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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第32話】のネタバレ・感想|ピッコマ

逆ハーレムゲームの中に落ちたようです ネタバレ

逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。

主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。

話をするためにエクロットを部屋へ呼んだエルドリアでしたが、エクロットは部屋へ入るとシャツを脱ぎ出すのでした。

ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第32話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第32話】のネタバレ

夜の皇女の部屋で、エルドリアとエクロットは二人並んで寝台に座っていました。

「姫様に触れることをお許しいただけますか?」と、吐息を感じるほど顔を近くに寄せて愛人のエクロットが言います。

『つまり・・これはそういう状況だってこと!?』と、話をするつもりしかなかったエルドリアは焦ります。

エクロットはエルドリアの唇を指でなぞり、「キスするつもり?」とエルドリアが問えば、エクロットはキスをしながら押し倒してきます。

「ちょ・・ちょっと待って」とのエルドリアの言葉に、不思議そうにエクロットは動きを止めました。

「何かあなたに誤解をさせるようなことをしてしまったかしら?」とエクロットを見上げながらエルドリアが問えば、「え?」とエクロットは戸惑います。

エクロットがどうしてこんな行動に出るのかエルドリアは理解できません。

「もしかして皇・・私のことを愛しているの?」とエルドリアは動揺しつつ問います。

うっかり、「皇女のことを」、と他人事のように言うところでした。

『殺す目的で戦場まで行かせた皇女を愛しているはずがない。一体なぜ・・』と、エルドリアは戸惑います。

「それが、姫様の命であれば」と、相変わらずの無表情でエクロットは答えます。

エクロットの行動基準

「つまり、あなたがしたくてしているわけではないということね?」とエルドリアはため息をつきます。

「誠心誠意姫様にお仕えすることは臣妾として当然果たすべき義務です。もしお気に召さないことがありましたらすぐに・・・」と、いつもの淡々とした調子で喋るエクロットを、エルドリアは遮ります。

「そうじゃなくて。そういうことなら必要ないわ」と、頭痛がしそうな頭を押さえながらエクロットに言います。

「・・昼間の件のせいですか?」とエクロットが言います。

ロビアが「その者を信じてはなりません」と言った件を指しているようでした。

「それならば私を信・・、姫様?」と、喋るエクロットのシャツのボタンを、エルドリアは留め直します。

「あなたのことが信じられないからじゃないの。私はあなたをこんなことよりももっと、価値のあることに使うつもりよ」とエルドリアは言います。

「本当に話をしようと思って呼んだだけよ。誤解させてしまったことは謝るわ」と、エルドリアは赤い顔で視線を逸らします。

「姫様が謝られるようなことではありません」とエクロットは平然と言いますが、『謝るようなことでしょう!』とエルドリアは心の中で叫びます。

皇女の悪癖

皇女エルドリアは、悪女でした。

主人公の憑依直後も、全裸でベッドの上で愛人2人と、ナドリカとエッセンと共にいたのです。

憑依前の皇女の行動を考えれば、夜の部屋に呼び出されたら「そういう用事」だと思われても仕方がないことでした。

『私のバカ・・なんで夜に会おうなんて言ったのよ!』、とエルドリアは顔を上げられません。

エクロットがベッドを降りて、上着を羽織ったあたりでようやくエルドリアは顔を上げます。

エクロットが帰り支度する姿を、決まりが悪いのに何とも形容しがたい気分でエルドリアは見つめていました。

「話をするには時間が遅すぎますね。改めてまたお伺いします。お話はその時にお聞かせください」と、エクロットは深々とお辞儀をします。

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去ろうとするエクロットの背中を見て、「エクロット、待って!」とエルドリアはベッドを降りて手を掴みました。

エルドリアの気持ち

それは衝動的なもので、エルドリアは自分の気持ちがどうにも整理できていませんでした。

「あの・・気をつけて・・帰ってね」と歯切れ悪く言えば、「はい」とエクロットはなんてことはないように答えます。

『こんなことを言いたいわけではないのに・・』とエルドリアはうまく言葉が出ずに下を向くのでした。

「おやすみなさい」と扉を閉めて一人になって、エルドリアはその場にしゃがみ込みます。

『一体、私・・何を言ったの!?』と自らの行動振り返って赤面し、自己嫌悪に陥ります。

エクロットが去るのをそのまま黙って見送ればよかったのに、つい追いかけてしまったことをエルドリアは反省していました。

エクロットのあの整った顔が目の前にあったことで、冷静でいられなかったのです。

いくらまともな人間でもしょうがない、と一瞬考えてしまい、エルドリアは自分の頬を平手打ちします。

『しっかりしなきゃ。ロビアがあんなにも神経質に反応していた相手、単純な嫉妬のせいであるわけがない』と。エルドリアは自分に喝をいれるのでした。

その頃のシガー

ハーレム騎士団から外宮警備隊に回されたシガーは、仕事をサボって木の下で居眠りをしていました。

「卿!何をしているんですか!交代準備時間です!こんな場所で怠けているなんて・・」と、呼びに来た二人の同僚のうち、茶髪の男が強い言葉でそれを起こします。

大欠伸をして「せっかく良い夢見てたってのに」と、しぶしぶ、といった様子で立ち上がるシガーに、その男は言葉を続けます。

「卿に申し上げたいことがあります!いくら左遷されたことが気に入らないとはいえ、こんな勤務態度では困ります!」と強く言われ、「なんだと?」とシガーは耳を傾けます。

もう一人の黒髪の男は「おい!」と冷や汗をかいて止めようとしますが、茶髪の男の文句は止まりません。

「卿にとってはくだらない仕事に思えるかもしれませんが、我々はこの仕事に誇りを持っています。今度また業務を疎かにしていた時はすぐに上部へ報告させていただきます」と真っ直ぐに言います。

シガーはそんな男の言葉に口を挟まず、怒りを露わにするでもなく、静かに聞いていました。

「卿のことを、同じ平民として尊敬していました」と、そんな様子を見て黒髪の男がポツリと言います。

「今は違うって言いたいのか?」とシガーが聞き返しますが、二人は答えません。

「そうか・・悪かったな」と、茶髪の男の肩を叩いてシガーは歩き出しました。

後ろで二人が「シガー卿に何てこと言うんだよ!」「はあ?」と言い争う声を聞きながら、『さてと・・』とシガーは歩きながら考えます。

『あの頭のおかしな女をどうしてやろうか・・』と、真後ろの存在に意識を飛ばします。

そこには、エルドリアがいて、物陰からそっとシガーの様子を伺っているのでした。

第33話に続く>>

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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第32話】の感想

過去のエルドリアの行動を考えれば、エクロットが勘違いしても仕方ないですよね。

相変わらずエクロットの本心がどれなのかわかりません。

ロビアがどうしてあんなに警戒しているのかがますます気になりますね。

久しぶりに皇女に出会ったシガーは、どんな態度で接するのでしょうか。

次の話も気になりますね。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第32話のネタバレと感想をご紹介しました。

「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。