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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第5話】のネタバレ・感想|ピッコマ

悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、はFriedrich原作、maronpie作画の恋愛ファンタジー漫画です。

平民として育ったアナスタシアは精霊式を機に皇孫として皇宮に行くことになり、自分が転生前に読んだ物語の悪女になってしまったことに気づきます。

精霊によって皇宮の台所に連れて行かれたアナスタシアは、ケーキを作ることにしました。

ここからは、悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、の第5話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第5話】のネタバレ

「おいガキ、一体何を作りたいんだ。そんなに作りたいなら私が教えてや・・」と言う料理人のパベルでしたが、「パペルはお菓子なんか扱わないって言わなかった?作り方は知ってるの?」とアナスタシアが言えばしゅんとして黙り込みます。

「お湯でも用意して」と、その様子を見てアナスタシアはお願いするのでした。

「ガキのくせにこのパベル様をこき使いやがって・・」とパベルがブツブツ言ってると、「あっ、殻が入っちゃった」とアナスタシアが呟きます。

「ほら、よこせ。卵くらいは私がやってやる」とパベルはアナスタシアから道具を奪うと作業を始め、「一体何を作るつもりなんだ?」と尋ねます。

「えっと。チョコレートケーキみたいなものよ。と・・とりあえず別のボウルにお湯を入れて。えっ、こんな木の枝の束が泡立て器・・?」とアナスタシアは道具を見て驚きます。

「チョコレート?」とパベルは不思議そうな顔で、「これチョコレートでしょ。パベルは自分の厨房に何があるのかもしらないの?」とアナスタシアはチョコレートの固まりを指差して尋ねます。

「こらっ、このガキ。さっきからその態度は何だ!その苦いのをどう使うんだ?南の地域ではすりおろして砂糖とかハチミツと混ぜて飲むと聞いたことがあるが」とパベルは言って、「苦いって?」とアナスタシアはカケラを口に入れます。

「そうだ。サラト男爵から下賜されたものだから捨てられなくて困ってるんだ」とパベルは言って、「げぇっ!」とアナスタシアはカケラの苦味に顔を強張らせます。

「ほら見ろ。苦いって言っただろう?ははっ、それが人生の味だ。わかったかガキ?」とパベルは嬉しそうに笑い、「ところでお湯は用意できたの?」と呆れたようにアナスタシアは言います。

「このクソガキ!あのめんどくさい鳥さえいなければ・・」とパベルは文句を言いながらも支度をするのでした。

ケーキ作り

チョコレートとバターを湯煎し、クリームと小麦などを混ぜ合わせます。

不思議なことにアナスタシアは分量がスラスラと思い出せました。

「どけ、そんなんじゃダメだ。私が混ぜる」と作業にパベルが口を出しながらも、型に入れるところまでスムーズに進みます。

「終わ・・おっと!オーブンを温めておくのを忘れてたわ!」とアナスタシアが慌てると、「私のオーブンの火が消えることはない!」とパベルは鼻高々です。

「オーブンの火消さないの!?」とアナスタシアが驚けば、「当然だろ。お前いつの時代の人間だ?オーブンに新しく火をつけるためにどれだけの摩碇石が必要だと思ってるんだ・・」とパベルは呆れます。

「摩碇石って?薪じゃなくて?」とアナスタシアが不思議そうにしていると、「・・お前はオーブンのことも知らないくせにケーキの作り方はどうして知ってるんだ?」とパベルは不思議そうな顔で生地を入れた容器をオーブンに入れます。

「このオーブンは摩碇石が加熱することで可動するんだ。精製した摩碇石の粉で配線を敷いて・・」とパベルは説明し、「温度調節もできるの?」とアナスタシアが口を挟めば、「当然だ!」とパベルは答えます。

「あっそう。じゃあ食パンの温度に合わせてくれる?」とアナスタシアは頼みます。

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「パベルこれは?これも摩碇石で作られたものなの?」とアナスタシアがパベルが触っている器具について聞けば、「そうだ。設定した時間に合わせて砂が流れて時間になったら音が鳴るんだ」と答えます。

ヒヒッとそれらをみてアナスタシアが嬉しそうに笑っていると、「何を笑って・・」とパベルは何故か照れて顔が赤くなるのでした。

焼き上がり

「わぁ・・うわあぁ・・」とオーブンの中で焼き上がったケーキを見てアナスタシアが感動していると、「自分で作ったくせに何を驚いてるんだ?」とパベルは呆れ顔です。

「生まれて初めて作ったんだもの。早く、早く出して」とアナスタシアは言って、『オーブンのこともよく知らないし、砂糖とクリームも初めて見たくせに・・どうしてこんなに簡単にお菓子を作れたんだ・・?』とパベルは不思議に思いながらケーキを取り出します。

「試食タイム!」と言って2人はスプーンを構えます。

「ガキ!火が通ってねえぞ!」とドロっとした生地にパベルが文句を言うと、「あのね、これは元々クリームみたいなものなの!」とアナスタシアは反論します。

パクッと一口食べたアナスタシアは『美味しーい!』と味を噛み締めます。

転生してからは貧乏暮らしでしたが、アナスタシアに転生する前も、主人公はこんなに良い食材をふんだんに使ったお菓子を作るどころか買うことも出来なかったのです。

『体がトロトロに溶けていくみたい。コーヒーと一緒に食べたらもっと・・』と考えながらアナスタシアがふと見ると、パベルが恍惚とした表情で文字通り光を放って輝いていました。

『?』とアナスタシアの頭の中には疑問符が浮かんで固まり、「ガキ・・これって・・あの・・何て言ったっけ?」とパベルは幸せそうな顔です。

『後ろから何かでてる・・!?私にだけ・・見えてるのかしら?』とアナスタシアは混乱し、「ん?あぁ、あの・・おじさんの名前がパベルだから・・パベルショコラ!そう、パベルショコラにしましょ!」と言います。

「このガキ、皇宮のシェフの名前を勝手に使うんじゃない!」と怒ったように言うパベルでしたが顔は照れており、「でも美味しかったでしょ〜?」とアナスタシアは笑います。

「ところでパベル、オレンジはないの?」と思いついたアナスタシアが問いかけ、「あるさ!冷蔵倉庫にあるに決まっているじゃないか。突然なんで・・」とパベルは言ってピタッと固まります。

「オレンジの皮を漬けたお砂糖・・で、このケーキを作ればもっと美味しいかもね?」と悪戯っ子の顔でアナスタシアは笑い、「行こう!」とパベルも乗り気で賛成します。

2人が厨房から出かけてしまった後、「マルカシェフ!今すぐ陛下の間食を・・シェフ・・?」と慌てた様子の使用人がやってきました。

「今すぐ間食を用意しろと命じられたのにどうしよう・・」と戸惑う使用人でしたが、パベルショコラに気がつきます。

「お〜、さすがシェフ。前もって用意してくれたんだな。助かった」と使用人はそれを持って陛下の所に持っていってしまうのでした。

第6話に続く>>

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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第5話】の感想

シェフのパベルはとてもいい人のようですね。

パベルから出た光は一体何なのでしょうか。

パベルショコラがまさかの陛下のところに行ってしまいました。

次の話も楽しみですね。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」の第5話のネタバレと感想をご紹介しました。

「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。