こちらでは、ピッコマ漫画 お兄ちゃんたちに気をつけて！【第12話】のネタバレ＆感想をご紹介しています。
７才の時、エルンスト家の養女として引き取られたハリ。
天使だと思っていた3人の兄は、実は悪魔のような存在だった。
名家に嫁ぐことでようやくエルンスト家から出られることに。
だが、目が覚めると、なぜか子どもの頃に時間が巻き戻っていて―！？
アリナを失ったことで深い悲しみに包まれるエルンスト家。
母は、最愛の娘の死を受け入れ切れず―!?
ここからは、お兄ちゃんたちに気をつけて！【第12話】のネタバレになりますので、ご注意ください。
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お兄ちゃんたちに気をつけて！【12話】のネタバレと感想
アリナはまだ寝ているかと聞いてくる母。
お寝坊さんなんだから、と笑っている。
心配そうに後を追うユージン。
「あら アリナがいないわ」
当然だ。一年も前にその部屋の主は天に召されてしまった。
しかし母は、自分とかくれんぼをしたいのね、とカーテンの後ろを探し始める。
ユージンは悪い夢でも見ているようだった。
声をかけることもできず、立ち尽くしていると、服の裾を引く手があった。
「ここにアリナがいるの・・・？」
バッと振り向くと、不思議そうな顔をしたエーリッヒがいる。
まずい、と思ったユージンはその場から弟を連れ出した。
「アリナはいない」
きっぱりと現実を伝える。
しかし今の母親の現状を幼い弟に説明することは出来なかった。
エーリッヒの肩をぎゅっと握り、苦渋に満ちた表情を浮かべるユージン。
「今見たことは忘れるんだ いいな？」
キャベルと遊ぶように促し、その場を離れさせる。
そして哀れむかのような視線をアリナの部屋に向ける。
いまだに母は、誰もいない部屋で娘を探し続けているのだった。
拒絶されるハリ
書斎にて、母の状態を父に伝えるユージン。
医者を呼ばなければならない、という父。
そして、母親が落ち着くまでの間、弟たちのことを頼まれるのだった。
ハリがエルンスト家にやってきてから、母の症状は落ち着きを見せた。
アリナが生きていた頃の笑顔を取り戻すようなったのである。
ユージンはそんな母を見守ることしかできなかった。
だが、弟たちはハリをひどく嫌った。
「あんなのが妹？冗談じゃない」
「アリナのニセモノとなんか一緒に暮らしたくない！」
家族の中に入り込んだ異物を排除せんとばかりに拒絶した。
ユージンは、ハリに当たるのは間違っていると頭では分かっていた。
アリナの代わりに連れてこられた妹は、いつもごめんなさい、と謝っていた。
しかし、アリナは苦しんだ末に病気で死んだというのに、目の前のハリはまだ生きている。
その上、自分たち3人の兄弟から父と母の愛情を奪った。
言いがかりだと分かっていても、生まれて初めての感情を制御することができず、苦心するユージンだった。
その日
雪の降り積もるある冬の日。
ユージンは違和感に気が付いた。
一緒にいた家庭教師は、どうしたのかと声をかける。
“屋敷が静かすぎる”
使用人のヒューバートを呼ぶが、屋敷内は静まり返っている。
まずキャベルの部屋に走り、なにかあったのかと聞くが、次男は普段通りに遊んでいる。
エーリッヒの所在を聞くと、飼い犬のペニと遊んでいるのではないかと答えた。
屋敷内に使用人が一人も見当たらない・・・。
次にエーリッヒの部屋のドアを勢いよくあける。
「あいつは？」
「ボクが知るわけないだろ」
エーリッヒは目を合わせようとしない。
明らかに何かを隠している。
「本当のことを言ってくれ」
「ハリ！」
屋敷の外は雪が吹き荒れている。
「ハリ！」
何度も名前を呼ぶユージン。
返事はない。
そして走って探しているうちに、ついに雪の中に倒れているハリの姿を見つけるのだった。
＞＞13話に続く
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お兄ちゃんたちに気をつけて！【12話】の感想
前話に引き続き、ユージンのモノローグが続く１２話でした。
ついにあの事件が起きてしまいました・・・！
ハリを娘として引き取ることで、心の安定を取り戻した母親。
ユージンとしては大変複雑な気持ちであったと思います。
でもアリナの影を追い続ける母をこれ以上見ているのは辛すぎますよね。
これまでは兄たちからいじめられるハリの気持ちに感情移入していました。
しかし、ユージンがこれほどまでに苦悩を抱えていたとは・・・
長男はつらい！ 次回の展開がますますたのしみですね！
まとめ
今回ご紹介したのは、ピッコマで独占配信されている「お兄ちゃんたちに気をつけて！」の第12話になります。
他の漫画配信サービスでは読むことはできません。
本作品はピッコマにて１日１話無料配信されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね！
