逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
エクロットはユリエルを不穏因子だと糾弾し、「この場で即刻処理しましょう」と提案するのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第24話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第24話】のネタバレ
愛人エクロットの提案に、エルドリアは考えを巡らします。
エルドリアがユリエルを殺すチャンスは今まで何度もありました。
けれど、生き残るために誰かを殺すという選択だけは、倫理感の問題でどうしてもできませんでした。
殺せないもう一つの理由に、ユリエルが死んだ後にこのゲームがどうなるのかまったく予想がつかない、というものがありました。
ゲームオーバーと共にこの世界に永遠に閉じ込められてしまうのではないか、という恐怖があったのです。
ピロン、とゲームウィンドウの音を聞いた気がしてエルドリアは目を見開きますが、何もありません。
「姫様?」と、エクロットがエルドリアに問いかけます。
『幻聴?どうして?』とエルドリアは訝しみます。
ユリエルがエクロットに呼び出されてここにくるまでの間、ゲームウィンドウは一度も現れませんでした。
『今のこの状況はシステムが作り出した結果ではないということ?だとしたら私はどうすれば・・』と、エルドリアは悩みます。
追いついてきた衛兵が、壇上のユリエルを引き摺り下ろします。
「姫様」と、エクロットが再び話しかけ、エルドリアの正面で片膝をつきます。
「何を不安に思っておられるのですか?何を恐れておられるのですか?」と問いかけます。
「姫様の心を乱すもの、平常心を失わせるもの、それが何であれ、例え人の道に外れることであったとしても全て除かれるべきです。責任は私がとります」と、胸に手を当てて誓うようにエクロットは言うのでした。
『信じられない。どう考えても信じられない言葉なのに、どうしてこんなにも安心してしまうんだろう?』と、エルドリアはエクロットの言葉に安堵していました。
「私が姫様を守ります」という強い意志を宿すエクロットの視線を受けて、「ユリエルを・・ユリエルを宮外に永久に追放するわ」とエルドリアは告げるのでした。
ユリエルの反抗
ユリエルは驚いた顔をして弁明をしようとします。
「もう二度と戻ってこれないように、身分についての記録を衛兵たちに伝えて」と、エルドリアは取り合いません。
「エクロット!よくもこんなマネができるわね!?私があなたのためにどれだけ・・!はなしてよ!私が誰だと思っているの!?」と、衛兵相手にユリエルは抵抗します。
ユリエルとエルドリアはの視線がぶつかりました。
お互いに、このままでは終わらない、と考えるのでした。
ユリエルの追放
ピロン、と、今まで静かだったゲームウィンドウが立ち上がりました。
【辺境の騎士−9:クエスト失敗!ペナルティが付与されます
「エクロット・フェイシス」ルートが完全に閉鎖されます】
【[悪名]が生まれました】
【[悪名]が高まりました】
【宮外に追放されました。[追放]状態が維持されます】
切り替わるウィンドウを眺めて、『これで一つの山場は・・』とエルドリアが考えていると、「姫様」とエクロットが話しかけます。
姫様にお聞きしたいことが、と言いかけるエクロットでしたが、飛び込んできた側近に遮られます。
皇帝がすぐにエクロットを連れてこい、と指示を出したようでした。
多くの貴族も待っている、などと並べられる最もらしい理由を聞いて、『ユリエルを呼び出したという知らせを聞いたのね』とエルドリアは察します。
ユリエルに関する話は出てこないので、とりあえずエクロットをこの場から引き離したいようでした。
『追い出したということまではまだ聞いていないようだけど・・。どうせ隠すこともできないわ』とエルドリアは判断します。
「陛下のところへ行きなさい。話はまたいつでも聞いてあげるから」とエルドリアが言うと、「・・はい。ことが終わりましたらすぐに姫様の元へ伺います」とエクロットは答えます。
その後のエルドリア
2日後には、ユリエルの話は宮中の広まっていました。
話の中心はユリエルというよりは皇女でした。
最近は穏やかだと思ったけど結局は、という話であり、首を切られないようにと侍女たちは怯えます。
エルドリアは、今日も侍女たちに癇癪を起こしてキツく当たります。
「私にこんなものを食べろというの?」と、床に皿を投げつけ、弁明しようとする侍女らに「言い訳なんて聞きたくないわ!もういいから皆出て行って!」と追い出すのでした。
布団に伏せながら、『これくらいやれば禁断症状らしく見えるわよね?』と、エルドリアは爪を噛みます。
渾身の演技でしたが、不安でした。
どうしても他の方法が思いつかなかったエルドリアでありましたが、侍女らに迷惑をかけることに罪悪感を覚えていました。
エルドリアの目的は、皇宮内に運び込まれた麻薬を探すことでした。
しかし、誰が関わっているのか調べる方法がわからず、禁断症状のフリをして相手から出てくるように仕向けていたのです。
夕方になり、エルドリアを訪ねる者がありました。
ついに現れたのかしら、とエルドリアは期待します。
「早くこちらを」と、薬の包みを持って現れたのは侍女のヘスでした。
「場所は!?」とエルドリアはヘスの手を掴みます。
「薬を隠しておく場所を変えたのかと聞いているの!」と言うと、「し・・しかし、一日に一定量以上を服用されますと・・」とヘスは答えます。
もっと薬を服用したい、と要求していると勘違いしているようでした。
「薬を全て別の場所に移すわ」とエルドリアが言えば、ヘスは驚いた顔をします。
「1つ残らず宮外に持って出てちょうだい。誰にも知られないように」とエルドリアの言葉に、「・・かしこまりました」とヘスは答えます。
皇女の部屋を出たヘスは「・・どうして」と呟きながら移動を開始します。
その後ろから、侍女のデイジーが後をつけるのでした。
エルドリアの作戦
デイジーはうまくやっているくれているかしら、と暗くなった部屋でエルドリアは思案します。
ヘスが常に皇女の味方という確信は、エルドリアにはありませんでした。
ユリエルを宮外に追い出して時間を稼いでも、皇帝とユリエルが偶然出会うことを防げなかったように、システムがユリエルのために新たなルートを作ってしまう可能性がありました。
ゲームウィンドウに表示されていた「手掛かり」である、[奪われたものは皇女の寝室にある]というソレを解決するためにエルドリアは考えます。
エルドリアが探しても、寝室にあるというソレを見つけることはできませんでした。
できるだけ早く解決しなきゃ、と考えていると、扉を叩く音が聞こえます。
キィ、と扉を開いて現れたのは愛人のナドリカでした。
「・・ナドリカ?どうしたの?」とエルドリアが問うと、「姫様・・!」とナドリカは駆け寄って抱きついてくるのでした。
第25話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第24話】の感想
エルドリアにとっての敵はユリエルというよりはシステムのようですね。
エクロットは表情の変化が少ないですが、視線と行動が皇女を慕っているのを感じます。
エクロットが最後に何を言いかけたのか気になりますね。
デイジーは無事にヘスを尾行できたのかも気になります。
エルドリアに抱きついてきたナドリカは何を考えているのでしょうか。
次の話も気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第24話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。