お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
ランスロットが作った結界をほぼほぼ破った夢莉でしたが、まだ自分の力をコントロールしきれていないことを自覚しました。
体調が戻ったガリアンがランスロットの元に駆け寄ると、「僕にもテストさせてください!」と言いだします。
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お嬢さんの執事【32話】のネタバレ
ガリアンの手から湧き出た風は一瞬で森に向かって吹き飛び、すごく固いもの同士がぶつかって、思わず耳を塞ぎたくなるほどの轟音が辺りに響きました。
魔法の勢いで体制を崩しそうになるガリアンですが、踏ん張って最後に一際大きい魔法を結界にぶつけます。
ガリアンの協力
それでも結界は半分も破れておらず、「あいつ俺たちの中では一番実力があるのに…」と魔法使い達はざわつき始めました。
「あ~あ、ありたっけの力を出しても、これしかできませんでしたよ。やっぱり帝国の剣と張り合うにはまだまだ力が足りないようですね」と笑うガリアンが、夢莉は自分とランスロットの関係を応援してくれてるのだと気付きます。
ガリアンのテストしてみたいというのはただの口実で、他の魔法使いたちに自分たちとの明らかな力の差を見せつけようとしてくれたのです。
まだ納得のできない様子の魔法使い達に「…この際はっきりと言っておいた方がよさそうだな」とランスロットは息を吐きました。
何を言い出すのか固唾を飲む魔法使い達の前でランスロットは夢莉の肩を抱き寄せ、「今後一切、俺のフィアンセについて疑うようなことを言わないように。礼を欠いたり無礼な振る舞いをするのも許さない」と宣言しました。
ランスロットの気迫に圧倒された魔法使い達は「はいロシャン様…!」と口を揃えて返事をしました。
魔法使い達がガリアンの破った結界の補修に当たる中、夢莉は「ランスロット~もう一回言ってよぉ」とお願いします。
「え?何を仰ってるのか…」と戸惑うランスロットに、「さっき~みんなの前で言ったでしょぉ~?フィアンセって~」と夢莉は答えました。
自分の言葉を思い出して顔を赤くするランスロットに、夢莉は「ランスロットったら~この前までは私があなたのことを『うちの人~』って言っただけでも恥ずかしがってたのにぃ、もうあんなふうに大勢の人の前で言えるようになるなんて」と茶化します。
「お嬢さんは身分の違いで人を差別したりしない寛容な方だとわかっていますが…この際はっきりさせておく方がいいと思ったんです。そうすればいつかお嬢さんが彼らを指揮するときに楽ですから…」と答えるランスロット。
「え…?私があの人たちを?」と夢莉が聞けば、ランスロットは「当然でしょう。お嬢さんは魔塔の主人の妻になる方ですよ。お嬢さん以外に僕のものを扱える人はいませんから」と答えます。
スケールの大きい話を自然にするランスロットにときめきながら、夢莉は「わ…わかったわ!彼らは本人の目の前でヒソヒソ話をするし、空気を読まないし、自分の専門以外にはこれっぽちも気を配らないような社会性に欠けた集団みたいだけど!私が頑張ってみるわ!」と胸を張りました。
「…本当はすごくお気に召さなかったんだな…」とランスロットは苦笑し「ではまた二人きりになれるところに戻りましょうか…?」と声をかけたところで、ガリアンが「ロシャン様~ちょっと待ってください~!」と呼びます。
メフィストの捜索
「…何だ?補修工事はどうした?」とランスロットに聞かれ、ガリアンは「もうほとんど終わりました!さっきは僕が協力して差し上げたのに、このままサッサと行ってしまうんですか?」と聞き返しました。
「別にお前が出て来なくても俺とお嬢さんで十分に解決…いや…そうだな。よし、お前が喜びそうなものをやる!」とランスロットに言われ、「やった!何ですか?新しい数式?貴重な魔法の本?それとも…」とガリアンはワクワクして目を輝かせます。
「…ここに悪魔が来るかもしれない」というランスロットの答えに、「…!何ですって…?」とガリアンは驚きました。
「ランスロット…!ガリアンにそんなこと言っちゃってもいいの?」と不安げに聞く夢莉に、ランスロットは「大丈夫です。こいつは…悪魔を研究してるんですから」と答えます。
「その悪魔の名前は?どんな姿ですか?あぁー魔力の波長がわかるくらいの情報があればいいのに…!」と目を輝かせながらガリアンは質問していきます。
「あ…えーと…メフィストって呼ばれてて、見た目はヘビみたいなイメージで…頭のてっぺんから足の先まで真っ黒なの。あっでも、姿は自由に変えられるみたいだったわ…」と答えた夢莉の言葉に、ガリアンのメモする手が止まりました。
「…メフィスト?光を愛さない者、大悪魔のメフィストペレス…?」とガリアンは質問します。
「…大袈裟だな」とランスロットは返し、夢莉は「大悪魔って…有名な悪魔なの?」とガリアンに聞き返しました。
「うーん…メフィストペレスはメフィストの本来の名前なんです。彼は太古の頃から神が作ったものを否定し敵対してきた悪魔で、すべての悪魔たちの首長なんです。多くの人間と契約しては破滅に導くことを楽しんでいて、主に上流階級の人たちをターゲットにしているらしいんです」とガリアンは夢莉に説明します。
夢莉の脳裏には上流階級である本物のシャルロッテとベスティーア公爵が過りました。
「ティエリス帝国のベスティーア公爵がその悪魔と契約したんだ。そしてそいつの悪い噂を考えると他にも契約者はいるかもしれない」とランスロットはガリアンに言い、「うーん…そうだとしたら、これは相当追跡が面倒になりそうですね…」と考え込みます。
「そんな態度ではダメだ。死ぬ覚悟で探すのだ」と鬼の形相のランスロットに言われ、「わわっ!わかりました!わかりましたって!何としても探せばいいんでしょう?まったく…これじゃあ誰が悪魔だかわかんないな!」とガリアンは叫びました。
「そうだ。魔力のことだったらお前の方が俺よりもよく知ってるだろう」と言うランスロットに、「…?そんなことはないだろうけどガリアン、ランスロットよりも強いの?」と夢莉が聞きます。
「そんなわけありません!ロシャン様のような化け物…じゃなくて特別な人と比べないでください!ただ僕が魔族のハーフだからってだけのことですよ」とガリアンが答えました。
「…ハーフ?魔族と人間の?」と夢莉が聞くと、「はい。魔力はありませんが、その代わり魔力を敏感に感じられるんです。以前メフィストの部下を追跡したこともありますから…たぶん今回もできると思いますよ」」とガリアンは答えます。
「ああ見えてかなり信用できる奴ですから。とりあえず僕たちは婚約式場に戻りましょうかお嬢さん」とランスロットに言われ、夢莉は「ええ、そうね」と返しました。
「あぁ、そうだシャルロッテ・レイナウトお嬢さん」と真剣な表情のガリアンに呼び止められ、夢莉は緊張しながら「え?どうしたの突然改まって呼んだりして」と返します。
「…できるだけ『あの力』はお使いにならないように」とガリアンに忠告され、「その…力っているのはカンデンティアのこと?」と夢莉は聞きました。
「はいそうです。レイナウトの先祖のうちその力を持った人たちは、ほとんどが若くして亡くなったそうです」とガリアンは答えました。
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お嬢さんの執事【32話】の感想
ガリアンは夢莉とランスロットの婚約に協力的かつメフィストの捜索など、今後二人を支えてくれる存在になりそうです。
カンデンティアを持った人たちは若くして亡くなったという不穏な話を聞いて、夢莉はカンデンティアをどう扱っていくことにするのか次回も楽しみです!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の32話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。