逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
エクロットが「皇女の個人的な情報」を求めていると知り、エルドリアは不安になるのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第22話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第22話】のネタバレ
早朝、外套を羽織ったエルドリアは部屋に来たデイジーを待ち構えていました。
驚くデイジーに「宮の外に出かけるの。だから私がいない間、誰も部屋に入れてはダメよ?」と指示を出すのでした。
皇女の外出
一人でエルドリアが向かったのは、旅宿のエイデン・フランです。
寝室に来た鳥が運んできた伝書に指示された場所でした。
戸を開けると女性が待ち構えており、「無礼な形でお呼び出ししたことをお許しください。すぐにお部屋へご案内します」と頭を下げました。
『ここに私が直接来なかったら、他の方法をつかってでも私に接触しようとしてきたはず。そうなれば他の者に知られてしまう可能性がある。この目で直接相手の正体を確認しなきゃ』と、移動する間にエルドリアは考えます。
案内人が「お客様をお連れしました」と部屋の扉を叩く後ろで、『皇女にどんな秘密が隠されているのか。その秘密を私の力で解決できるのか』とエルドリアは思案していました。
部屋の中には男が一人いて、椅子に座って書類を見ていました。
「おお!これはこれは・・お久しぶりですね・・」と、無精髭の男は大仰な態度で立ち上がって出迎えます。
「こんなに早い時間に会うのは危険ではないかしら?」と、やや警戒してエルドリアが問います。
この人たちは誰だろう、とエルドリアは観察を続けます。
すると「今は昼間の方が出入りしても疑われずに済むんですよ。特に最近は夜の方が警戒は厳重ですしね」と、男は答えます。
「・・無駄話はいいわ。要件を聞かせてちょうだい」と言うと、「はは、神経質になられて・・。薬が切れている間、かなり苦労されたみたいですね?」と男が笑います。
薬?、と不穏な単語にエルドリアは引っかかります。
薬の取引
「不快に思われてもこうするしかないんですよ。うちの奴らも今頃、皇宮に到着しているでしょうね」と、男が言います。
どうや男は、このやり方が気に食わない、とエルドリアが不満を言っていると考えたようでした。
「我々のやり方は姫様もご存知でしょう。到着したという連絡が来たらその時に宮に戻っていただきます」と男は説明しました。
「・・わかったわ」と答えながら、エルドリアは拳を握りしめます。
この流れでエルドリアは事態を把握しました。
皇女がその権力を奮って薬を奪う可能性がないように、薬が無事に皇宮に届くまで、皇女を直接呼び出してこうして留めているのです。
薬だけを送ったなら、万が一取引がばれた時に、皇女に知らないと言い張られてしまう可能性が確かにありました。
男の言葉通りなら、皇女はすでに薬に依存している中毒状態だったのでしょう。
皇女の弱点は、「麻薬」だったのです。
『・・でも私がこの体になってからは麻薬なんてやったことないし。「バグ」である私には以前の皇女のデータが適用されないのかしら?それなら幸いだけど・・』とエルドリアは考えます。
現在のエルドリアには、特に禁断症状のようなものは感じられませんでした。
「待ってる間に、今回新しく入ってきた子達でもご覧になられますか?連れてこい」と男が言うと、拘束具をつけられた複数の少年が連れてこられました。
奴隷の少年たち
それを見たエルドリアは、侍女のデイジーから聞いた噂を思い出しました。
『姫様が奴隷を買い集めていると言う噂があるのです。それも成人にならない少年たちだけを』と、そんな噂です。
黙っているエルドリアに、「お気に召す子がいませんか?」と男が言います。
「・・この奴隷たちはどこ出身なの?」とエルドリアが問うと、「ベルロードですよ、姫様」と男は笑うのでした。
エルドリアとベルロード
エルドリアはそこにいた奴隷を全て買取り、帰路を歩きます。
皇女がエッセン・ベルロードを欲したことが、ベルロードが植民地になった一因です。
ベルロードと聞いただけで、エルドリアは彼らをあのままにしてはおけなかったのです。
ドンと、考え事をしていたエルドリアは通行人にぶつかりました。
「どけよ、前が見えないだろ」と言われて、エルドリアは周囲が人に溢れていることに気付きました。
『何の騒ぎ?早朝なのにどうしてこんなに人が多いの?』と、訝しがりながら外套のフードを深く被りなおします。
「来たぞ!帝国騎士団の帰還だ!!」という叫びと共に、辺りはさらに盛り上がります。
騎士団の帰還
騎士たちの行列を見て『もう戻ってきたの?到着は早くても明日だと思っていたのに・・!』、とエルドリアは驚きます。
「おい見ろよ!戦争を勝利に導いた英雄だ!」とまた誰かが叫びます。
白い鎧をきちっと着た、青髪青眼の美男の騎士が馬に乗っているのが見えました。
『あの男が、エクロット・フェイシス!』と、エルドリアは男を凝視します。
皇女によって戦争に追いやられた愛人の帰還でした。
『まずいわ。今すぐ皇宮に戻らないと』と、エルドリアは足を早めるのでした。
エクロットの帰還
皇宮についたエクロットは、廊下で押し問答をしていました。
「立ち入っていただくことはできません」と侍女が言いますが、「私には会わないと仰っているのか?」とエクロットは引きません。
陛下が待っておられますのでまずは謁見室に、と側近が耳打ちをしても「姫様に会うのが先だ。お前一人で行ってろ」と頑固です。
側近は困惑し、侍女はなんとかエクロットを止めようと体を張って制止しますが、エクロットはそれらを振り払います。
皇女の部屋の前まで入り込んだエクロットは「姫様無事ですか?」、と声をかけますが返事がありません。
「早くドアを開けろ」とエクロットは侍女に命じ、「でも姫様の許可なしには・・」と侍女は渋ります。
しかし「開けろ。最後の警告だ」とエクロットは一歩も引く気がないようでした。
『姫様一体いつ戻って来られるのですか!!恐ろしすぎます!』と、部屋に一人残されている侍女のデイジーは天に祈るのでした。
第23話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第22話】の感想
まさか皇女が薬物依存状態だったとは驚きです。
主人公が憑依した後は身体症状が出ていなくて幸いでしたね。
名前は最初の方から出ていたのに、謎の多かったエクロットがついに登場です!
かなり頑固そうな性格ですが、皇女の不在中の訪問をどう乗り越えるのでしょうか?
次の話も楽しみですね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第22話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。