逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、1本の謎の電話を取ったことからゲームの世界に入ってしまい、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
解散と聞いて動揺するハーレム騎士団の後方から、面倒くさそうな目をする、黒髪金髪の男が遅れて現れたのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第16話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第16話】のネタバレ
その男は黒髪金眼の浅黒い肌をした美男子であり、皇女が直接選んだと言うハーレム騎士団の中でもひときわ目をひく男でした。
そんな男にエルドリアは一瞬目を引かれますが、騒ぐ他のハーレム騎士団のメンバーに意識を戻します。
「姫様何か仰ってください!」「お気に障ることがあったのであれば謝罪します!」「どうかお許しください姫様!」「お許しください!」と、喧騒が広がっています。
「私があなたたちを殺すとでも言ったかしら?」とエルドリアが冷静に言えば、「し・・しかし!」と一団は口ごもります。
「あなたたちの存在意義はなに?」とエルドリアが問うと、「姫様の・・喜びのために・・」と答えるに至りました。
「それでも騎士団と言えるの?」とエルドリアは呆れて頭を抱えますが、ハーレム騎士団は答えられません。
「救済を受ける道を教えてあげるわ。もともと騎士の資格を持っている者もそうでない者も、今度の昇級試験を受けなさい」とエルドリアが言えば、一同は息を呑みます。
「通過すれば皇室騎士団の一員として残ることができる。通過できなければ宮を去ればいいわ。もちろん試験を受けたくなければいますぐにここを去っても結構」とエルドリアは皆に告げました。
「姫様!我々が通過することなどできるはずがありません!外部の見習い騎士たちも毎年大勢落ちてしまう試験なのに・・!」とハーレム騎士団は納得しません。
「それならわざわざ国から俸給をもらいながらここで暮らしている理由は何?。このままずっとこんな風に生きていくつもり?」とエルドリアが問えば、誰も答えません。
ようやく本当に騎士団が解散させられるかもしれないという危機感を抱いたようね、とエルドリアはその様子を観察します。
「寵愛で手に入れたものは結局は奪われるだけよ。本当にそんな暮らしを続けたいの?今この場で私を説得してその地位を維持したとして、明日は?明後日は?その後はどうなるの?」と続けてエルドリアは問います。
一人が拳を握りしめて意を決して「帰る場所が・・ありません!召使が、しがない首都の牛乳配達員が、権力からはじき出された男爵家の末息子が、ここを出て行く場所などどこにあると仰るのですか!?」と叫びます。
「あいつなら何の心配もないでしょうが、俺たちはそうじゃないんです!」と指差されたのは、遅れてきた黒髪金眼の男でした。
黒髪金髪の男の正体
『あの男?そんなふうに言われるなんて一体・・?』、とエルドリアはそんな喧騒の中でも欠伸をしているその男を見ます。
「あいつは・・!あいつの師匠は皇室総騎士団長だから、何をしたって騎士団には残れるでしょう!」との叫びを聞いて、「何ですって?」とエルドリアは衝撃を受けます。
「以前に皇室副騎士団長として在籍していて・・」との言葉が終わらないうちに、エルドリアは黒髪金眼の男に歩み寄ります。
「どういうこと?」とエルドリアが言えば、「何がですか?」と男はよくわからず答えます。
「つまり、レオ・ディペットは・・」と言うエルドリアに、「俺の師匠ですよ」と男は返します。
『仲間どころか弟子さえ・・。これは・・ディペットが皇女を憎むのも仕方ないわね!』と考えたエルドリアは、「なるほど・・」となんとも言えない顔をするのでした。
先輩であるエクロット・フェイシスを戦争へと追いやり、弟子をハーレム騎士団へと皇女は連れ去ったのです。
皇室騎士団長のディペットがあれほどの憎悪を皇女に向けてくる理由を、エルドリアは理解しました。
「他の仕事を始めるならお金が必要でしょう。十分な支度金を用意するわ。すぐに公文を送るから昇級試験を受けない者たちは支度金を受け取って宮を去りなさい。それかそのお金で見習い騎士訓練を受けてもいいわ」とエルドリアは皆に伝えます。
「俺は去れません!」と、叫ぶ声が割り込んできました。
解散への反対
「これまでの歳月がそんなもので報われるとお考えですか!?俺を・・俺を愛人として受け入れてください!なぜこのような仕打ちをなさるのですか・・俺のことを愛してくださったではありませんか!」と一人がエルドリアの前で土下座し、嘆願します。
「俺のことを好いてくださったでしょう!?姫様!!」と男は戸惑うエルドリアに抱きつこうとしますが、手をねじりあげられ、割り込んだ別の男に阻止されます。
飛び込んだのは先程の黒髪金眼の男でした。
「大丈夫ですか?」と、やや遅れてエルドリアの前に立ちはだかったのは愛人のロビアです。
「これはこれは・・失礼しました。突然の退出通告をあなたの目の前で受けたんだ。一人くらい気が触れてしまう者がいたっておかしくはないでしょう?」と、黒髪金眼の男は目の前で転がる男の腹を蹴り上げます。
「姫様、どうか善処の程よろしくお願いします。俺が、うまく、丸め込んで、おきますので」と言いながらまだ蹴り続けます。
「・・善処はするから、そんな形で抗議するのはやめて。本当に死んでしまうわ」とエルドリアは声を上げます。
「ちゃんと加減して蹴ってますから大丈夫ですよ」と黒髪金眼の男は薄く笑います。
『さっきのような反応があるのは当然のこと。ここにいる男たちはこれまで皇女の玩具として生きてきたのだから。自分だって当事者だろうにまるで他人事ね』とエルドリアはその男を見ます。
「あなたは・・平気なの?」と、蹴られて気を失った男を担いで去ろうとする後ろ姿に話しかけます。
振り返った男はやや考える仕草をして、「さあ?きっと、平気なように『見える』だけでしょう?」と無表情のままで答え、歩き去るのでした。
「・・あの男は一体」とエルドリアのが呟くと、「・・彼については聞いたことがあります。名はシガー。最年少かつ最初の平民出身副騎士団長であったそうです」とロビアが言います。
なんとも言えない表情でシガーの立ち去る方向を見つめた後、「戻りましょう」とエルドリアはいうのでした。
第17話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第16話】の感想
半裸の美形の男性がたくさん描かれていて、目がチカチカしてしまいます!
無理矢理集められたハーレム騎士団かと思いきや、そうでもないようですね。
シガーが何を考えているのかわかりませんが、他のメンバーと違って自分の考えがしっかりありそうです。
だた解散するのではなく、その後のことも考えるエルドリアは真面目ですね。
なかなかエクロット・フェイシスの情報は集まらないようですが、エルドリアはどうするのでしょうか。
次の話も気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第16話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。