その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
まるで原作を知っているかのようなヨナの言動に、メリッサは驚きます。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第82話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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その悪女に気をつけてください【第82話】のネタバレ
「・・治療師はもともと狙われやすいものですから」とヨナは言って、『・・ん?ヨナ・・?私のこと助けようとしてくれてる?』とメリッサは考えます。
「ヨナの言う通り。負傷者を癒やしてもらえるのはいいけど、魔物の集中攻撃を食らうことになるわ。私たちだけだと攻撃も食い止めきれないし」とメリッサはナインに言います。
「そういうことでしたか。わかりました」とナインは言いますが、『やっぱりヨナは何か知ってるの!?じゃないと今みたいなこと言わないよね!?小説の内容とか、私の正体とか・・』とメリッサは戸惑います。
メリッサが悩んでいると、再び水晶から声がします。
「怪我したりしてませんか?もしそうなら必ず教えてください!すぐ駆けつけます!必ず!」と水晶玉の向こうでユーリは言って、「僕がいる限り傷一つつけさせません!」とナインは宣言します。
「聞こえないって言いましたよね」とヨナは呆れたように、一方通行の水晶玉の機能を再び説明します。
『うーん・・。悩んだところで解決しない』とメリッサは考えて、「いつか、すべて丸く収まれば全部説明してあげる」とメリッサは言います。
『小説の世界だってことは言えないけど、私にとって二人は・・ただのエキストラじゃないから』と、メリッサは神妙な顔をします。
「もうすぐ死ぬかのような物言いですね」とヨナは言って、「こら!」とメリッサは答えます。
「僕はメリッサ様の味方です」とナインは言って、「・・ありがと」とメリッサは照れるのでした。
巨大な魔物
「ふぅ・・いくらなんでも・・あんまりでしょ」と魔物と戦うカルティーナは、呆れ気味に空を見上げます。
三つ首のある巨大な魔物が、翼を広げて降りてくるところでした。
その頃、メリッサは再び動き出そうとしていました。
「休憩終わり!空の様子からして魔物の群れがまた現れるかもしれないわね。ヨナは魔物の注意をそらすその聖物を持って、逃げ遅れた人たちを探して」とメリッサは言って、「承知しました」とヨナは答えます。
「ナインには私の代わりにここを任せてもいい?師匠の様子を見てくるわ」とメリッサが言った瞬間、雷鳴が鳴り響き、聖物も一際眩しく輝きました。
3人が恐る恐るそちらをみると、「姉・・さん・・」と知った声がします。
「あんた・・」とメリッサは目を見開き、「助けて・・」と言っているのはジェイクでした。
ジェイクは目を光らせたハラグロに髪の毛を噛まれ、困ったように立ち尽くしており、『ハラグロ!』とその光景をメリッサは見つめます。
「姉さんのとこに・・加勢しようと降りたら・・この狂馬が・・」とジェイクは息も絶え絶えに言って、『ついに願いを叶えたんだね』と、メリッサは嬉しそうなハラグロの顔を見ます。
「ハラグロにあんたを連れてくるようにとは言い聞かせたけど・・ちゃんと理解してたのね」とメリッサは言って、ジェイクはそんな姉を呆然と見つめます。
「姉さんは・・」とジェイクは言いかけて、未だに髪を齧り続けるハラグロを手で退けて、「あっち行け・・はぁ。姉さんはどうやって・・ひとりでここに来ようと・・思ったわけ・・。僕がどれだけ驚いたか・・」と話しかけます。
ジェイクの髪はハラグロの唾液まみれであり、『やばい。髪のせいで内容が頭に入ってこない』とメリッサは気が散って仕方がりません。
『そういえば急に静かになったような・・。聖物の加護があるとはいえ、普通なら魔物がその周りにいるはずなのに・・』と、メリッサは視線を頭上に向けます。
すると、巨大な三つ首の魔物が翼を広げて飛んできたことに気づきます。
どうやら誰かが攻撃したようで、首が一つありません。
『嘘・・。三つ首の蛇+飛行タイプ。面倒+面倒=超面倒!バランス大丈夫か。ラスボスは登場すらしてないのに雑魚キャラ強すぎない!?』とメリッサは驚きます。
「お嬢様!」とそこに駆けてきたのはカルティーナであり、「師匠!」とメリッサは話しかけます。
カルティーナの要請
その時魔物が火を吐きますが、「よいさっ!!」とカルティーナは華麗に飛んで避けます。
『街が破壊される!』とメリッサは危惧しますが、カルティーナは綺麗に着地を決めると「どう考えてもひとりじゃ敵いっこありません!助けてください!!」と言います。
『そんな堂々と言う?』とメリッサは困り、「だ・・だからってここまでアレを連れてきます!?というか頭1つどうやって斬ったんですか!?」と尋ねます。
「アハハ。そのくらい楽勝ですよ」とカルティーナは笑って、「えっちょっと。本当に気になって仕方ないんですけど!?」とメリッサは詰め寄ります。
「残りの2つは僕が何とかして斬り落とします!」とそこにナインが割り込んできて、『何とかして斬れるもの?』と再びメリッサ驚きます。
そうこうするうちに、魔物が地面に降り立ちました。
「あっそうだ。あの魔物、怒ると降りてくるんです!その瞬間に首を斬ります!お嬢様が気を引いてくだされば私がトドメを!」とカルティーナが言って、「それをなぜ今・・いや、わかりました!」とメリッサは呆れ気味に答えます。
『倒す方法があってよかった!』とメリッサが考えていると、魔物の尾の一撃で地面が割れます。
亀裂の先にはヨナがいて、驚いた拍子に手の中の聖物が転がり落ちます。
ヨナの運命
「この聖物を使えるのは私たちだけよ、ヨナ。メリッサ様が危険に晒されたら必ずこれで私を呼んで」と、かつてユーリは言っていました。
聖物は重要アイテムでした。
ヨナは亀裂に落ちかけた聖物を取り戻すために、飛び出します。
「ヨナ!」とメリッサは叫びます。
「ふぅ・・」と、ヨナはなんとか聖物を掴みましたが、目の前には魔物がいてまさに火を吐こうとしていました。
本来、小説の中のヨナ・ホワイトポールは、魔物に襲われて死んでしまうのです。
悪女メリッサはエンディングまで生き延びます。
『この戦いによってヨナ以外の味方も全員失った彼女は、寂しくて寂しくて仕方がなかった』と思い出しながら、メリッサはヨナのところへ飛び込むのでした。
第83話に続く>>
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その悪女に気を付けてください【第82話】の感想
ハラグロは優秀なのでしょうが、変わった馬ですね。
カルティーナはさすが師匠、という活躍ぶりです。
飛び出したメリッサは間に合うのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第82話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね