お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
悪魔に対抗する手がかりを探し、夢莉は夜中の書斎に訪れて本を読み漁ります。
しかしなかなか手がかりは見つからずに「今日はここまでにしようかな…」と思った時、たまたま開いていたページに載っていた絵で気になることを見つけました。
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お嬢さんの執事【42話】のネタバレ
椅子に座る貴族とその傍らに立つ男を見た夢莉は「何だか…どこかで見たことがあるような…」と記憶を辿ります。
傍らに立っている男の髪や瞳、肌までも黒い特徴はメフィストとそっくりでした。
見慣れない男の子
「そんなはずないわ!この本に載ってるのはレイナウト家の祖先だけなのに…メフィストがこの人の姿を借りているのかもしれない…」と考えた夢莉は男についての記載を探します。
「ヘブロン・レイナウト…?初代カンデンティアの…どういうこと⁉後ろのページはどこに消えたのよ?蔵書の保管がまるでなってないわ!」と言いながら夢莉はページをめくります。
書かれた部分がないのではなく、文字が消えていくことに夢莉が気付くと、「全部消える前に発見できてよかったね」と声をかけられました。
驚いた夢莉が声のした方へ振り返ると、見慣れない一人の男の子が書斎の中に立っていました。
「あなた誰?いつからそこに…?」と夢莉が聞くと、「僕?僕はずっとここにいたよ。僕はこの屋敷の一員だもん」と男の子は微笑みながら答えます。
「あの…悪いけど私はこのお屋敷の主人なの。あなたのことは初めて見たけど?今日は疲れてるからふざけるのはいい加減にして誰なのか教えてくれない?」と夢莉は問い直します。
「そっかわかったよ。かなり疑ってるみたいだから…これを見せてあげたら信じてくれるかな?」と男の子が手を前に出すと男の子の体に光が集まり、その背中には翼が現れました。
「あの光は…カンデンティア…⁉ううん少し違う…!」と夢莉が戸惑っているところに、「これでわかった?カンデンティアの根源…神聖力だよ。僕は王族のアラーシュって言うんだ。これで僕の言うことを信じる気になった?」と男の子は自分の正体について説明しました。
夢莉が世界に来た理由
書斎の二人用のテーブルセットに向き合う形で座り、「…それで?急に現れた理由を聞かせてもらえるかしら天使さん」と夢莉は質問しました。
「アラーシュでいいよ~」とマイペースなアラーシュに、「わかったわ。とにかく私の質問に答えてくれない?」と夢莉は答えを催促します。
「さっき言ったこともちゃんと説明して。消える前に見れたというのはどういうこと?カンデンティアに関する分が消えてる最中なの?」と矢継ぎ早に質問する夢莉に、アラーシュは「うん、そうだよ。神が地上に残ったカンデンティアの痕跡を消し始められたんだ。カンデンティアの使用者が悪魔と契約したことに酷くお怒りになったからね」と答えました。
「それは…!」と言葉につまった夢莉に、「心配しないで。あなたがしたことじゃないってわかってるから。それは本当のシャルロッテ・レイナウトがやったことだろ?」とアラーシュは言います。
本物のシャルロッテじゃないと見抜かれていることに驚く夢莉を「そんなに驚いた顔をしなくても!あなたは本当に自分が偶然この世界に来たと思ってるの?」とアラーシュは笑みを浮かべました。
アラーシュは「悪魔との契約によって空っぽになったシャルロッテの体に、この世界のことをよく知っていてシャルロッテとして適応できる魂が入った─。あなたがここにいるのはこの世界の秩序を正すための天のお導きなんだ」と夢莉に説明します。
「…あのさ、それはデキ過ぎた話じゃない?まさか私が時空を超えて…んなわけ…」と夢莉が頭を掻いた後、「勇士とか?」と夢莉の聞く声と「勇士だよ」とアラーシュの説明する声が重なります。
「ちょっと待って!勇士だなんて急にジャンルが変わり過ぎじゃない⁉魔王もいないし守るべき秩序もないじゃない!」と思わず立ち上がってしまう夢莉に、「魔王はだいたい想像つくんじゃない?」とアラーシュは返しました。
「メフィスト…?」と夢莉が名前を思い浮かべているところに、「それからあなたが正さなきゃいけないこの世界の秩序っていうのは…」とアラーシュが言葉を続けました。
夢莉が正すべき秩序
夢莉が部屋に戻るとランスロットがちょうど身支度を整えたところでした。
「こんな早い時間から一体どこへいらしてたんですか?今ちょうど探しに行こうかと…」とランスロットは夢莉の傍に近寄り、夢莉は「ちょっと書斎にね」と答えます。
「カンデンティアについて調べに行かれたんですね。僕がお手伝いしなければいけないのに…」と少し申し訳なさそうなランスロットに、「大丈夫よ、一人でもできたから。それより…」と夢莉は言ってランスロットの体を抱きしめました。
「体調はどう?」と夢莉が聞くと、「平気です。熱もすっかり下がりました。何より…お嬢さんさえ僕の傍にいてくだされば大丈夫ですから」とランスロットは答えます。
ランスロットの心臓の音に耳を傾けながら、夢莉はアラーシュとの会話を思い返します。
「あなたが正さなければならない秩序はランスロット・ロシャンだ」とアラーシュに言われ、「それどういう意味?」と夢莉は聞きました。
「あなたはランスロット・ロシャンの結末を知ってるだろ?愛に絶望したあいつが選んだこと」というアラーシュの問いに、「…知ってるわ。ベスティーア公爵を除いてみんな死ぬんでしょ?その酷い結末がどうしたの?」と夢莉は聞き返します。
「あの話には裏のストーリーがあるんだ。そのときランスロット・ロシャンは自分が死ぬ前にすべての祝福を集めて禁断の魔法に手を出す」とアラーシュが説明し、夢莉は「禁断の魔法?」と質問します。
アラーシュは少し間を空けて「時間を戻す魔法だよ。あなたの前にいるランスロットは…一度すべてを失って時間を戻した魂なんだ」と答えました。
夢莉は小説の中で起きたことを「まだ起きていないことを私が変えるんだ」と思っていましたが、ランスロットにとってはそのすべてが本当に起こったことだったのです。
「お嬢さん、どうしてそんな顔を…何かあったんですか?」とランスロットは夢莉を心配します。
夢莉はランスロットの服を掴みながら「ランスロット。あなたに話したいことがあるの」と伝えました。
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お嬢さんの執事【42話】の感想
天使のアラーシュが登場して夢莉が世界に来た理由や役割などが分かり、これから夢莉はどうするのか今後の展開が楽しみです!
夢莉がランスロットに話したいこととは一体何なのか、もしかしたら自分の正体について明かすことを決めたのか、次の話も気になります!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の42話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。