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その悪女に気を付けてください【第79話】のネタバレ・感想|ピッコマ

その悪女に気をつけてください ネタバレ

その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。

交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。

非協力的なミゼン対して、意外にもジャックはメリッサに興味があると言うのでした。

ここからは、その悪女に気をつけてください、の第79話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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その悪女に気をつけてください【第79話】のネタバレ

「それにお前だけが首長でもねぇくせに。勝手に決めんな、クソッタレが」とジャックは威嚇し、「黙れ」とミゼンは応戦し、「お前がな」とジャックも引きません。

『あれ?前に比べてふたりの関係が対等になってる気がする』とメリッサは感じて、「ミゼンが首長じゃないの?」と尋ねます。

「違う!半々だ!」とジャックは答え、「黙れと言っただろ!」とミゼンはそれを止めようとします。

「この前俺がミゼンに勝ったからな」とジャックは言って、「後継者はもともと俺だし前首長殺したのも俺だ。首長になりたければ俺を殺すことだ」とミゼンとジャックは言い争いを続けます。

「お・・落ちちついて。今大事なのはそれじゃない」とメリッサは止めようとしますが、「大事じゃないだと!?首長に関わる問題なんだぞ!ならお前も来たついでに3人で勝負だ・・」とジャックはヒートアップします。

しかしそれを、「おい。落ち着けって」とメリッサは眼力で威圧し、「はいっ」とジャックは体育座りで大人しくなります。

前首長を殺すか確実に勝たないと首長として認めてもらえないけど、この2人は片方を殺したり屈服させたりできないようです。

そのため、2人で権限を分け合っている状態なのでした。

『完全に首長になったわけじゃないのに味方してくれた。ジャックの奴、少し意外だわ。ミゼンと同じくらい私のこと恨んでると思ったのに』と、メリッサは頬をポリポリ掻きます。

「ならジャックは賛成でミゼンは反対?」とメリッサが問えば、「俺の反対は狼人間全員の反対を意味する」とミゼンは言い、「ハッ、笑わせんな。俺のほうがみんなから好かれてるぞ。魔物討伐の話を聞いたらみんな喜んで俺のとこに来るに決まってる」とジャックも引きません。

「まだ前兆がないから封印が解けるのには最低でも1週間はかかるはずよ。それまでによく考えておいて。スダバックって街で会いましょ」とメリッサは言って、『こいつらを信じていいものか。人間を見下して関わろうとしない奴らなのに。今からでも力でねじ伏せないといけないんじゃ?』と不安に駆られます。

「もう帰るのか?」とジャックは言って、「とっとと失せろ」とミゼンはそっぽを向きます。

そんな2人を見ながら、『そう悩んだけどすぐに思い直した。ふたりが反対してきたら力ずくで何とかしただろうけど、ジャックが乗ってきた以上確率は50%まで上がったも同然。変に力で抑え込んで敵意を持たせる必要はない』とメリッサは考えます。

「次は俺が首長の座にいるはずだ!期待しとけ!!用があったらまた来ていいぞ!べ・・別に来てほしいわけじゃねぇけどな!」と、去り際までジャックは見送りに来ました。

『ジャックが素直に従ったおかげで力は使わずに済んだ。これこそ特訓の成果?』とメリッサは頓珍漢なことを考えており、ジャックが素直に従う理由がメリッサに対する好意だと薄々気づいているナインとユーリは不快そうな顔です。

『ふぅ・・。準備は着実に進んでるのに、どうしてこんなにも不安なんだろう・・』と、メリッサは帰り道に言いようのない心配を感じていました。

そんな中、ふとヨナは視線を感じで振り返りますがそこには誰もいません。

『気のせいか』とヨナはメリッサの後を歩き始めますが、その空には白い人物が歯軋りをして浮かんでいるのでした。

創造者の思惑

『あぁ、崩れてきている。言うことを聞いていたヒロインが壊れた。私が用意した物語が・・私が決めたエンディングが台無しだ!私の手を離れた物語など必要ない。すべて壊してまた一から始めよう。今回の物語はゴミ箱行きだ』とその人物は決意します。

エリザベス邸でお茶を飲んでいたユーリは、「あれ・・?囁きが消えた・・」と運命の声が消えたことを察知します。

「封印はまだ解けてないから、ひとまず物資と兵力をスタバックに・・」とポジェプラド邸でナインと話し合ってたメリッサは、「お嬢様!!ま・・魔物・・魔物が封印を破って出てきたと・・!」と使用人から連絡を受けます。

『展開が・・小説より早い!!』とメリッサは焦ります。

都市スタバックの上空には暗い雲が急に立ち込め、真っ赤な穴が空いたかと思うとそこから魔物が溢れ出して降り注いでいました。

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「馬車はどこ!?」とメリッサが聞けば、「用意した馬車はすでに公爵様が・・他の馬車は整備中です!」と使用人は答えます。

『予想通りに進むと思ったのが間違いだった!』とメリッサは後悔しつつ、「馬は!?」と尋ね、「いますぐに使える馬を連れてまいります!」と使用人は飛んで行きました。

『油断した私が馬鹿だった・・。誘拐事件の時みたいに早まる可能性だってあったのに!』とメリッサが歯を噛み締めていると、「いったい何の騒ぎですか?魔物だなんて・・」と声がします。

そこにはカルティーナが立っていました。

「師匠・・!魔物がとある都市を襲撃しているようです。危ないので師匠は・・」とメリッサが言いかけたところでカルティーナは口を挟み、「何を仰るのですか。危ないのならなおさら私が行かないと。ご一緒します」とニヤリと笑います。

「あ・・ハハッ!さすが師匠!」とメリッサが言っていると、「メリッサ様、馬の準備がが整いました」とナインが伝えます。

「ありがとう、それじゃそろそろ出発・・」とメリッサが手綱を受け取ろうとしたところ、ヒヒィィィ!!と馬の鳴き声がしました。

最も速い馬

『ハラ・・グロ?まだ我が家にいたわけ!?』とメリッサは驚き、「おいおい人間よ。まさか私を置いていこうとは思ってないよな?ポジェプラド家で一番速い馬が・・私だってことはお前が一番よく知ってるだろう!」と言わんばかりにハラグロは頭を振ってアピールします。

『お・・おかしいな。どうして馬の声が聞こえる気がするんだろう。しかも正論だから反論できない・・!』とメリッサは戸惑います。

スダバックはユーリが住むリプトンと近い都市でした。

ヒロインである彼女には大魔術師の生まれかわりいう裏設定があり、魔物たちは自らを封印した大魔術師の生まれかわりである彼女に対し本能的に敵対心を抱いています。

そのため封印が解けてすぐユーリがいるリプトンに向かい、スダバックから侵略を始めるのです。

『ヒロインを窮地に立たせて男主人公らの活躍ぶりを引き立てるシーンだけど、まだイアンからは軍隊の応援要請の返事も返ってきてない状況だし、ジャックは魔物の封印が解けたことすら知らないはず。ジェイクはいつものごとく消息不明だ。ピーコックは牢屋の中。私だけでも駆けつけないと!』とメリッサは考えます。

「違う馬に乗るわ!私はハラグロに。この馬は・・」とメリッサが言えば、「私が」とカルティーナが名乗り出ます。

「ヨナは・・」とメリッサが見れば、「行きましょう、お嬢様」とヨナはすでに別の馬に乗って準備万端です。

「そ、そうね!やっぱりヨナはしっかり者だわ!馬にも乗れるし・・。あとはナインね」とメリッサはナインに近づき、「正体がバレないように、私たちが出発したあとに狼に変身してついてくること。スダバックで落ち合いましょう」
と耳打ちします。

「・・承知しました。お怪我なさいませんようお気をつけて」と顔を赤くしてナインは言って、「もちろん!私って結構自分のこと大事にしてるのよ」とメリッサは言ってナインの頭を撫でます

ナインはそんなメリッサの手を掴んで自分の頬に寄せ、「アハハ。メリッサ様の無事を誰よりも願っているのは僕ですからね」と微笑みます

『ぬぁっ。ぬぁぁっ!!そんな愛嬌いったいどこで習ってきたのよ!!』とメリッサは胸キュンで大ダメージを受け、「あっ、ありがとう。ナインも怪我しないようにね。私からのお願いよ。わかった?」と何とか言います。

『イケメンの愛嬌最高すぎ!!充電満タン!』とメリッサは元気良くハラグロに跨ると、「いってくるわ!あとでまた会いましょ!」と伝えます。

「すぐに向かいます」とナインは笑顔で言いますが、『おかしい。嫌な予感がする・・。メリッサ様、どうかご無事で・・』と見送ります。

そんな中、白い亡霊のような誰かはニタッと笑って「エンディングの時間だ」と呟くのでした。

第80話に続く>>

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その悪女に気を付けてください【第79話】の感想

エンディングに向かって物語は加速していきますね。

メリッサはどこまで物語に逆らえるのでしょうか。

魔物の襲撃をどう切り抜けるのか気になります。

次の話も楽しみですね。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第79話のネタバレと感想をご紹介しました。

「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。