お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
皇帝陛下にチェアート地方の干ばつの問題を解消すれば婚約の支持してもらえるように交渉したランスロット。
目的を果たし帰ろうとした夢莉でしたが、皇女殿下に呼び出され会うことになりました。
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お嬢さんの執事【12話】のネタバレ
皇女シエラ・チェイト・ガネスティ・ティエリスは小説の中では皇帝陛下の妹という以外には特に設定のない人物でした。
「レイナウト令嬢の噂は皇女宮まで聞こえてますわ。月明かりのように美しく戦いの女神のように強い方だと。でも実際にお会いしてみると噂なんて信じてはいけませんね。それよりもずっとお美しいんですもの」とシャルロッテを褒め称える皇女殿下。
その可愛らしさに感動しながら夢莉は「もったいないお言葉ですわ皇女殿下」と返します。
皇女殿下とのお茶会
「こんなふうに急にお誘いしてしまった失礼をお許しくださいね。同じ女性として最高の剣術の腕を持つ令嬢にぜひ会ってみたかったのです」と愛らしく笑う皇女殿下。
シャルロッテに対する言葉に気恥ずかしさを感じつつ、夢莉は「ここまで褒めちぎられたら私も何かお返ししなければ」と考えます。
「ありがとうございます。皇女殿下もお噂以上の美しさですわ」と言った夢莉の言葉に、皇女殿下は「まぁ~そうかしら?」と返しました。
「太陽の女神が色褪せてしまうほどの美しさです。光を放つように輝く金髪!そしてその瞳!まるで夕焼けを映した宝石のようですわ!」と言ったところで夢莉はが熱く語ってしまっていることに気付きます。
「…それから丁寧な言葉遣いと品格のあるお声まで完璧なレディのお姿だと思い…ますわ」と夢莉はなるべく落ち着いて話しながら、「小説の中に入って気づいたんだけど、私って思った以上に美しい顔に弱いんだわ」と思いました。
「そんなにも褒めていただいて嬉しいですわ。美しく賢いだけでなく慎重で控え目な態度まで…だけど…」と皇女殿下は紅茶の入ったティーカップを机に置きます。
皇女殿下は「結婚相手に執事を選ぶなんて、あまりにもご自身を貶めていらっしゃるのではありませんか?」と夢莉に問いかけました。
突然の話に夢莉が戸惑う中、「ベスティーア公爵とは破談になったようですが、その気になれば他にも位の高い貴族はいくらでもいるでしょう?」と皇女殿下は続けます。
「…皇女殿下、世の中は目まぐるしく変化しています。一族の名誉のために忠告してくださるお気持ちはありがたいのですが、私はもっと他のものに価値があると考えています」と答えながら夢莉は怒りを耐えます。
「もっと価値のあるもの?それが執事との婚約だっておっしゃるの?」ときょとんとした顔で言う皇女殿下に、怒りを抑えきれなくなった夢莉。
ランスロットのことをバカにし続けられないようにと夢莉は「皇女殿下、私の婚約者はただの執事ではありません。魔法使いなんです」と伝えましたが、「ええ」と簡単な相槌が返ってきました。
「…魔塔の主なんです」と直接的な言葉で言っても、皇女殿下からは「そのようですね」としか返ってきません。
「ああっもう!この国の人たちは魔法が何かわかってなくて面倒だわ」と中々伝わらないじれったさを感じながら、「彼はすぐに魔法を使ってチェアート地方の干ばつを解決してみせます」と夢莉は伝えました。
「何ですって…⁉そんなこと…魔法でできるっていうんですか?」と怪訝な表情をした皇女殿下に、「もちろんですわ!私の婚約者が干ばつを解消すれば、皇帝陛下は私たちの婚約を公式に支持してくださるとおっしゃいました!」と夢莉は言います。
「…このくらい言っておけば、これ以上はランスロットをバカにしたりできないでしょ」と夢莉が考えていると、皇女殿下は「あり得ないわ…ランスロットがどうしてそんな力を持っているの?」と呟きました。
皇女殿下の正体
まとっていた空気が変わり、突然違う人のようになった皇女殿下に夢莉は不安を感じます。
「ランスロットが私に見せてくれた魔法なんてせいぜい雫を作る程度のものだったわ!干ばつを解決するなんて!そんなことできるはずがないわ!」と声を上げる皇女殿下に、夢莉は「……?どうして私の婚約者の名前をご存じなんですか?それに彼の魔法を見たことがあるなんて…」と聞きます。
小説でランスロットが魔法を見せたのは、この世でただ一人だけでした。
「まさか…シャルロッテ…?」と声に出すと、皇女殿下は立ち上がって「そう…やっぱり気づいたのね」と言いながら夢莉の元に歩み寄ります。
皇女殿下は夢莉の顎を持ち上げ、「そうよ、私がシャルロッテよ。その体の本来の持ち主」と言いました。
驚く夢莉に「ところで、あなた誰?振る舞いや言葉遣いからして皇女ではなさそうだけど…」とシャルロッテは問います。
夢莉がどう答えようか迷っていると、「適当にどまかしてないでちゃんと答えて!」と顎を持つ手に力を入れられました。
自分のことを何て説明したらいいかわからない夢莉は咄嗟に「ルファーです!」と専属メイドの名前を答えました。
「え?ルファー」とシャルロッテは驚き、夢莉から手を離します。
心の中でルファーに謝りながら、夢莉は「そうです。お嬢さん」とルファーになりきって答えます。
「はっ…よくもその体を使ってこんな出しゃばったマネしてくれたわね。ちょっと調子に乗りすぎよルファー」とシャルロッテは言った後、「身の程知らずな…」と舌打ちをしました。
小説ではルファーはシャルロッテを本当の姉のように慕っていたのに、何でこんな言い方をするのかと夢莉は疑問を抱きながら、「はは…調子に乗ってるなんて…シャ…ルロッテお嬢さんもずいぶんお変わりになられましたね」と言いました。
「…そうよ。本当は私こうやって生きたかったんだから」と答えたシャルロッテに、夢莉は「こうやって…とは?」と聞きます。
「そんなことあなたは知らなくていいの。私が言いたいのは…余計なことをするなってことよ」とシャルロッテは質問に答えず、忠告をしてきました。
「シャルロッテもレイナウトも、ランスロットだって…私が捨てたのよ。埃みたいにさっさと消えてしまえばよかったのに」と呟くシャルロッテに、夢莉は「捨てたですって…?」聞きました。
シャルロッテは「そうよ。私はもうこれ以上シャルロッテとして生きるのが嫌になったの」と答えました。
夢莉がランスロットの元に戻ると、「お嬢さんお待ちしてました」とランスロットは迎えてくれます。
「風が冷えてきました。これをかけてください」とストールをかけてくれるランスロットに、「あ…ありがとう」と夢莉はお礼を言いました。
「顔色がよくありませんが、大丈夫ですか?皇女宮で何かあったのでは…」とランスロットが心配してくれますが、夢莉は「ううん…何もないわ」と答えます。
「ではお屋敷に戻ります。こちらへ…」と馬車に案内してくれようとするランスロットを呼び止め、その体に夢莉は抱きつきました。
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お嬢さんの執事【12話】の感想
皇女殿下の中がシャルロッテだとは思いもしていなかったので、とても驚きました。
そして新たにシャルロッテはなぜ、シャルロッテとしての全てを捨てたのか、本物の皇女殿下はどうしているのか疑問ができて、今後の展開がとても気になります!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の12話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。