいらした皆様なら答えを導き出すことができるでしょう。その答えが皆様のアイデンティティをより鮮明にしてくれるはずです。そうやって自分自身を理解していくのです・・」と女性は語りかけます。
孔子はその姿に魅入るように話を聞いていました。
「残念だ・・」と隣から呟きが聞こえて、「何がですか?」と孔子は答えます。
聖騎士と孔子
そこには聖騎士が立っていました。
「考えてみよ。どんな存在が塔を作ったのかはわからないが、相当な手間をかけたはずで。このメッセージも私たちに届けるためのものだったのだろう。・・でも誰も気に留めない」と聖騎士は言います。
剣聖が消えてから周囲の人々も次々に「転送」と唱えて姿を消していきました。
「本来ならもう少し感動し、ありがたみを感じるべき光景であり、塔の存在スキル何もかもがとてつもない奇跡であるのに。私たちは10階まででそのすべてに慣れてしまったんだ」と言う聖騎士に、「意外と感受性豊かなんですね」と孔子は言います。
「外の世界では音楽を専攻していた。音大出身の女性と言えばもう少し魅力的に聞こえるかな?」と聖騎士は笑って、「音楽かぁ・・お金稼ぐの大変そうですね」と孔子が返します。
「ははっ、痛いところを突いてきたなぁ」と聖騎士が笑い、そんな二人の様子を見て「ゾンビ、気をつけろ。こいつなんか怪しい」と背後霊が声をかけます。
「またまた何を・・」と孔子は話し続けますが、「孔子さんでしょうか?」と背後から話しかけられて振り返ります。
記者らしき人混みがこちらに駆け寄ってくるのが見え、「しまった。私が目印になってしまったようだな。すまない、孔子、私は先に11階に向かう!」と聖騎士は申し訳なさそうに言います。
すぐに孔子は記者らに囲まれてマイクを突きつけられてしまいます。
「ちょっと!もしかしてこれを狙ってオレに近づいたですか!?」と孔子が言えば、「君に興味があるってことを示したかっただけなんだ。理解してほしい。あ、それと先に言っておくが私には相手の本心を見抜く力がある」と聖騎士は答えます。
「えっ、本心って!?何のことですか!?何が見えたんですか!?」と孔子は焦ったように聞きますが、「答えは君の心の中に!転送!」と言って聖騎士は姿を消してしまいます。
聖騎士はポーカーの時に孔子が勝ったからくりも、どうやら気づいていたようでした。
「ええっ、そんなキザな去り方アリ!?」と孔子は驚き、「言ったろ!あいつ怪しいって!」と背後霊も言います。
そうこうしているうちに幻文新聞の記者らに孔子は囲まれてしまいました。
どうやって記者らを撒こうか考えた孔子は、「オレは20階もクリアします。以上です。では!転送!」と言って塔へ向かうのでした。
次々と塔の住人が11階に挑む中、「塔に挑む皆様・・皆様の進む道に幸の多からんことを・・」と、まだ宙に浮かぶ女性は話すのでした。
11階
そこは荒野のように見えました。
「ここは一体・・」と、11階に転送された剣聖は辺りを見回して呟きます。
周囲には兵士が倒れ、空には矢が飛び交っています。
同じように転送されてきた人々も同様に、戸惑うように立ち尽くして辺りを見回しています
「魔王軍を止めろぉぉ!!アイキム帝国を守るんだぁぁ!!」と兵が叫ぶのが聞こえました。
第20話に続く>>
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死して生きるSSS級ハンター【第19話】の感想
塔の10階まではチュートリアルだったようですね。
背後霊も元はNPC的存在だったとは驚きです。
聖騎士が孔子をどう考えているのか気になりますね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「死して生きるSSS級ハンター」の第19話のネタバレと感想をご紹介しました。
「死して生きるSSS級ハンター」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。