全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
ドルーアはノクターンに、私達は一体どういう関係なのかと問い詰めるのでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第23話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第23話】のネタバレ
ドルーアとノクターンがバルコニーで話している頃、アーロンは舞踏会場にいる両親と話をしていました。
「最近ゆっくりお話もできませんでしたね」とアーロンが言えば、「最近騎士団の仕事が忙しくてね。お父様も私も団長だから」とクレイモア夫人は応じます。
そんな中、アーロンは会場の一角が騒がしいことに気付きます。
そちらを見れば、ノクターンの隣にドルーア、その正面にシェリルとその取り巻きがいます。
両者は不穏な雰囲気を漂わせて向かい合っていました。
『ノクターン・エドガー・・!?』と不安を感じたアーロンは、「お父様、ちょっと失礼」とそちらに向かおうとします。
しかし、「待て!アーロン。エドガー閣下がいらっしゃるからここで待ちなさい」とクレイモア侯爵は止め、「そうよ、あなただけじゃなくてバローズ侯爵令嬢の名誉を考えなさい。もうすぐ破談するんだし」とクレイモア夫人もまた止めます。
アーロンがドルーアと破談する予定であることは、両親も既に承知のことでした。
そんな状態でノクターンとドルーアがいる場所にアーロンが顔を出すことは、ドルーアにとっては良くないことだと両親は考えたようです。
「それは・・」と戸惑い、『ノクターン・エドガーが魔法使いだってことをご存知ないからな・・困ったな』と、アーロンは説明に困ります。
ドルーアとノクターンが仲の良い幼馴染だと思っている人達には、ノクターンの危険性を説明するのは難しい話でした。
その時、「シェリル様!シェリル様!」と、取り巻きのロジックスの悲鳴が上がり、『!?何が起きたんだ!?』と、アーロンは両親を振り切って騒動の起きている人集りの中に向かいます。
アーロンはそこで、ロジックスが意識を無くしたシェリルを抱えた姿を目撃します。
『ロジックス・エルフォードとシェリル・ボルナイン・・?』と、アーロンは何が起きたのか分からずに困惑するのでした
ノクターンとドルーア
「ノクターン、私達は一体どういう関係!?」とドルーアは叫び、ノクターンは沈黙します。
「やっぱり答えられないわね!答えられないくせにあなたの言葉を特別に思ってほしいとか望まないでよ」とドルーアは言い、「バローズ、僕はこれ以上何をすればいい?一体リモランドに何を言われて僕にこんな態度をしてるんだ!?」とノクターンは少しイラついた態度を示します。
薄紫色の魔法の力がノクターンの怒りとともに漂い始め、それに反応してかドルーアのペンダントが白く輝きます。
『やっぱりこれは正常な友達関係じゃない。友達とは言えない』とドルーアは感じて、「あなたが言ったのよね?怖くても顔に出さないでって。でも私はあなたが怖いの。あなたを信じることはできない」と、答えながら後退ります。
『今も分からない。なぜ私を家に呼んで、なぜ私を弄んだのか』と、ドルーアは未だ疑問でした。
「あなたの言うことよりはアリスやアーロンとを信じるわ。私達の間には信頼がないから。一体あなたの本心は何なのか。今更なぜこんなことをするのか本当にわからない。もうやめよう。以前の関係には・・」と言いながら、ドルーアはバルコニーの手すりに寄り掛かります。
すると体重がかかった手すりはメキメキと音を立てて軋み、「バローズ!」とノクターンは叫びます。
ドルーアが気づいた時には手すりが崩れ始め、そのまま破片とともに落下しそうになりました。
ノクターンが飛び出してドルーアを支えた瞬間、ペンダントが一際白く輝きました。
「うっ・・!」とノクターンは苦しそうに呻きながらも、ドルーアを支える手を緩めず安全な場所まで引き戻します。
「ノクターン?腕が・・!」とドルーアはそれを見て叫び、後方では階下に落ちた瓦礫が大きな音を立てました。
ドルーアを支えたノクターンの右手は赤く腫れています。
そしてドルーアのペンダントはピキピキと軋む音を立て、粉々になって壊れてしまいました。
ドルーアは砕けた破片を眺め、そしてノクターンを見ます。
「・・言葉で説得できていたら、ここまで来ることはなかった。僕の本心は何かって?それを言ったらお前は今より更に逃げようとするだろう・・」と、苦しそうにノクターンは目を瞑ります。
『わからない。苦痛に耐えながら私を引き上げた姿が真実のようで、おかしなほど切実に感じられて』と、ドルーアはその行動に嘘はないと感じます。
「お茶会の応接室でアーロンを殺そうとしたの?」とドルーアが思い切って聞くと、「・・いや」とノクターンは答え、バルコニーの出口に向かいます。
「僕は人を殺したりはしない。お前にとってクレイモアがそんなに大切な人だったら、危害を加えたりしないよ。またな、バローズ・・」とノクターン言って、会場に戻って行きました。
ドルーアは一人バルコニーに残され、ノクターンが出て行った扉を呆然と見つめます。
すると再び扉が開き、今度はアリスがやてきました。
「ドルーア?ドルーア!大丈夫?何もなかった?」と、アリスは床に座り込んでいるドルーアに駆け寄ります。
「ドルーア!」と心配するアリスに抱きしめられながら、ドルーアは目を瞑ります。
『築いてきた歳月に比べ、信頼の幅は狭すぎるのに。それでも私はノクターン・・あなたを信じたかったみたい。あなたにどんなに勝手なことされても、怖いことを言われても、あなたを疑いながら。それでも・・私はそうしたかったみたい』と、ドルーアはアリスの腕の中で泣き崩れます。
ノクターンがアーロン殺害をすぐに否定しなかったことが、ドルーアにとっては酷くショックでした。
第24話に続く>>
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全ては勘違いだった【第23話】の感想
ノクターンの気持ちは伝わりそうで伝わりませんね。
疑心暗鬼のドルーアに言葉を伝えるのは難しそうです。
水晶はどうしてノクターンを攻撃したのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第23話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。