逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
エクロットがエルドリアを訪ねてきて、「姫様にお願いがございます」と伝えるのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第26話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第26話】のネタバレ
7年前、侯爵の一人息子であったエクロット・フェイシスは、大きな功績を立てました。
そして、開国以来初めて、侯爵家の出として皇室の根幹ともいえる皇室総騎士団長になりました。
誰も彼を見下すものはおらず、首都で彼の名を知らぬ者はいなくなりました。
それは、皇帝の不興を買うほどであり、当然ながら皇帝の牽制もありました。
それにも関わらず、その高貴な血筋、社会的に名望を集める人格のエクロットは、皇室の総騎士団長として新進勢力の中心であり、名実ともに今後の帝国を牽引する重要人物でした。
しかし、皇女の17回目の誕生祝賀会で事件は起きました。
祝いの贈り物を尋ねられた皇女が指名したのが、エクロットだったのです。
それは一瞬の出来事でした。
「姫様の命であれば」とエクロットは膝をつき、周囲は動揺しました。
エクロットを中心として出来上がってきていた若い勢力は、瓦解してしまいました。
皇女の婿の座に目が眩んだ、権力のために自分の体を売った、誇り高き貴族の恥、などと様々な陰口を叩かれました。
彼を褒め称えていた貴族たちは手のひらを返したように罵りました。
そのような非難を浴びせられても、エクロットは静かに皇女の傍を守るだけでした。
その半年後、皇帝はボルン帝国と戦争を宣布しました。
戦争の先鋒隊長はエクロットが指名されました。
その出征を、皇女は見送りませんでした。
誰もが彼の戦死は免れないだろうと考えました。
しかし、そんな予想を嘲笑うかのように、今回、彼は帰ってきました。
皇女とエクロット
エルドリアはエクロットと向き合って座っていました。
目の前のテーブルには様々なお茶菓子とお茶が並べられています。
侍女のデイジーはエルドリアにウィンクをして退室しました。
『絶対何か勘違いしてるわよ、デイジー。それに、どうしてこんなにたくさん用意したの?』、とエルドリアは呆れ気味です。
「召し上がらないのですか?」と、相変わらず無表情なエクロットが問いかけます。
エルドリアは「あなたも遠慮せずにどうぞ」と勧めれば、「ありがとうございます」とエクロットも答えます。
『私へのお願いって何なのかしら・・。・・何を話せばいいかわからないわね』と、エルドリアはお茶を飲むエクロットの顔を盗み見ながら考えます。
エクロットのおかげでユリエルを宮外へ追い払うことができました。
しかし、状況的にエクロットは皇女を恨んでいてもおかしくない立場です。
エルドリアは、エクロットを本当に信用して良いか、未だに迷いがありました。
「・・怪我は?」と、ようやく思いついた質問をすれば、「ありません」とエクロットは答えます。
驚くエルドリアでしたが、何度か危険な目にはあいましたが、とエクロットは淡々と答えます。
「その場所で、私のことを恨みはしなかった?」と、エルドリアは視線を外しながら一番気になっていたことを聞きました。
言ってしまってから、結局聞いてしまった、と内心で反省します。
『このまま気まずい雰囲気が続くくらいなら、正直に怒りを向けられてたとえ刺されたとしてもスッキリする方がいい。常識的に考えて、自分を死地へ追いやった皇女を恨まずにいることなんてできるはずがない』と、エルドリアは考えていました。
「・・私は、悩んでいたのです」と、しばらく置いてエクロットは口を開きました。
エクロットの問い
悩み?、とエルドリアは顔を上げます。
「姫様が望まれたのは、戦での勝利なのか、それとも私の死なのか。それとも、勝利と私の死、その両方なのか」と、エクロットは淡々と告げます。
姫様からは死ねとは言われていません、と言うエクロットに対して、エルドリアはすぐには答えられません。
皇女がエクロットの死を望んで送り出したのは確実でした。
しかし、エクロットは皇女が死ねと言えば少しの未練もなく死ぬでしょう。
『この男に対して、今、私が言えることは一つしかなかった。彼が待つ「皇女」の答え』と、返事を待つエクロットの顔をエルドリアは見ます。
「両方を望んでいたのよ。・・裏切られて怒りが湧いてくるでしょう?」と、エルドリアは言いますが、エクロットは「いいえ」と答えます。
「怒りよりも憎しみかしら?」と聞いても、「いいえ」と答えます。
「あなたはどうして、一体なぜ、私の愛人になったの?」と、一番の疑問をエルドリアは問いかけます。
皇帝との軋轢はありましたが、貴族たちはエクロットの味方でした。
皇女との結婚など、拒否しようと思えば出来たはずでした。
「皇室の安泰をお守りすること。私のすべきことはあの頃も今も変わっていません」と、真顔でブレることなく、エクロットは答えるのでした。
エルドリアとロビア
エルドリアは考え事をするために図書館に来ていました。
第五司書室が空いていると聞いたエルドリアは、使っている間は誰も出入りしないように、と命じて向かいます。
しかし、案内した司書の一人は、第五司書室は使用はされていないものの、立ち入っている人物がいたことを思い出して蒼白になります。
第五司書室にいたのは、次の皇女の授業のために使う本を取りに来ていた、愛人のロビアでした。
元はここで司書をしていたのです。
本を取り集めるロビアは、ふと、誰かの足音に気づきました。
誰も使わないと聞いていたのに、とその人物を確かめようと覗くと、そこにいたのはエルドリアでした。
姫様?、とロビアは目を丸くするのでした。
第27話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第26話】の感想
エクロットは皇女が絡むまで順調なエリート街道を行っていたのですね。
相変わらず、嘘は言ってないけど本心のわからないエクロットに見えました。
エルドリアの悩みは尽きませんね。
もう一人、何を考えているか分かりにくい、ツンデレに見えるロビアの再登場です。
皇女に遭遇したロビアはどうするのでしょうか。
次の話も楽しみですね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第26話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。