お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
チェアート地方の干ばつを解消するために訪れた夢莉とランスロット。
そんなことができるはずがないと笑う貴族たちに見物されながら、ランスロットは魔法で大雨を降らせました。
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お嬢さんの執事【14話】のネタバレ
皇帝陛下と話しているランスロットを見ながら、夢莉は大雨に喜ぶ農民の声を聞きます。
「何はともあれ…みんなが喜んでくれてよかった。とりあえず満足かな…」と夢莉が考えていると、「嘘よ…」呟く声が聞こえてきました。
シャルロッテの望み
夢莉が声の方を振り返ると、雨に打たれながら夢莉を睨みつける皇女殿下がいました。
「…お望みのものをご覧になったご感想はいかがですか?皇女様、これでランスロットの真価をお分かりいただけたでしょう?」と夢莉が声をかけると、皇女殿下は「…そうね印象は変わったかも。役立たずから私にとって邪魔になる者に」と答えました。
「この間警告したことを覚えてる?余計なことはしないで。私がベスティーア公爵と結婚できるまで…」と言った皇女殿下に夢莉は驚き、「体を入れ替わり全てを捨てたのにまだ…婚約を破棄し、一族を破滅に追いやった者と結婚したいんですか?」と聞きます。
「…私が間違っていると責めてるの?」と聞き返す皇女殿下に夢莉は「…いいえ、あいつ…いえ、あの人がそこまで価値のある人なのかどうか…」と答えました。
「本当に後悔しませんか?」と夢莉が聞くと、皇女殿下は「…私は彼の望みを叶えてあげたいの。それがレイナウトの破滅だろうと、この国そのものであろうと何でも手に入れさせてあげたいのよ」と答えました。
「…そして彼と一緒に幸せになるの」と言葉を続ける皇女殿下に、ベスティーア公爵はサイテーだと忠告したくなる夢莉ですが、シャルロッテが聞く耳を持つとは思えず言葉に詰まります。
「はぁ…それほどまでに愛している人なら一緒に幸せになれるといいですね…」と夢莉が言ったところで、ランスロットが後ろから抱きしめてきました。
「お待たせして申し訳ありません。さっきまで超絶面倒臭い奴にべっとりつきまとわれていたので…そろそろ帰りましょうか?」と聞きながらランスロットは皇女殿下に視線を送ります。
「そっそうね!行きましょう」と夢莉は答えると、「うちのランスロットが役目を終えたようなので、お先に失礼いたします皇女殿下」と頭を下げました。
皇女殿下から離れ大雨の中で笑っているランスロットに、夢莉は「ぬかるみを踏むのがそんなに楽しいの?」と聞きます。
「そうではなくて…さっきお嬢さんが『うちのランスロット』と言ってくださったのが嬉しいんです」と答えたランスロットに夢莉は顔を赤くしながら、「そっそんなこと家に戻ったら百回でも二百回でも言ってあげるわよ!」と返しました。
「本当ですか…?僕は何度でも聞きますよ」と笑うランスロットに、「…私がシャルロッテになれて本当によかった。この体でランスロットを愛することができるんだから…ランスロットが報われない愛に苦しむのを放ってはおけない」と夢莉は考えました。
幸せそうな二人を遠くから見て、シャルロッテは一人「…そうよ、私は…幸せになるのよ…」と呟きました。
ランスロットの想い
帰る馬車の中で夢莉が「今日はお疲れ様。ランスロット」と伝えると、「とんでもないです。お嬢さんこそお疲れ様でした」とランスロットは返してきました。
「ところで…さっき皇女様と深刻な顔でお話されてましたが…やはり何かあったのではないですか?」とランスロットに聞かれ、「え…?何のこと?別に何もないけど」と夢莉ははぐらかします。
「何もないならいいのですが…なんだか心配です」とランスロットに心配そうな顔でまっすぐ見つめられ、夢莉は罪悪感に苛まれます。
「た…ただ、皇女様が近いうちにベスティーア公爵と婚約するらしいの。きっと元婚約者でもある私に気を遣ってくださってるのよ」と誤魔化すと、ランスロットは「大きなお世話ですね」と言いました。
「まぁそうだけど…でも皇女様はまだ年もお若いし…」と夢莉がフォローしようとしますが、「そうは言っても物事の分別ができないほど幼いわけではないでしょう」とランスロットは言います。
皇女殿下の批判をしたかったわけではない夢莉は、皇女殿下の正体が分かったりしたらと良心が痛みました。
「ちょっとランスロット!やけに皇女様のことを気にしてるのね」と夢莉が話を変えると、ランスロットは突然のことにあっけにとられます。
その表情を可愛いと思った夢莉は「だって~この間もそうだったでしょ?わざと気に入らないってアピールしてるみたい…もしかして本当はシエラ皇女様に気があるんじゃないの~?」と言葉を続けました。
辺りに沈黙が訪れ、夢莉は皇女殿下の正体がバレないように焦ったせいで余計なことを言ってしまったと後悔します。
「あの…つまり私が言いたいのは…」と夢莉が言いかけたところで、ランスロットが「お嬢さん」と言葉を遮りました。
ランスロットは夢莉の手を取り「僕には他の人を見る余裕なんて少しもありません。今だってお嬢さんをこの目に映すだけで精一杯なんですから」と言いました。
ランスロットの甘い言葉に胸をときめかせ、自分への言葉じゃないと分かっていながらも早くなる鼓動を抑えられず「え…?これちょっとマズくない…?」と夢莉は思いました。
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お嬢さんの執事【14話】の感想
シャルロッテの望みが今回分かりましたが、なぜそこまでベスティーア公爵に固執するのかがまだ分かりません。
ランスロットの甘い言葉にも嬉しく思いつつ、シャルロッテじゃないと知りながらなぜそのような言葉を紡ぐのかこちらも本意が分かりません。
まだまだ謎が多く、今後どうなっていくのか続きが楽しみです。
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の14話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。