お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
ベスティーア公爵に途中で絡まれながらも、夢莉はドレスのフィッティングを終え屋敷に戻ります。
出迎えてくれたランスロットから「シエラ皇女様がいらっしゃってます」と伝えられました。
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お嬢さんの執事【24話】のネタバレ
時は少しだけ遡り、お昼過ぎ頃に皇女殿下はレイナウト家に訪れました。
「シャルロッテお嬢さんは今いらっしゃいませんが…」とランスロットに言われますが、「かまわないわ。中で待たせてもらうから」と皇女殿下は微笑みます。
皇女殿下の訪問
屋敷の中に通された皇女殿下は「レイナウト令嬢のお屋敷にくるのは初めてだからワクワクするわね」と話しますが、ランスロットは「では一階の応接室にご案内します」とぶっきらぼうに返します。
「一階の応接室は陽当たりが悪いから嫌だわ…どうせ彼女もすぐ戻って来るんでしょうから二階のリビングで待ってるわ。そこなら庭の眺めがいいでしょう?」と要望を言う皇女殿下に、「…このお屋敷についてお詳しいようですね。ここへいらっしゃるのは初めてだと経った今仰いませんでしたか?」とランスロットは返しました。
夢莉を待つ間、皇女殿下はランスロットが自分に言い返してきたことを思い返して妙な気分になりました。
「あんなにもうんざりしてたこの家と、捨てたくて仕方なかった身の回りのしがらみをこんなふうに思い返すなんて、これもみんなあの女のせいよ」と皇女殿下が考えていると、夢莉が部屋に入ってきます。
「ごきげんよう皇女様。お待たせいたしました」と挨拶をする夢莉に、皇女殿下は「…突然やって来たんですもの。待つのは仕方ありませんわレイナウト令嬢」と微笑みました。
自分の正体はルファーだと言ってしまった手前、別のメイドを連れて来た夢莉でしたが、メイドはティーをカップに注ぐ途中、カップの外に零してしまいます。
「もっ申し訳ございません!」と謝るメイドに、「大丈夫。よくあることよ、もう下がっていいわ」と皇女殿下は笑って下がらせました。
「余計な気を使いましたね。隠す必要はないのに」と言う皇女殿下に、夢莉は「何のお話ですか?」と聞きます。
「あの子じゃなくて他にいるでしょう直属のメイドが。あなたがルファーじゃないことは気づいてるわ。もう余計な演技なんかしないでよ、気分が悪いわ」と言う皇女殿下に、「…知ってるならこっちも気が楽だけど、それを言いに来たんですか?」と夢莉は目的を聞きました。
同じ秘密を共有する者
皇女殿下は何も答えず、辺りは沈黙に包まれます。
「何なのこの雰囲気…用がないなら帰ればいいのに。見た目はお人形みたいで可愛いのに、口を開けばひねくれたことばかり言って。ほら今だって黙ってるからどことなく寂しそうに見える…」とまで考えたところで夢莉はハッとしました。
「もしかしたら本当に寂しいのかな。正体を明かして心を開いて話せる人がいないから…私しか…」と考えた夢莉は「もしかして…」と話し始めようとしますが、皇女殿下の「公爵様が花をお送りになったんですって?」と問う声に遮られました。
「うう…やっぱり気のせいよね」と残念に思いながら夢莉は「……ええ」と答えます。
「私には花束なんてくれたことないのに」と寂し気に呟く皇女殿下に、夢莉は「あの…言っておきますけど、それは全部燃やしちゃったし、こっちはあの公爵のことなんて何とも思ってませんから。私は自分の婚約者一筋ですもの」と宣言しました。
「何よ…!これはみんなあなたのせいよ。あなたがランスロットと婚約なんかするから!皇帝も公爵様もレイナウト家に注目し始めちゃったじゃない!本来ならとっくに滅びてるはずの一族なのに!あなたさえいなければ…!」と叫んで皇女殿下は夢莉を睨みつけます。
「ちょっと待って、怒る相手を間違えてると思いますけど。その怒りはベスティーア公爵に向けたらどうですか。彼相手にそんなこともできないのかしら?なぜ?彼があなたを愛してないから…」と反論する夢莉の言葉を遮り、皇女殿下はティーカップを夢莉の横に投げつけました。
皇女殿下は「あなた…自分は特別だって思ってるでしょう?あなたがそんなに威張っていられるのはみんなランスロットのおかげなのよ。あなたが本当のシャルロッテじゃないって知っても彼はあなたの傍にいてくれるかしら?」と夢莉に問います。
「……もしもランスロットが事実を知ったらすぐに離れていくかもしれないわ。だけどランスロットがそれを知ることはないわ。あなたも私も自分からは明かさないから」と夢莉は答えました。
「ふんっ!どうしてそんな確信が持てるの?」という皇女殿下の問いに、夢莉は「もしあなたにそのつもりがあったなら、私が帰ってくる前に彼に話してるはずでしょう。それにせっかく手に入れた皇女の体なのにベスティーアに捨てられたくないでしょうし」と返しました。
「実際のところ楽になりたいのは私の方かもしれない」と夢莉は考えます。
本物のシャルロッテがシエラ皇女の体に入り、元の体に戻るつもりがないと分かった時はこの体でランスロットとずっと一緒にいられると内心ホッとしたことを夢莉は思い出しました。
「私たちは同じ秘密を共有してるんだ。それなのに、どうしてこんなことになっちゃったんだろう」と夢莉は疑問に思いながら、「…もうお帰りください」と皇女殿下に言いました。
シャルロッテとベスティーア公爵の出会い
帰りの馬車の中で、皇女殿下はベスティーア公爵との出会いに思いを馳せます。
剣術に秀でていたシャルロッテは「あの女には誰も勝てないらしいぜ。まるで化け物だな」と陰口を言われていました。
そんな時に「…化け物?別にそんなことないと思うけど。俺の目には普通の女の子に見えるぜ」とベスティーア公爵は言ってくれたのです。
「俺はレナード・ベスティーア。よろしくなシャルロッテ」と言ってくれた過去の笑顔を思い出しながら、皇女殿下は「レナード…レナードお願い…私のことを見て…」と一人体を抱えました。
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お嬢さんの執事【24話】の感想
夢莉の登場で予定と狂ったと嫌ってくる本物のシャルロッテではありますが、小説での不幸な結末を知っているからか夢莉はあまり嫌いにはなっていないように感じました。
ベスティーア公爵に振り向いて欲しくてシャルロッテとしての全てを捨て、それでも手に入らず悲しむ姿を見ていると彼女も幸せになってほしいなと思います。
夢莉と本物のシャルロッテが今後どう関係していくのか、今後も気になります。
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の24話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。