悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、はFriedrich原作、maronpie作画の恋愛ファンタジー漫画です。
平民として育ったアナスタシアは精霊式を機に皇孫として皇宮に行くことになり、自分が転生前に読んだ物語の悪女になってしまったことに気づきます。
突撃してきた男の子に口に、アナスタシアブラウニーを押し込みました。
ここからは、悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、の第10話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第10話】のネタバレ
「殿下!殿下、大丈夫ですか!?」と使用人達は慌てて駆けつけてきます。
男の子はブラウニーを飲み込んでしまったものの、口に残ったものをぺっぺっと吐き出そうとします。
「美味しいでしょ?」とアナスタシアは問いかけて、「一体何を食べさせた!!」と男の子は激怒します。
「私が作ったお菓子なの」とアナスタシア笑い、「こんなゴミみたいなもの・・」と男の子はげぇっげぇっと吐こうとします。
「陛下から美味しいって褒められたお菓子なのよ。ほほっ、陛下が美味しいって。しかも私をわざわざ呼び出して褒めてくださったのよ〜?ご褒美もくれるって〜」とアナスタシアは囁き、それを聞いて男の子は顔を赤らめて押し黙ります。
その表情と感情の色を見て、「美味しかったでしょ?もう一個あげるわ」とアナスタシアは笑い、「笑わせるな!そんなものまた食べ・・」と男の子は拒否しようとしますが、キラキラと光るように見えるブラウニーに惹かれて見つめます。
「こんなXXいらな・・」と意地を張るように言う男の子でしたが、「陛下が美味しいって言ったお菓子なのに。あなた今悪口言ったわよね?もしかして陛下に対する悪口?」とアナスタシアは問い詰めます。
「違う!」と男の子は叫んでブラウニーを奪い取りポケットへとしまって、歩き出します。
『フン、お前の父親がいつもうちのことを手伝ってくれてるからこのくらいで勘弁してやる』と男の子は心の中で強がり、「家に帰ったらマクシムおじ・・いや、マクシム殿下によろしく伝えてくれる?分かった?」とアナスタシアは伝えますが少年は振り返りません。
アナスタシアは、精霊式で出会ったマクシム殿下がドミトリーの頭を撫でていたのを覚えていました。
「ド・・ドミトリー・・もうやめ・・」と兄弟らしき少年が声をかけますが、「フン!」とドミトリーは無視をして馬車に乗り込みます。
しかし、ドミトリーのその頬は何故か赤く染まっているのでした。
駆けつけたリース
『やっぱり子供ね。ちょっとお菓子を食べたらすぐ大人しくなったわ』とアナスタシアは馬車を見送り、「姫が作ったお菓子だからな」とフェーブは言います。
「皇帝陛下に褒められるくらい美味しいお菓子だから?」とアナスタシアは言いますが、「地主が何と言っても関係ない!それは姫が作ったものだからだ」とフェーブは言います。
「私が作ったお菓子を食べると大人しくなるの?」とアナスタシアは聞いて、「気分がよくなるんだ。美味しいものを食べたら幸せな気分になる。それ人間だろう?」とフェーブは言います。
「ふむ」とアナスタシアがイマイチ納得できないでいると、「姫様!アナスタシア殿下!」とリースが駆けつけてきました。
「姫様が一人でお部屋から出て行ったと聞いてどれほど驚いたことか・・。あっ、この頬の傷は・・一体これは・・」とリースはアタフタとしています。
『あ、もう分かる。この紫色は心配を表してるのね』と、アナスタシアはリースの周りに漂う紫色のオーラを判定します。
「これはどういうこと?姫様のこの傷は何なのよ!」とリースはアナスタシアを抱き寄せると、赤いオーラに変わって叫びます。
「そ・・それが、アナスタシア殿下が皇宮に残るという知らせに・・」と使用人の1人が申し訳なさそうに言って、「ドミトリー殿下が怒って姫様に飛びかかって・・」ともう1人の使用人が話を続けます。
「あなたたちはそれをただ黙って見てたの?」と言うリースのオーラが赤黒くなるのを見て、『赤黒い色に変わった。リース物凄く怒ってるみたい・・』とアナスタシアは考えます。
「リース、私は大丈夫。私も悪かったの!もう行こうよ。ね?」とアナスタシアはリースを宥めて、「・・そうですか、姫様」とリースは柔らかな笑みを浮かべてアナスタシアを見ます。
「うん!それより私、新しい部屋が早く見てみたいな!」とアナスタシアは言って、「それじゃあ行きましょうか。姫様?」とリースは言いつつも、使用人達を睨みつけるのでした。
新しい部屋
二人は新しい部屋に向かいます。
「一人で出て行くのは危険です姫様。お部屋の用意ができたら迎えに行くつもりだったのに・・」とリースは言えば、「大丈夫だって!皇宮の中では何も起こらないよ」アナスタシアは笑います。
「さっき起こったじゃないですか」とリースが言っても、「あれはただの子供の悪ふざけで〜!」とアナスタシアは気にしてない様子です。
「・・姫様もまだ子供ですよ」とリースはため息を吐き、アナスタシアはそれを見てニコッと笑って、「リース〜」と甘えて抱きつきます。
「ほら見なさい。まだまだ赤ちゃんなんですから」とリースは柔らかく笑い、アナスタシアを抱き抱えたまま歩き出します。
たどり着いた部屋は、とても広くて綺麗な部屋でした。
「とっても広いでしょう?これからもっと家具を入れるつもりです。姫様に似合う飾り棚や、コンソールテーブルや彫刻の入った椅子や・・」とリースは予定を話し、「ええっ。これにもっと?私はこれだけで十分だけど・・」とアナスタシアは驚きます。
キョロキョロと見回すアナスタシアでしたが、「ところであのドアは何?」と、奥に設置されたドアに気づきます。
「あぁあれは、皇太孫殿下のお部屋と繋がってるドアですよ!」とリースは説明し、アナスタシアは大きな疑問符を浮かべて固まります。
「わざわざ繋がっているお部屋を選んでくださったんです。姫様がいつでも遊びにいけるように。アレクセイ殿下は姫様と早く会いたいんですって。もう明日から一緒にお勉強が始まりますからすぐ会えますね」とリースは言います。
「ええっ!?私が勉強!?それに私と一緒に勉強なんかしてもきっと面白くないわよ!」とアナスタシア言いますが、「姫様ったら、そんな心配は要りません。アレクセイ殿下が先にそうしたいっておっしゃったんですもの」とリースは言います。
眩暈がしてアナスタシアは倒れ込み、「あっ、姫様!やっぱりさっきお怪我をされたのでは?」とリースは心配します。
『私に会いたい!?私と次期皇帝が何を一緒に勉強するって言うのよ!私のことを品定めするために決まってるわ!品定めして生かすか殺すか決めるつもりなのよ!』と、アナスタシアの想像は悪い方へと展開するのでした。
そんなアナスタシアの部屋の隣にいるアレクセイは、花の香りを楽しみながら嬉しそうに微笑みます。
第11話に続く>>
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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第10話】の感想
ブラウニーの味を知ってしまったドミトリーが今後どう関わってくるか楽しみです。
リースは頼りになりますが過保護すぎるところもありそうです。
アレクセイはアナスタシアをどう思っているのか気になりますね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」の第10話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。