こちらでは、ピッコマ漫画 お兄ちゃんたちに気をつけて!【第14話】のネタバレ&感想をご紹介しています。
7才の時、エルンスト家の養女として引き取られたハリ。
天使だと思っていた3人の兄は、実は悪魔のような存在だった。
名家に嫁ぐことでようやくエルンスト家から出られることに。
だが、目が覚めると、なぜか子どもの頃に時間が巻き戻っていて―!?
死に際のアリナに与えられた「妖精さんのアメ」は、大変危険なシロモノであった。
母の回復を信じたかったユージンは、苦しい現実を突きつけられる―
ここからは、お兄ちゃんたちに気をつけて!【第14話】のネタバレになりますので、ご注意ください。
\随時更新中!/
お兄ちゃんたちに気をつけて!【14話】のネタバレと感想
「なにやってるの?兄さん」
次男のキャベルは問いかける。
「それってアリナのアメだよね?」
ユージンはアメ玉の入れ物を抱えているところを弟に見つかってしまった。
片付けるところだ、とごまかした。
出かける準備はできたか、先に行ってろ、と外に出るように促す。
これから家族で街へ出かけるところである。
“なんとか見つけ出したが・・・”
母がまたハリにアメを与えないように、何とか画策しようとするユージン。
父の“全部忘れるんだ”という言葉が脳裏に浮かんでくるのだった。
“このままでは駄目だ”
場面は変わって、ハリとユージンが二人で薬を受け取りに行かされる道中。
母の言いつけで、手を繋がされた二人。
気まずさのあまり、手に汗をかいているハリ。
ユージンもその様子に気づいている。
ふと考えこみ、問いかける。
「今も・・・元いた場所に帰りたいか?」
もちろんと即答するハリの言葉に、悲しそうな表情を浮かべるユージン。
人ごみの中でたたずむ二人。
当然だ、帰りたいに決まっている。
それに母はきっとまたあの危険なアメをハリに与えるだろう。
“それならいっそのこと”
するっとハリの手を放して先に進んでいくのだった。
ユージンの葛藤
ハリを置いていったはいいが、すぐに罪悪感に襲われ、ユージンの心は葛藤にさいなまれていく。
道行く人に大丈夫かと問われるほど、顔色が悪くなっているようだ。
咄嗟にその場を離れ、走った先の壁によりかかった。
心臓の鼓動はありえないほど高鳴り、脈打っていた。
“俺はいったい何を・・・?”
街中にたった独り取り残されるハリを想像するユージン。
座り込み、俺は最低だと後悔の涙を流す。
元いた場所に帰りたいと言ったハリ。
その一言で置き去りにした自分を正当化しようとした。
しかし、また悪い考えが湧いてくる
ハリをエルンスト家に引き取ったことで、飢えから救われ、何不自由ない生活を得たのだから、相応の代償は覚悟すべきと・・・
「代償」という言葉に自分で驚くユージン。
“俺はまたなんてことを・・・”
妹を捜しに行く
そう、ハリは何も悪くないと分かっていた。
“勝手にアリナの身代わりにして 振り回したのは俺たちの方だ”
今度は自嘲気味な笑みが浮かぶ。
これまでの自分は、家族の前で自身を偽り続けてきた。
両親の前では申し分のない優等生として、弟たちにとっては頼れる兄として。
“大事なことからずっと逃げ続けてきた・・・”
通行人から具合が悪いのかと声をかけられるユージン。
しかし、「妹を捜さないと」と、強いまなざしで顔を上げ、駆け出していく。
どうかまだそこにいてくれ、と祈るような思い。
“頼む・・・”
すると力なく座り込んでいるハリを見つけるのだった。
「行くぞ」
「用事は終わったの?」
置き去りにした少女は、責めも泣きもせず、ただ笑いかけた。
今日のことは死ぬまで絶対に忘れないだろうと思うユージン。
一度は手放してしまったものを取り戻すことができたこの日を。
茜色に染まる夕焼け空の下、背中で寝ているハリになんどもごめん、と謝るユージンであった。
>>15話に続く
\随時更新中!/
お兄ちゃんたちに気をつけて!【14話】の感想
ユージンの心の成長が嬉しく感じられる14話でした。
葛藤の中で、本当の自分の気持ちと向き合うことができたようです!
ハリは子どもの頃、迷子になるような出来事はなかったという描写がありました。
つまりはハリの行動が未来を変え、ユージンの心にも変化を与えたということでしょうか・・・!?
だとしたら本当に素敵ですね。
ユージンの視点がハリの物語に追いついてきました、次回の展開が楽しみです!
まとめ
今回ご紹介したのは、ピッコマで独占配信されている「お兄ちゃんたちに気をつけて!」の第14話になります。
他の漫画配信サービスでは読むことはできません。
本作品はピッコマにて1日1話無料配信されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!