「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
徐々に記憶を取り戻していくはずでしたが、ルペルシャ皇女は「しばらく甦らないようにする」と主人公に言うのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第40話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第40話】のネタバレ
「しばらくは呼んでも現れない。記憶を全て取り戻したら呼びなさい」と、ルペルシャ皇女は夢の最後で伝えました。
目を覚ました主人公は今後の方針を立て直します。
『こうなった以上、計画を全て練り直すしかないわね。まさかユジンとカインまで皇太子に会うことになるとは・・』と、主人公は頭を悩ませます。
『このままだとヘレイスまで顔を合わせる羽目になる・・』と、主人公はヘレイスだけでも皇太子に合わないようにしようと心に誓います。
主人公は、「俺も混ぜろ〜!」と乱入するヘレイスが容易に想像できてしまうのでした。
『できるだけ原作と違う流れにしたかったのに・・。早くダニエルに会ってジェインの家族も面倒みないと・・』と、主人公はため息を吐き、椅子の背もたれに体重を預けて天井を眺めます。
『でも今は私の命が最優先よ・・!』と主人公は気持ちを切り替え、身体を起こします。
今の一番の問題は皇太子との面会です。
『私が無害ってことを皇太子に分らせないと。でもあからさまに怯える姿を見せたら、余計に疑われるかもしれない』と、主人公は悩みます。
「・・いっそのこと私から会いに行こう」と口に出してみて、それはいい案だと主人公は思います。
『でもどこで会えば・・。皇太子と二人よりは、人が多くて特別な場所の方がいいんだけど・・』と主人公は考えて、「あ・・!そうだ!!」といい案を思いついて声を上げます。
主人公は、社交界を利用することにしました。
幸いタイミングよく、皇太子の誕生日に舞踏会が開かれる予定でした。
原作ではルペルシャ皇女は舞踏会にほとんど参加したことはありませんでした。
そのため、皇女が舞踏会に参加するとなれば皆の注目を集めることができるでしょう。
侍女のリニとアリンに髪と服装を整えてもらい、主人公は舞踏会の準備をします。
「ところで皇女様・・。本当にあれをして行かれるのですか?お似合いですが舞踏会にはして行かれない方が・・」と、リニが机の上に置かれた小箱をちらりと見て心配そうに言いました
「いいえ、これをして行くわ。これじゃないと駄目なの」と主人公は箱の中身を確かめます。
それこそが、皇太子に警戒心を解いてもらうために必要な小道具でした。
これは皇太子だけではなく、周りにいる貴族たちにも効果的面に意図が伝わると主人公は確信していました。
「わかりました・・」と言いながらもまだ心配そうなリニを見ながら、主人公は笑いかけます。
『もちろん彼らの考えをすぐに変えるのは難しいだろう。でも皇太子だけでなく全員に無害な存在になったほうが安全よ。みんなを守るためにも!』と、主人公は考えるのでした。
舞踏会場にて
舞踏会場では皇女に関する噂が飛び交っていました。
「あの噂聞きました?」「皇女様は正気を失って夜中に素足で走り回っているらしいですわよ」「実際に見た人もいるとか・・」「まったく・・!どこまで皇宮の名を汚せば気が済むんだ」など、皇女の評判の悪さを感じるものです。
一方で「ところで舞踏会の参加は久しぶりとはいえ・・ちょっと遅すぎやしません?」「こんなに遅いのはおかしいわ・・」「また正気を失ったのかもしれませんよ」などの、皇女の舞踏会参加に対する興味を示す話し声もします。
そんな参加者の様子を、一段高いところで皇太子は眺めていました。
「今日の主役は私ではないようだな。・・ルペルシャ皇女。正気を失ったという噂以外、すべて事実だったのには驚いた。継承権も放棄したらしいしな」と皇太子が言えば、「でしたらこれ以上心配する必要はないのでは?」と側近が問いかけます。
「さあ。それはまだ分からない。変化には副作用が伴うもの。どんなささいな事でも急激な変化には注意する必要がある」と、皇太子は薄く笑います。
「急激な変化ですか・・。皇女宮のメイドの話によると、とても優しく・・気さくな方だと聞きました」と、側近は少し考えて話します。
「それはおかしい。皇女は下の者たちをいじめたりはしないが、必要以上に慕われる性格でもない。それに側近の部下たちもかなりの実力者ばかりだ」と、皇太子は今で得た情報を元に断言します。
「では殿下は彼女が皇位を狙っているとお思いですか?」と側近が問えば、「いや?」と皇太子は答えます。
「でしたらなぜ警戒なさっているのです?」という側近の問いには、「君はまだ私が分からないのか。皇位になんの意味がある。重要なのは私のものに手を出すかどうかだ」と皇太子は話します。
「ではどうなさるおつもりですか?」と側近に問われ、「それはこれから決める」と答えながら皇太子は立ち上がります。
「ルペルシャ・ラム・トリエル皇女様のご入場です!」との声とともに扉が開かれたのは、ちょうどその時でした。
皇女と皇太子
皇女がベールを頭からかけているのを見て、皇太子だけではなく周囲の貴族たちも驚きます。
「誕生日の舞踏会にベールとは」と皇太子は呟きます。
『うつむきがちに憂鬱そうな笑みを浮かべ、歩く時は堂々と』と、主人公は緊張した面持ちで進みます。
この世界において、喪服の時に被るベールを「誕生」を記念する宴会の場に身につけるのはタブーでした。
しかし、喪服でない格好でベールをつけることには重要な意味が込められていました。
「皇太子殿下に・・」と挨拶をしようとした主人公の言葉を遮り、「挨拶はいい。そのベール、そういう意味に捉えてもいいのか?」と皇太子は問いかけます。
主人公は何も答えず、その場で深々としゃがみ込み、頭を下げます。
それは、相手への全面降伏を意味するのでした。
第41話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第40話】の感想
主人公は原作を知っている強みを活かして作戦を立ててますね。
皇太子はやはり諦めが悪そうな人物に見えます。
貴族たちの皇女の評判は相変わらず悪いようですね。
主人公の意図を皇太子は素直に受け取るのか、次の話が楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第40話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。