全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
パトシアはノクターンに対する嫌がらせとして食事毎に聖水を出したのでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第26話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第26話】のネタバレ
『日に日に体調が悪くなっている。聖水を飲んだ後の熱が全身に広がったみたいに』と感じながら、ノクターンはベッドで寝込んでました。
『汗で服が張り付いてる。ふぅ』と、ノクターンは汗を吸った服に不快感に服を摘みます。
『体がまるで火の玉のようだ。しかし僕は逆にいつもより安全だ。寝室のドアにドアが開けたくなくなる催眠魔法をかけておいたから。誰かが僕の寝室に入ろうとしても、魔法がかかってるのも知らずにドアの前で引き返すだろう』と、ノクターンはドアを見つめます。
あの日以来、パトシアは毎日夕飯が終わる頃聖水を出しました。
『聖水がどんなに高価なものでもそんなのは惜しまないかのように。確かに辛い時間ではあったが、皮肉にも飲み続けることで僕には神聖力に対する耐性ができつつあった。後になって聖水を飲みながら別のことを考えられるようになった』と、ノクターンは思い返します。
しかし、時間が経ってもノクターンに変化がないのが気に障ったののか、日々聖水の量が増えていきました。
『父も兄弟たちも母の行動を怪しんだが、絶対的権力者を止める者は誰もいなかった』と、ノクターンは他の家族のことを考えます。
「ちょうどプレリュードにいい縁談相手も必要だから。4年後はあの子も成人するから」と言ったパトシアの言葉を、ノクターンは急に思い出します。
『バローズには当分来ないでと言っておいたから大丈夫だろう。どうせ婚約は成人にならないとできないし、侯爵家にいれば問題ないだろう』とノクターンは考えます。
そんな中、キイッ・・、と開かないはずの扉が開いて誰かが部屋に入ってきました。
訪問者
その誰かはベッドに近づくと、ノクターンのおでこに手を置きました。
驚いたノクターンが思わずその手を掴んで正体を見れば、「・・バローズ?」と戸惑います。
「うっ・・」と急に起き上がったことでノクターンがめまいを感じていると、「ノ・・ノクターン!?」とドルーアは心配します。
「なんで来たんだ?当分来ないでって言ったろ?」とノクターンが聞けば、「あ・・ごめん、ノクターン。部屋に上がってもいいって言われて入ってしまったの。こないだ私が公爵邸で失くした本を手に入れたから返そうと思って」とドルーアは言います。
『バローズが読んでて湖の近くで落とした古書のことか?』とのノクターンはその本を見ます。
「そのために来たんだけどあなたが体調を崩してるって聞いて・・。そんなに震えないで。ピリピリしてるとこに来ちゃったわね」とドルーアは言って、『母が何するか分からないのに、たかがこんなことのために来るなんて』とノクターンはドルーアを心の中で心配します。
ふとノクターンは強く掴んでしまったドルーアの腕に赤い跡が残ってしまったことに気づきますが、「あ!あなたも驚いてやったことだから許してあげる」とドルーアは笑います。
ドルーアはノクターンの肩を押して再びベッドに寝かせ優しい目をしており、「あ・・あの・・」とノクターンは言葉が出てきません。
『変な気分だ。胸の奥がくすぐったくてムカムカする』とノクターンは感じており、「声も枯れてるからお喋りは禁止ね」とドルーアは言います。
『具合が悪いとこんな気分になるものかな』とノクターンは思うのでした。
「病気も人をいじめる趣味はないからそろそろ帰るね」とドルーアが言っていると、誰かが部屋をノックしました。
もう1人の訪問者
その音を聞いたノクターンは、『ドアにかけられた催眠魔法は一度ドアが開くと解けてしまう。バローズがドアを開けたから魔法が解けた!』と気づきます。
部屋に入ってきたのはパトシアでした。
思わずベッドの上にまた起き上がったノクターンでしたが、『ところで・・バローズはどうやって魔法を無視してドアを開けたんだ?』と不思議に思います。
「さっきも会ってまた会えたわねバローズ令嬢」とパトシアは言って、「さっき・・?」とノクターンは尋ねます。
「あ!上がる前に閣下がお茶を出してくださったの。途中執事さんに呼ばれて執務室に行かれたけど」とドルーアは説明し、「急用は済ましたわ。そういえば今日は病気の息子に何もしてあげられてなくて。可哀想に・・顔色が悪いわ」とパトシアは行ってノクターンに近寄ります。
思わずビクッと警戒するノクターンに気づいたのか、「あの・・」とドルーアは2人の間に割り込みます。
「バローズ令嬢?」と尋ねるパトシアに、「あの・・ノクターンの体調がかなり悪そうなので寝かせてあげたほうがいいと思いますが。病気の時は過敏になりますし」とドルーアは言います。
「・・そうね。病気の時は心も尖ってしまうのよね。でもお客様が来てるのにずっとベットに横になってるだなんて」とパトシアが言えば、「私もそろそろ帰ろうと思ってたところなので大丈夫で・・」とドルーアは言いますがパトシアはそれを遮ります。
「いいえ。それは失礼になるし令嬢に聞きたいこともあるの。家柄のことだけど令嬢の意見も聞きたくてね。長男のプレリュード・・」とパトシアが言いかけたところで、今度はノクターンそれを遮ります。
ノクターンはパトシアに縁談の話をさせたくありませんでした。
「お母様。バローズと2人で話したいことがあるので出ていってください」とノクターンが言えば、「出ていってですって?薄情な息子ね。あなたのために・・聖水まで用意したのに」とパトシアは言って、ドアから聖水を持った使用人が入ってきました。
『聖水!?』とノクターンは驚き、「ええ・・私も病気のあなたを煩わせたくないの。私の話は今度でもいいし、あなたがこれを飲むところだけ見て帰るから。飲んで」とパトシアは聖水の入ったコップを差し出します。
『ダメだこの状態で飲んだら・・!バローズが目の前にいるのに僕を殺そうとするとは!聖水を飲んで僕に何か起きたらバローズ僕を何だと思うだろう!?』と、ノクターンは混乱して戸惑います。
「コップを持つ力もないみたいだから。だからバローズ侯爵令嬢に手伝ってほしいの」とパトシアは言って、ノクターンが聖水をためらう姿に『本当に悪魔なのね』と確信を深めます。
「はい?手伝うってどうすれば?」と何も知らないドルーアは答えるのでした。
第27話に続く>>
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全ては勘違いだった【第26話】の感想
ドルーアには魔法は効かないのでしょうか。
パトシアのノクターンに対する憎悪は相当に深そうです。
ノクターンはどうやってこのピンチを乗り越えるのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第26話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。