お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
シャルロッテがカンデンティアの適合者と知ったベスティーア公爵は、メフィストと契約条件を改めて確認しあいます。
ベスティーア公爵とメフィストとの決闘から時は流れ、夢莉とランスロットの婚約式直前になりました。
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お嬢さんの執事【30話】のネタバレ
夢莉が目を開けると、ランスロットの魔法で式場の上に浮いていました。
広大な庭園に設営された式場に夢莉は「童話の世界に入ってきたみたい…」とはしゃぎます。
婚約式会場
ランスロットの「お気に召しましたか?」という質問に、夢莉は「もちろんよ。あなたが選んでくれたもの。早く下りて近くで見たい!」と答えました。
夢莉達は式場に下り立ちますがスタッフ達は忙しそうに準備をしており、夢莉は「準備中みたい…私たち来るのが早かったかしら」と呟きます。
「それならこの付近を散歩でもしてみましょうか?」というランスロットの提案に、夢莉は笑顔で「うん!賛成!」と答えました。
式場付近へと場所を移し、ランスロットは「ここはエルフと妖精の住む森です。自然がそのままの姿で息づいている場所なんです」と案内をしてくれます。
「エルフと妖精⁉」と驚く夢莉に、「ソードマスターや魔法使い、そして悪魔もいる世の中ですから。何がいても、もう驚くことはないでしょう?」とランスロットはにこやかに返しました。
「そ…それはそうね…」と夢莉はランスロットに返しながら、改めて自分が小説の外からきたのだと実感します。
「じゃあ、ここでエルフと妖精に会えるの?」と夢莉は辺りを見渡しますが、「いえ、彼らは人間をとても警戒していますから…元々この森には人間が入れないように境界が引かれていたくらいですし」とランスロットは説明しました。
「え?ならどうやって、この場所を借りる許可がもらえたの?」と夢莉の質問には、「あぁ…彼らは魔法使いがとても好きなんです。魔塔とはずっと前から交流がありますから」とランスロットは答えます。
「それから…一つ約束をしました。人間たちが森を汚さないように、これから50年間森の番人をすることに…」と言葉を続けたランスロットに、「何ですって!50年⁉」と夢莉は驚きました。
「そんな…それはちょっと長過ぎるんじゃない?」と心配する夢莉に、「そんなことはありません。魔法使いの寿命は平均150歳くらいなんです。さらに持っているマナによっても寿命は変わるので…たぶん僕はそれよりもずっと長く生きられますよ」とランスロットは答えます。
ランスロットは夢莉の手を取り「これはお嬢さんと一緒に歩く第一歩ですよ。こんな大事な始まりをいい加減にしたくはなかったんです」と説明しました。
「これからも二人で一緒にいる時間を考えたら、この程度の投資は何でもないことです」とランスロットは夢莉の手に口づけします。
婚約をして、結婚して一生一緒にいると宣言する言葉は多くの小説の中によく出てくる言葉で、今まで夢莉はただ漠然と考えていました。
しかし、この世界はもう夢莉にとって小説の中ではなく、これから自分が生きていく世界なのだと感じられます。
「ランスロット…これからもよろしくね」と夢莉が言い、「僕の方こそ、よろしくお願いしますお嬢さん」とランスロットが返しました。
式場の結界
キスをしようとした二人でしたが、「ロシャン様!こんなところにいらっしゃったんですか!ずっと探してたんですよ」という声に邪魔をされます。
「あれ…?なんだかおかしなムードですが…?何か気に障ることでもあったんですか?まさか…!お二人喧嘩でもされたんじゃ…」と話す褐色の魔法使いに、「…ファイド、君は今年でいくつになる?」とランスロットは質問しました。
「…え?たっ確か…ちょうど150になるかと…」と怯えながら答えるファイドに、「そうか…もう十分長生きしたな…」とランスロットは魔法の力を手に溜めます。
夢莉はランスロットを制止し、「ちょっとファイドさん!」と呼びながらファイドに近寄りました。
「私とランスロットは喧嘩もしてないし、今日は滞りなく婚約しますオーケー?」と夢莉に言われ、ファイドは「わ…わかりました」と頷きます。
「それからランスロット!」と夢莉はランスロットの元に戻りました。
「…誓いのキスは後でちゃんとするつもりだから待ってて」と夢莉に耳打ちされ、ランスロットは頬を赤らめながら「はい…」と返事しました。
夢莉とランスロットのやりとりを眺めていたファイドは「正式にご挨拶申し上げます。私は魔塔の運営を任されておりますファイドと申します。お目にかかれて光栄ですシャルロッテ・レイナウト様」と頭を下げます。
「よろしくねファイドさん」と返した夢莉に、ファイドは「貴方様はロシャン様のフィアンセです。私のことはファイドとお呼びください」と訂正しました。
「あ…じゃあそうするわねファイド。ところで…ランスロットに何か用があったんじゃないの?」と夢莉が聞くと、「それが…その…僭越ながら…」とファイドは言いにくそうします。
「お嬢さんを待たせるな」とランスロットに言われ、「け…結界を仕上げるための最後の数式に注ぐマナが不足しています。どうかお力を…」とファイドは請いました。
「…そんなこともまともにできないなんて、君たちがいつも言っている自尊心とやらはせいぜいその程度のものだったか」と言うランスロットに、「ですが…!数日前になって突然結界を何倍にも強化すると知らせてきたものですから…」とファイドは意見を述べます。
「泣き言を言うな」とランスロットに言われ、「…面目ありません」とファイドは謝りました。
殺伐とした雰囲気とベスティーア公爵に対するのと同じくらい冷たい態度をとるランスロットを見て、夢莉はランスロットがあまり魔塔を好きではないことを感じ取ります。
「ギリアンは?」とランスロットの問いに、ファイドは「ついさっき力尽きてしまい倒れてます」と答えました。
「その結界っていうのは作るのがそんなに難しいの?」と夢莉が質問すると、ランスロットは「いえ、僕が行けばすぐに解決できるんですが…」と答えます。
「そうなの?だったらさっさと行ってくればいいじゃない!」と言う夢莉に、「お嬢さんを置いては行けませんよ」とランスロットは返しました。
「じゃあ一緒に行こう‼」と言い切る夢莉に、「え?結界を引いたところにですか?」とランスロットは驚きます。
「そうよ!このくらいのことで他の人にごちゃごちゃ言ってられないわ。私たちを支えてくれる人たちでしょう?」という夢莉の言葉に、「そう…ですね…」とランスロットは納得しました。
「どこに行けばいいの?こっち?さっさと片付けちゃおう!」と夢莉に手を引かれ歩いていくランスロットをファイドは眺めます。
「…我々魔法使いは恋人を作ることすら難しいのに─あれが…真実の愛というものなんですね」とファイドは一人呟きました。
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お嬢さんの執事【30話】の感想
夢莉がランスロットとともにこの世界で生きていくことを実感ができて、微笑ましく感じました。
前回に続いて幸せな時間を過ごす二人でしたが、結界を引きに行ったことで何か起きるのではないかと少し不安を抱きつつ、次回も楽しみにしたいと思います。
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の30話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。